Twitterの活用法
フラスコ代表、安田です。昨日あるところでTwitterの活用法を語ったのですが、「まあ適当に、好きなことをつぶやいたら良いんじゃない?」くらいしか言えなくてちょっとだけ(ちょっとだけね)後悔したので、もう少し掘り下げて考えてみます。
ブログの拡散
活用法としてまずわかりやすいのは、これですね。ブログの拡散。ご存知のとおりブログは書くだけでは誰にも読まれることはありません。検索で引っかかるのを期待して、ただ待つだけということになるのですが、SNSはその弱点を補ってくれます。
読んで欲しいのはブログでありメルマガ、もっといえば本であり、またセミナーやフラスコそのものを使って頂くことが目的なので、Twitterはその入口でしかありません。とりあえずブログを拡散できるから、Twitterはやっておこう。そんな感覚です。
イベント告知・集客
イベントの告知も一応、やります。でもこれはどうなんでしょう、たまに「ツイッターで知って参加しました」という方もいらっしゃいますけど、今のところ多数派ではありません。少なくとも、Twitterを集客の主力にはできないんじゃないかなあ。
まあよほどのインフルエンサーの人が、そのインフルエンス周辺のイベントをやる場合には、威力を発揮するかもしれません。Twitterでしか知り合えない人というのはいるので、一つのチャネルとして持っておくのは良いと思います。
テストマーケティング
面白いと思うのは、テストマーケティング的な使い方です。ちょっとつぶやいてみて、反応を見る。そういうことがとても機動力高くできるのがTwitterです。こんなイベントや商品は需要があるかな、こんなブログを書いたら読まれるかなということが、ある程度は探れます。
私が良くやるのは、いくつか思いついたことをランダムにつぶやき、その反応を見ながらブログ記事を組み立てるという「頭の体操」です。つぶやくのはブログを書くことに比べたらハードルが低いつまり楽なので、内容の整理にもなります。リプライがそのままブログのネタになったりもします。
特定の誰かへのメッセージ
あとちょっとマニアックな使い方として、これがあります。「ペルソナを想定して、刺さる内容を書け」という王道の話ではなく、「明日あの人に会うから、ネタとしてこれをあげておこう」「今日イベントで会った人たち向けにメッセージを書いておこう」という使い方です。
他の人が読んでも意味は通るように書くようにはしていますが、やはり圧倒的に「狙った人」が反応してくれます。ややブラックな表現をすると、それで特定の人の思考をある程度はコントロールできるんじゃないか、というような気もしています。
情報収集
Twitterが有用だと思うのは、情報収集ツールとしての使い方ですね。誰をフォローするかで入ってくる情報がガラリと変わりますから、受動的ではあるのですがある意味では意志を持って、情報を集めることができるわけです。変な人をフォローすれば変な情報が入ってくるので、自己責任ではありますが。
主だったニュースや相場の動き、世論がどのように形成されていくのか、なんてことがTwitterを見ているだけでざっくり把握できます。もちろん、特有のバイアスがあるので「その情報だけで良い」とまではとても言えませんが。効率的に、ざっくり把握する目的です。
集客のじょうごにおけるTwitter
ビジネスの観点では、Twitterは単独で集客をするツールとしては弱いと思います。というか、SNSだけで集客をするという考え方は捨てなければいけません。だってSNSって本来、そういう目的で提供されているものではありませんから。
集客をするなら広告を出して下さいという話ですし、お金をかけられないならせめて、他のオウンドメディアと組み合わせて使いましょう。Twitterは集客のじょうごの入口、初めての人とごく柔らかく触れ合うのに適しています。直接的な集客や販売には、向きません。
ひとりごとをつぶやく
っといろいろと書いてきましたが、Twitterの本来の用途は「好きなことを気楽につぶやける」これに尽きると思います。とかくSNSはビジネスでどう使うか、という面がクローズアップされてしまいがちですが、もともと(無料ユーザーは)純粋に楽しむためのツールなんですよね。
だからビジネスでの活用というのは、Twitterを普通に使いこなせることが前提の、いわば応用問題なんですよ。初心者の方が「集客ができない」「良いことを投稿しないと意味がない」と悩んでいるのはナンセンスで、まずは意味のないことから投稿して、ツールそのものに慣れましょうということを昨日は言いたかったんです(笑)。
そうしているうちに、ちょっとした裏技を発見する感覚で「あれ、これ集客にも使えるんじゃない?」「ビジネスで役に立つ人と出会っちゃった」ということが起こり始めます。それまでは楽しく、ムダな投稿を大量に、すれば良いと思うんですよね。