文章力を向上させるための5つの方法
フラスコ代表、安田です。「作家に、俺はなる!」とルフィー風に宣言したものの、じゃあどうやったらなれるんだろう。少なくとも文章力は絶対必要だよね、ということで今回はその話。いやまずここまでの文章力がひどい!(笑)
文章力とは何か
「作家になる」という言葉だけが独り歩きすると、「安田、小説家になるってよ」みたいに変わってしまうことが容易に予想されますが、小説家になるわけではありません。いくらなんでもそれは無理、いやラノベくらいならいけるかな。
小説家になる道は、小学生のときに諦めました。優れた小説を読めばいつも、ストーリーの組み立てもさることながら、文章力の面でもその表現の豊かさ、語彙力、普段から風景として見えているものがそもそも違うと感じます。
私が目指すのはあくまで、ビジネス本の作家です。なのでここで言っているのはそういう芸術的なレベルではなくて、「どれだけわかりやすく書けるか」という文章力の話です。
1.多様な本を読む
いきなり結論を言ってしまえば、文章力を向上させるには本を読むしかないんじゃないのと考えています。本が読む習慣がない人は、好きな本を大量に読むところから始めたら良いでしょう。
まずは簡単な本で良いんです。ハリーポッターとか、推理小説だって構わない。専門外の少し怪しい本を読んだりもします。ネット記事でも読まないよりはマシかもしれませんが、できればまとまった量の文章を読む方が良いでしょう。
私はビジネス書の作家を目指すので、ビジネス書を良く読むようにしています。まあ昔からビジネス書や自己啓発本は好きなので、ここは割とできています。ヒマさえあれば本を読む、そういう習慣を作るということですね。
2.良質な本を読む
本を読むベースができたら、少しレベルの高い文章にチャレンジしてみましょう。「古典」と呼ばれる、ときの試練を超えてきた本です。あ、「いとをかし」とかの古典じゃないですよ。数年、数十年くらい経っても評価されている本。
古典はどうしても海外の翻訳ものが多いのですが、日本語で書く前提であれば日本のものを、英語で書くなら英語のものを読むのが文章力を向上させるという目的からは効果的でしょう。小説も含め、良書を選んでじっくり読みましょう。
3.文章術の本を読む
文章を書くなら、文章術の本も読んでおくと良いでしょう。フラスコ的には文章術のセミナーに参加しろ、と言うべきところなのかもしれませんが、今のところその必要性を感じていません。補助的に使うのはありえますが、まずは本です。
文章術について書かれた良書が、たくさんありますから。他のテーマなら、本を読むのが苦手な人にはセミナーをお勧めするのですが、わかりやすい文章を書くことが目的なら「読むのが苦手」は通用しないと思います。
4.写経する
私は写経はやったことがないのですが、それこそセミナーなどに行くと結構これをお勧めしている人が多いんです。良書の名文や有名なコピーを、ノートに何度も書き写せと。それだけで文章力は伸びるって言うんですよね。
セミナーで言ってるっていうことは、文章を書くのが本当に苦手な人にとってはこれが最短ルートだという意味かもしれません。その先生自身が写経でうまくなったとはちょっと考えられないので、どうしても書けない生徒さんに効果的な方法なんだということなのでしょう。
5.たくさん書く
本を読んでいる前提なら、たくさん書くのが一番です。日記を書く、ノートに書く、ブログやメルマガを書く。できれば苦しみながら書くのが良い(笑)。というのも、私の文章力が一番向上したのは、サラリーマン時代だからです。
「読んだけど、何が言いたいのかわからない」と上司に言われてショックを受け、何度も何度も書き直した日々。「は」でも「が」でもどっちでも良いだろう、とか思いながら、確かに書き直すと読みやすくなるという訓練の日々。
やっぱりそういう、緊張感がある中で書いた文章というのは、力になるんだと思います。これから本格的に本を出していく中で、ああいう経験をまたするのだろうと想像すると恐怖感もありますが、楽しみでもあります。
何を目指すのか
繰り返しになりますが、小説家を目指すわけではありません。ビジネス書の作家として、価値の高い内容を、わかりやすい文章で書ければ良い。むしろわかりやすさよりも、価値の高いコンテンツを出し続けることの方が重要でしょう。
そのわかりやすさも、サラリーマン時代の経験やブログを書き続けてきたことによってある程度のレベルにはあるとは思いますが、到底このまま作家として通用するレベルではありません。まだまだ、これからだなあと。
当面は読書量と、文章を書く量を増やして、訓練しないといけないなと。そういう決意も込めて、このブログを書いたとこういう次第です。何か参考になれば嬉しいです。それでは。