結局、集客はリアルなのネットなの？

投稿日: 2020年6月22日

フラスコ代表、安田です。コロナが落ち着いて経済が動き出したのが嬉しくてテンションが上がり、「フラスコ交流会だ！」というメッセージと「ネット集客の最先端知識も面白い！」というメッセージが同時に錯綜してしまい、一部の方には混乱を引き起こしているかもしれません。本当に反省しています。ちょっと冷静になって、まとめますのでご容赦ください。

起業初期の集客は圧倒的に「リアル」

起業初期に関しては、「Web集客（ネット集客）だけで、稼いでやろう」という考えは捨てた方が良いです。最先端のツールを活用したマーケティングオートメーション、楽しい響きですよね。でもこれ、先日の記事でもお伝えしましたが数十万円以上のバックエンドを持つものだけが真の価値を引き出せる、「強者のツール」です。

きちんとした実績や、汗をかいて稼いだ経験、それらに裏打ちされたバックエンド商品がない状態で集客の自動化なんて推し進めた日には、もうそれ単なる詐欺師です。稼ぎ方を教えるという稼ぎ方を教えるという稼ぎ方を教える・・・っというあれです。マトリューシカみたいになっていて、中身が何もありません。

一般論みたいなことを言うようで恐縮ですが、やっぱり最初は労働集約型で、効率の悪い稼ぎ方ってやつを経験すべきです。それがあるから、自動化の説得力があるんですよ。楽して簡単に稼ごうと思うと、マトリューシカになっちゃいます。

リアルの力を増幅するのが「ネット」

確かにネットの力は強大です。コストをかけず、多くの人に同時にアクセスできるなど、良いところもたくさんあります。全自動とまではいかなくても、SNSやブログ・メルマガ、せめてYouTubeくらいでオンラインで集客を完結させたいという気持ちは誰しもあるでしょう。何を隠そう、私もあります。

そもそも、交流会とか苦手ですから。対面でお話するのはまあまあ得意と言って良いくらいですが、起業したばかりのときは１対多数の交流会は本当に嫌でした。交流会に行きたくないからブログを頑張ったというところもあります。仕組みづくりも頑張っている方でしょう。

実験的にリアルでの活動量を落とす時期を作ったりしていますが、やはりビジネスは停滞します。特にこのコロナ期間は本当に、リアルでの活動をほぼ止めてみた（Z00mすら抑えた）結果、「ビジネスを成長させるならリアルでの活動は必須」という当たり前に見える結論に至った次第です。

上級者はリアルを当たり前に使いこなす

これから起業する、あるいは起業したばかりの方が憧れるような成功者の方はどうしているでしょうか。確かに、もうオープンな交流会には行かなくなった方も多いかもしれません。でもそういう方を分析していくと、リアルでの活動を重視していることに気づくはずです。

交流会を主催していたり、参加者限定のハイレベルな交流会に参加していたり、なによりお客さんと一緒に過ごす時間をしっかりと確保しています。ネットだけで完結しているビジネスモデルを貫いている方も大概、初期にはリアルの場を活用して必死に集客をしていた時期があるものです。

少なくとも、リアルで会ったときに「魅力がないな」と感じる人は例えネットビジネスであっても成功していません。「リアルで集客とかクロージングできるのは当たり前でしょ？」っという前提のもとで、ネットの力を活用しているのです。決してリアルが苦手なわけではないのです（ごくたまに例外はありますが）。

理想形はもちろん「ハイブリッド」

ここまで書いてきて自明ですが、全ての業務をネットで完結させるというのは、理想的ではありません。目指すライフスタイルによっては最終的にそれに近づく人もいるかもしれませんが、ある程度のレベルに達するまではリアルも組み込んでいくべきです。リアルを入れるかどうかで、ビジネス成長のスピードが違います。

リアルにもネットにも、一長一短があります。それぞれの良さを活かして、最適にビジネスモデルを構成するのが一番良いに決まっています。その結果、ビジネス交流会を推進しつつマーケティングオートメーションも研究する、という状態になったのが今の私です（笑）。疲れますがまあそういうステージであり、好奇心の強い個性なんだと諦めています。