これからはリアルかオンラインか? 〜「フラスコ交流会」を始めます〜
フラスコ代表、安田です。さてさて、緊急事態宣言が解除され、来週からは大部分の商業施設が動き始めます。
人が集まるイベントもある程度はできるようになるのですが、じゃあこれからはリアルのイベントが熱いのでしょうか。それとも、自粛の中で始まったイベントのオンライン化の潮流はますます加速するのでしょうか。
溜まったエネルギーと恐怖心
これからはリアルかオンラインかということを考えるときに、足元の「時代の雰囲気」を見ておくのも有益でしょう。私個人はそこまででもありませんが、世間一般のムードとしては長い自粛の中で、リアルで人と会って話したりお酒を飲んだりするのはやっぱり良いなあ、というエネルギーは溜まっていると感じます。
なんだかんだ言っても久しぶりにオフィスに出社し、同僚と一緒に仕事をしてみて「楽しい、良いものだ」と感じた方も多かったのではないでしょうか。やはりリモートワークでは、伝わらないものもありますからね。リモートが素晴らしくてリアルがダメ、みたいな単純なものではありません。
一方で、リアルのイベントに対する恐怖感というか、嫌悪感みたいなものも感じます。できれば人と会わずに生活をしていたいという気持ちも、今このタイミングでは多くの人が持っているようです。マスクをしないで街を歩いているだけでもたまに、人を殺したくらいの目で見られたりもしますからね。ちょっと過剰だと思うのですが、これは理屈というよりもムードなので仕方ありません。
オンラインイベントは便利
そしてこの2ヶ月で理解できたのは、ズームなどを使ったオンラインでのイベントやミーティングは便利だということです。何しろ、お互いに移動時間や待ち時間がありません。直前まで他の作業をしていられるし、間をほとんど空けずに連続で人と「会う」予定を詰め込んだりもできます。
単純にイベント一つの「効果」だけを考えるなら、それはできるならリアルの方が良いに決まっているのですが、しかし全体の生産性まで見渡すと、全ての活動をリアルでやるのはあまりにも非効率だということに、多くの人が気づいてしまったのではないでしょうか。
ミーティングにしてもセミナーにしても、少なくとも何割かはオンラインに置き換えた方が全体の成果は高まります。どの部分がリアルでないとダメで、どの部分がオンラインでも良いか、という「見極め」が、これからは重要になってくることでしょう。
しばらくはリアルに戻るはず
そうは言っても、人間というのは「ないものねだり」です。ご飯ばっかり食べていたらパンも食べたくなるんです。自粛がゆるくなったらしばらくは、リアルのイベントに参加したいという人は増えるでしょう。恐怖心もわりと短期間で、減っていくんじゃないかと考えています。喉元過ぎれば熱さを忘れる、ですね。
しばらく世の中は、やっぱりビジネスはリアルに限るよね!人と会わないとダメだ!みたいなムードになるでしょう。揺り戻しです。こういう小さな波と、オンライン化の大きな波があって経済は構成されている、という世界観を経済学部を卒業した人は持っています。コンドラチェフの波、みたいな(笑)。
そして第2波がやってくる
そして次なる「波」がやってきます。コロナ第2波ですね。このブログを書いている時点で東京の1日あたりの感染者数はかなり早いスピードでの増加傾向を示していますから、遠からぬ将来、100人を超えることもあるでしょう。ワクチンや特効薬が普及するまでは、自粛そのものがなくなることはなさそうです。
そうすると必然的に、リアルのイベントをやっているというのは反社会的である、というムードにもなります。影響の大きい、接触が濃厚な「夜の街」のクラスターを封じ込める方が優先順位がずっと高いとは思うものの、リアルイベントのリスクはゼロではありませんからそのムードには強く反論もできません。
そんな感じで、オンラインが絶対、やっぱりリアルが良い、オンラインが望ましい・・・っという波を繰り返しながら、この先1〜2年はコロナと共生していくのだろうなという見方をしています。
新しい「フラスコ交流会」
そんな中、新しく「フラスコ交流会」を立ち上げます。あれ前にもやってたんじゃないの?という声もあるかとは思うのですが、今までやってきたフラスコ交流会は実験バージョン、ただの飲み会でした。これから始めるフラスコ交流会はビジネス交流会です。
今まで辛抱強くコミュニティ・ビジネスの考え方を啓蒙してきて、イベントをやってみよう、オンラインサロンを持ってみようという人は増えてきました。これは素晴らしいことです。自由で好奇心あふれる生き方を手に入れるための、大きな一歩です。
フラスコ交流会は次の一歩、そのイベントやオンラインサロンにいかに参加者を集めるかという「集客」に取り組みます。お互いのイベントやセミナー(実験)をプレゼンして、応援し合う。興味を持ったら参加しあったり、興味を持ちそうな人を紹介してあげる、そんな場です。
そういうビジネス交流会は世の中に既にあるのですが、どうしても「怖い」「紹介なんてできない」「売り込まれる」というイメージがあるので、フラスコで独自に提供することに決めました。フラスコだったら、これからビジネスを始める方でも参加しやすい、優しい交流会が作れるはずです。
私や共同代表の野村さん、大重さんも主催していくつかフラスコ交流会を立ち上げますが、フラスコメンバーの方であれば「ブランチ」という形でフラスコ交流会を主催して頂けます。そう、わりと大々的にやるんです。主催者(ブランチリーダー)は信用を貯めることができて、一番のメリットがありますので、ぜひぜひ手をあげてやってみてくださいね。詳細はまた、お知らせします!