世界が変わるとき生き残るのは、変化に適応できるものだけだ
フラスコ代表、安田です。ちょっと頭のおかしい話をします。私は日本生命という超安定企業を辞めて起業をしたのですが、「こっちの方が安全かもな」って思うときがあります。いざというときに自分が変化できないって、危険なんですよ。
「安定している」とは何か
いや普通に考えたら、絶対大企業が安定していて、安全だと思いますよね。公務員とか、安定の象徴みたいな存在ですよね。ただそれは、高度成長期とか世の中が安定しているときだけの話で、変化が激しい時代にはそんなこともないのかなと。
「副業ができない」なんていうのはもうリスクの典型で、これだけ変化が激しいときに実験すらできないのでは、もう会社や国にしがみつくしか選択肢がないことを意味します。大企業や公務員が副業しにくいのは、副業解禁の流れの中にあって多少は改善されましたが、大きくは変わりません。
世界が大きく変わったときに、一番危険なのは「何もできずに死ぬ」というポジションです。今は公務員が一番きついなあと思ってしまいます。逆に起業家のような、常に変化できるというか変化することが仕事みたいな立場だと、世界の変化はむしろチャンスであって、リスクではないんですよね。
生き残る種とは
『進化論』で有名なチャールズ・ダーウィンが言ったとされる(実際には言ってないらしいですが)名言に、こんなのがあります。
〜生き残る種とは、最も強いものではない。最も知的なものでもない。
それは、変化に最もよく適応したものである〜
実際に誰が言ったかというのはここでは重要ではありませんし、「これは種の適者生存の話だから個人の努力とは関係ないよ」みたいなことも踏まえた(ので突っ込まないでください)上で、これってビジネス的に面白いなって思うんですよ。
世界が大きく変わるとき、生き残るのは強いものでも知的なものでもない。変化によく適応し、自らも変化するものだっていう解釈ができますよね。これはまさにその通りで、安定的だと思っていた立場が、世界の前提が変わることによって崩れ去るというのは、長い歴史の中では良くあることなんです。
生物が海から陸に上がったり、恐竜が滅びたり、特に強いわけではない人類が栄えたり。どの国が栄えて、誰が英雄になるか。我々は思っているよりも大きく環境の影響を受けていますし、その環境は比較的短期間に大きく変化することがあります。
やってくるのはユートピアか、ディストピアか
まあ、「生き残る」なんてのはちょっと大げさな表現かもしれません。ただ生きるために食べていくだけなら、人類全体の進歩の恩恵を受けて、なんとかなる可能性は割と高いでしょう。今の変化は大きくは、AIだったりロボットだったり、科学的な進歩で生産性は高まる方向ですから。
そんな頑張って仕事なんてしなくても、ベーシックインカムみたいな仕組みが整って、生きていくことだけはできるかもしれない。そういう豊かな未来が来ることを信じて、何も考えないで生きていくという選択肢もあります。みんなで渡れば怖くない、ですね。
ただそうなったときに働かない人間の尊厳が十分に保たれるかも定かではありませんし、そうならないかもしれません。普通に、価値を提供できない人は死ぬ未来が来るかもしれない。勝ち負けではなく、私はどんな未来が来るとしても価値を提供する側でいたいし、自由と好奇心という自らの価値観で生きていたいと願っています。
コロナは一つのテスト
「変化っていうのは、新型コロナウィルスの流行のことを言っているのか?」と聞かれたら、そうではありません。少なくとも、それだけのことではありません。コロナはあくまで、来たるべき変化の一部を先取りした、テストみたいなものじゃないかと感じています。
これから数年あるいは数十年かけて変化するはずだったことが、コロナをきっかけにいくつか加速した。そういうことではないかと。だから、ビジネスが「コロナの影響で潰れた」と平気で口にする経営者は、厳しい見方をすればリスクについて真剣に考えてこなかったんじゃないかと思ってしまいます。
ウィルスの流行は全く考えられなかったリスクということでは決してなくて、あまたあるリスクの一つに過ぎません。オンライン化・デジタル化だって大きな流れとしては進んでいました。ただそれがちょっと、加速しただけなんです。
これから、本当の変化が始まる
これで「この世の終わり」なんてことはもちろんなくて、ワクチンが普及してこの生活様式にも慣れて、もしかしたらウィルス自体が弱毒化したりして、世界の一部はかつてのやり方に戻っていくことでしょう。ああやれやれとほっとしている人は、同じ過ちを繰り返します。
どんな変化であってもそれをチャンスと捉え、何ならそれ以上のスピードで自らも変化する。そういう人やビジネスだけが、これからの時代を生き抜いていけることでしょう。新サービス『ダーウィン』はそういう想いを込めて投入した、最先端にして最高峰のサービスです。
もしかしたら、まだ早すぎるかもしれません。コロナがなかったら理解すらできないコンセプトでしょう。それでも今から、やっておくことに意味を感じています。いずれ時代が追いついてくる。それくらいの気持ちでやっています。こちらから、キャンペーンに登録してその考え方だけでも、知って下さい。一緒に、生き残りましょう!