1リストの獲得に、あなたはいくらまで払えますか?
フラスコ代表、安田です。サラリーマンは全く知らなくて、ビジネスをしている人にとっては常識ということはいくつかあって、「リスト」という概念もその1つです。メルマガを送るメールアドレスなどの連絡先のことですが、これに1件いくらまで使えるかということは、結構ビジネス展開の要だったりします。たまにはそんな話を。
リストはちょっといやらしい概念
私はビジネスを始めた頃、「リスト」という概念がどうも好きになれませんでした。リストを集める、のはわかるのですが「リストの質が低い」「リストが汚れる」「リストを教育する」「リストに流し込む」などなど、いやらしい表現が多いなと。リスト1件1件の先には、人が1人1人いるのになと。
「ビジネスって結局、良質のリストを大量にゲットすることじゃないですか!?」などと言う人を見て、「品がないなあ・・・」と思ったりしていたものです。この辺りは慣れてしまうと何も感じなくなるのですが、そんな感覚はいつまでも大切にしていたいなとも思います。
それを踏まえてあえて言うと、ビジネスの成否を決めるのは究極のところ、リストの質と量なんです。嫌悪感を抱いた方はいったんそれを押さえて、読み進めて見て下さい。ブログ1記事で一気に納得して頂けるかは自信がないのですが、できるだけお伝えする努力をしてみます。
リストの質と量が成否を決める
ビジネスがリストという無機質なもの「だけ」で決まってしまうというのは、明らかに言い過ぎです。強い商品があるか、知り合った人から信頼関係を得られるか、プレゼンテーション・デリバリー・アフターサポートなどなど、ビジネスに必要な要素はリスト以外にもたくさんあります。
なのでまあ、「ビジネスとは究極のところ、商品力だ」とか「究極のところ信頼関係だ」と言ったとしても、間違いではありません。そのいずれも、どれかが欠落していたらうまくいかないのは事実ですから。リスト「だけ」ということはないでしょう。ただそれでもそれらが整っていることは前提として、リストの重要性については異論がないところです。
商品やサービスが売れるかどうかは、リストの量と質にかかっています。最初の頃はあまりピンときませんが、長くビジネスを続けていくと誰もが、このことを痛感するのです。
ビジネスは「確率論」
というのも時間軸をやや長く取ると、ビジネスというのは「確率論」になっていくからです。短期では確かに情熱でなんとかなったり、奇跡的なことが起こったりすることはありますが、それだけで長く続けることはできません。どんなビジネスも、何回セミナーをしてそこに何人集め、何回の商談で何件クロージングできたか、という「ゲーム」に収束していきます。
商品の強さや人の能力も、その確率に影響を与える要素と考えることが可能です。リストの質が高ければ成約の確率は上がりますし、リストの量が多ければ母数である試行回数が増えますから、確率が一定でも多くの成果が出ます。つまり、リストの質と量ということです。あなたの商品・サービスと合った見込み客がどれだけいるか、ということです。
もちろん商談をする相手は人なので、こうしてリストを中心に考えることは無機質のようですが、それだけに一面の本質を捉えているとも言えます。確率で経営を考えることは、セールスをする人、サービスを提供する人があなたでなくても成立するので、経営管理上も重要な考え方です。
広告を使った場合の単価
なのでビジネスをやっている人は誰でも、どれだけそのことを意識しているかは別にして、リストの獲得に相当なエネルギーを注いでいます。時間や手間、仕組みの構築、そしてお金。お金でリストを獲得する方法の一つが、広告だということになります。広告を使ってリストを獲得する場合のコストは、1件あたりいくら(CPAと呼びます)くらいになると思いますか?
これには諸説あって、どんなプレゼント(オファーと言います)をするかにもよるのですが、今は「1件あたり3,000〜4,000円かかる」と言っている人が多いようです。昔はもっと安くて1,000円を切るくらい、うまくやれば数十円でリストを得られたという「伝説」も聞きます。私自身の体験としても、少し前なら1,000円を切ることは十分可能だったように思います。
これが今や、私の体験ベースでも3,000〜4,000円というのも頷けるところですし、かなり工夫をして豪華なプレゼントをしてもせいぜい2,000円前後とかで、1,000円を切ることはとてもできないという感じです。コロナでみんながオンライン集客にシフトして、バブルになっているのかもしれません。
フラスコで1,000円、2,000円を配る理由
ところでフラスコでは、正会員になって頂けたら2,000ポイントの入会ボーナスと紹介者の方に2,000ポイントのお礼を差し上げますし、無料会員になって頂くだけでも漏れなく1,000ポイントを差し上げています。このポイントが使用されたら結局はフラスコ事務局の金銭的な負担になるので、「太っ腹ですね」と良く言われるのですが、リストの観点から見ると説明がつきます。
もちろん、ポイントを試しに使うことでフラスコの良さを知って貰いたいということもあるのですが、1,000〜2,000円をお支払いしても、良質な「リスト」を1件獲得できるのであれば良いかな、という俯瞰した考え方がその背景にあるのです。すぐに何かを買ってくれなくても、メルマガを読んで私やフラスコのことを知って頂けるだけで長い目で見たら元は取れるかなと。
まあフラスコが急成長するフェーズでは思った以上に負担感があるので、たまには何か買って頂きたいところではありますが(笑)、でもまあなんとかなるでしょう。広告にお金を使うくらいなら、効率的とも言えますし。とにかく今回はそれくらい、リストは重要だよというお話でした。
もしまだメルマガ登録していないあるいは解除してしまったという方は、そういうわけでぜひぜひ!!