自由になるためにマーケティング・オートメーションは必要か
フラスコ代表、安田です。今度、マーケティング・オートメーションつまりビジネスプロセスの一部を自動化することについてセミナーをやります。正直このコンテンツを投入することについては葛藤もあったので、それについて考えたことをシェアします。
マーケティング・オートメーションとは何か
マーケティング・オートメーション(以下MA)とはその名の通り、マーケティングを自動化することだったりそのやり方のことを指したりします。例えば、スモールビジネスのイベント集客だったらリストを集めて、教育して、イベントに誘うっていうことを手間ひまかけてやっているわけですが、これをある程度、自動的にできるようにしようと。
メルマガを何通か自動的に送信するステップメールなんかはもうかなり前からあったんですけど、ここ数年で顧客管理とか個々の状態に合わせた案内の配信など、きめ細かな対応ができるツールが、個人事業主でも使えるくらいの価格で使えるようになってきたんですね。
別々のツールを組み合わせて連動させ、あたかも一つのシステムであるかのように動かして手間をほとんどかけずに、何千人・何万人の見込み客に対して個別に対応しているかのようなサービスを提供できる(もちろん限界はありますが)ようになってきたんです。これ、ちょっとした革命と言えるかもしれません。
自由になるためのプロセス
私は『誰もが自由で、好奇心あふれる生き方ができる世界を創る』というミッションのもと、かつての自分つまりサラリーマンが自由になれるようなサービスを取り揃えています。コミュニティ・ビジネスの実験室としてフラスコを作ったり、最近ではダーウィンという最上級のコミュニティかつ個別サポートを提供したりしてきました。あ、ダーウィンについてはこちらを。
人が自由になるためには、まず「稼ぐ力」が必要です。これは商品を作って、セミナーを開催して、情報発信をやってという順序で地道にやれば、できます。イチからサポートしてきて、ちらほらこのレベルに達する人が出てきたので、その先を用意しておこうかなと思うに至りました。それが、MAなんです。
かつて私自身の「これ永遠に交流会に出て、毎日メルマガやブログを書き続けないといけないのか・・・」というビジネスに対する絶望感を打ち破ってくれたのが、MAだったんですよね。いや実際、一生それをやり続ける人もいるのですが、私の基準としてはそれは自由とは呼べないのです。自由になるためには、一つステージを上げる必要があります。
MAは怪しいイメージが強い
そんなMAをコンテンツとして投入するのになぜ葛藤があったかというと、まあこれまだまだ「怪しい」というイメージが強いんですよ。やれプロダクトローンチだ、エバーグリーンだ、なんちゃらファネルだなんていうやり方は、初めて体験したときにどうしても違和感を感じます。私も、感じました。
せっかくコミュニティ・ビジネスの分野で気づいてきた信頼が、失われる可能性があるなあと。でもそれって、新しいものに対する抵抗感もあると思うんですよね。クラウドファンディングとかオンラインサロンも、やっぱり最初は怪しいと感じましたし、パソコンやスマホですら最初は「何の役に立つの?」って思いましたよね。
だからMAも、世間の反応がそんな感じのうちに取り入れておいて、時代が追いついてくるのを待てば良いんじゃないかなと覚悟を決めました。「安田はダークサイドに堕ちた」「金の亡者だ」というのが、現時点で想定している反応です。まあ1〜2年は黙ってじっとサンドバックになって、耐えることになるでしょう。
リアルと組み合わせるなら
かつて「怪しい」と言われてきた他のテクノロジーと同様に、MAにも実際にダークサイドへの入り口はあって、それは情報商材と組み合わさるとより発現しやすくなります。「中身のないものを、人間の心理だけを利用して、ダマして売る」という組み合わせですね。確かにそういう破壊力が、MAにはあります。
純粋な情報商材とMAは相性がとても良いですが、私自身は今のところ、MAをリアルのサポートを充実させた商品を中心に使っています。MAをフル活用すると、見込み客の方と全く顔を合わせなくても売れてしまいます。サポートすら全て、リアルを絡めずに済ませることすら可能です。
でもそうすると、顧客がどんなに不満を持っていてもそれに気づかないということが起こりかねません。それは気持ちとしては楽かもしれませんが、長期的なブランド戦略上は最悪です。そこは、注意が必要な点だなと考えているんです。
セミナーをやります
みたいなことを、セミナー『 マーケティング・オートメーションセミナー 〜放っておいてもあなたの商品・サービスがどんどん売れる!〜』でお伝えします。オンラインではありますがリアルタイムのセミナーです。今回に関しては、全然オートメーションじゃありません(笑)。まあそれも今回限りで、いずれ動画化します。
やっぱりセミナーは一回、リアル(タイム)でやってみないと反応がわかりませんから。魂の入ったコンテンツを作るためには参加者の方の反応が欲しいんです。セミナーもバックエンドも、まだなんにもできていません。自らの経験を基に、これから1ヶ月かけてMAについて研究しながら仕上げるという地獄です。
どうなるかはわかりませんが、私にとってもあなたにとっても、有意義なセミナーになる気がします。MAを進めていくと私が人前に出る機会はどんどん減っていきます。そういう意味でも貴重なセミナーですから、もしお時間が合えば、ご参加下さい。面白いはずですよ!