WEB広告費が高くなってる?
フラスコ代表、安田です。昨日からダーウィンのキャンペーンが再開しているのですが、去年と比べると広告単価が高い気がします。それは本当なのかっていうのと、そんなときどうするの、っていう話をします。
感覚としては上がっている
ダーウィンのキャンペーンなど新しいことを仕掛けるときは、リアルでの告知、ブログ・メルマガやSNSだけではなく、FacebookやGoogleを通じて広告を出したりもするわけですが「なんか、高くなってる」気がします。
これはネット黎明期だった昔と比べて、というような大きな話ではありません。ほんのここ数年とか、なんなら去年の夏〜冬と比べても、単価が上がっているように感じます。
これは私だけが感じていることではなく、同じようにネット広告を出している方とお話をしていても、「高いよね」「もう、ネット広告中心のビジネスは難しいよね」という声が聞こえてきます。
まあ株価もバブルだし、ネット広告もバブルなのかなあとも思いましたが、本当にそうかとちょこちょこと調べてみました。
広告単価の推移を見ても
「広告単価の推移」みたいなそのものずばりの統計が出てきてすんなり解決するかとも期待したのですが、統計はその性質上、どうしても半年・1年前のものになります。結論から言えば、足元すごく広告単価が上がっているというエビデンスは、見つけられませんでした。
ただ、コロナが流行った去年の今頃から夏にかけては単価も出稿量も大きく下がったのは確かなようです。それが秋くらいに回復したよ、っていうところで数字の更新は止まっています。
でもまあ普通に考えて、補助金やら何やらも含めてみんながある程度はオンラインにシフトしたので、それと相性が良いネット広告は伸びているでしょう。単価が上がるのは当然、という気もしますね。FacebookやGoogleは、ますます儲かっているだろうなあと。
広告単価を決めるさまざまな要素
ただ、「だからネット広告で勝負をするのはもうムリ」というのもまた、短絡的だなあと思うんです。私が感じている「高くなった」は、広告マーケット全体の影響ももちろんありますが、戦略・戦術でカバーできる部分も大いにあるからです。
というのは、広告単価を決めるのはいかに対象を絞り込むかとか、どんな特典を付けるのか、広告の画像や文章などのいわゆるクリエイティブ、タイミングなどなどさまざまな要素があるからです。
そういったことを試行錯誤しつつ、もっと言えば単純に広告に依存するだけではなくて他にできるあらゆる手段の一つとして広告を捉え、それらの組み合わせでビジネスを最適化する、ということが求められると思うわけです。
マーケティングオートメーションはどう考える
とは言え、このタイミングで『マーケティング・オートメーションセミナー』なんてのを仕掛けているのもまた事実で、今夜もセミナーがあるわけです。なんか、バブル真っ盛りのときに資産運用のセミナーをするような恥ずかしさがあります。
まあ実際、私にMAの知見が溜まったのはコロナでビジネスのオンライン化を一気に進めたから、という面もあるので仕方ありません。もともと海外に住みたいのでオンライン化を進めていましたが、急激に世間が追いついてきたのでぐんと加速しました。
このセミナーでMAを知って、その人なりのファネルを組み立てて、市場に投入したときにはネット広告費がピークに達している、みたいなことは十分に考えられます。そこは資産運用と同じで、「学んだ方が絶対良いけど、この環境で今すぐ儲かるかは言い切れない」という要素がありますね。
ビジネスのリスクを減らすには
なかなかリアルの展開ができないというこの制約の中で、最近良く考えるのですが、リアルに全て依存したビジネスも危険ですが、オンライン・MAに全振りするのもまた同様に危険だなあと。
確かに今は、オンラインやMAの実験をするには最適の環境ではあります。しかしおそらくは、いつとは言い切れませんがコロナがある程度収束するタイミングでは、リアルビジネスの「バブル」が来ます。そのときに、リアルから撤退していると損をしてしまいます。
逆に、コロナウィルスを超えるようなリアルビジネスにとっては最悪の逆境が出現しないとも限りません。どんなリスクにもある程度は対応できる、環境に依存しないビジネスを構築していくのが、大事だなあと思う今日このごろです。
ということで、ダーウィンのキャンペーンと『マーケティング・オートメーションセミナー』をやってます。キャンペーンでは電子書籍『コミュニティ・ビジネスの教科書』が漏れなく貰えるので、登録だけでもぜひに!広告が高いので!(笑)