考え抜いてから、一周回ってもとに戻ることの効果
フラスコ代表、安田です。いやあ、緊急事態宣言が終わりましたね。新型コロナウィルスとの戦いがこれで終わったとは思いませんが、ひとまずこれで次に進めます。自粛期間、考えていたことの一部をシェアします。
「お金のコンテンツ」を投入するか
自粛期間としてかれこれ1ヶ月以上は時間があったので、フラスコを次のステージに進めるにはどうしたら良いかということを考え続けてきました。その中のテーマの一つとして「お金のコンテンツ」というのがあったんです。
今のフラスコのコンテンツはサークルモデルと起業塾、つまりオンラインサロンを特徴とした副業と起業が中心なのですが、尽きるところこれは「稼ぐ力」を身につけるということだと。そして、人が自由を得るためには「稼ぐ力」と「殖やす(あるいは騙されないための)知恵」が必要だなと考えていて。
そしてフラスコはいずれ、お金のプラットフォームになると感じているので、そろそろ直接的なお金のコンテンツを投入するタイミングかもしれないなと。とは言ってもお金で高額講座を作るのは危ないし、オンラインサロンが合うかな・・・などと悶々と考えていました。
「本」を書いて見えてきた世界
なのですが、「これだ!」っと確信できるコンテンツがなかなか組み上がりませんでした。なのでとりあえず、頭の中の棚卸しの意味も含めてNoteに有料の記事『お金大全(仮)』を「本」を書くつもりで書いていて、そろそろ完成しそうです。あ、ちなみに完成したらまた、値上げします。
新たなメディアの開拓の意味と、出版社も自粛していて商業出版だと話が進まないから、実験するには良い機会ということで書いてみました。が、結果から言えばこのテーマで商業出版にしなくて本当に良かったです。
いや以前から書きたいと思っていたことは全て書き切れましたし、読み物としてもけっこう面白くなったと思いますが、「大全」というテーマで書くのはものすごく大変で、しかも自分に向いていないということが良くわかりました。私はもっと、ストーリー性・メッセージ性のあるテーマの方が魂を込めて書けます。
お金は当面、実験レベル
この「本」を通じて、いま背伸びをしてお金のコンテンツを作っても、目指す未来にはあまりつながらないという感覚を強める結果となりました。当面、お金の話はカオス型(笑)の実験室である『キュリオシティ・ラボ』で取り扱っていきます。
今のマーケットをどう見るかとか、何に投資をしたとかいう話には一定の需要があるとは思いつつ、今はまだ、そこに注力して料金を頂く気にはなれないといういったんの結論です。「稼ぐ力」で自由を得た次の課題である好奇心の実験室で、遊びの一環としてお金の話をしていきたいです。
世間は大部分、もとに戻るが・・・
でまあ、こんなことは全て私の頭の中だけで起こっている話で、はたから見たら何も起こってないじゃないかという気もします。でもこういう思考実験は重要で、いっかいぐるりと思考を巡らせてから、今やっていることに戻ってくると軸がしっかりするんです。
この自粛期間を通じて、世間は一度はリモートワークとオンライン会議が支配する世界の実験を経験しました。世界が変わったように見えますが、自粛が解除されれば大部分は元に戻ることでしょう。普通に通勤をして、リアルで集まることが中心の世界に戻ります。
それでも、一度この「実験」をしてみたことの意味は大きいと私は考えています。その気になればいつでも、そっちの世界に行ける。良いところ取りをして理想のビジネスモデルなり暮らし方を確立させる。リアルの良さを噛み締めながら今までどおり生きていく。しっかり考えて行動している人にとっては、いずれにしてもプラスです。
これからは「リアル」の実験フェーズ
フラスコもオンライン化の対応はさんざん進めてきましたが、しばらくの間はリアルに軸足を戻します。不謹慎と叱られてしまうかもしれませんが、さっそくリアルの飲み会イベントもやります。互いのイベント集客を応援し合うような、交流会もどんどん作っていく予定です。
これでコロナが終わったとは考えていません。言われているようにきっと第2波が来るでしょうし、また全く異なる理由でリアルで集まるイベントができなくなる未来も可能性があるでしょう。それでも、この2〜3ヶ月はいわば「リアルの実験期間」だと思うんです。
オンラインの可能性はわかったと。なら逆に、リアルの可能性についてしっかり検証しておきたい。時代は揺れ動き、どちらが正解という結論が出ることはありません。であれば無理に流れに逆らわず、そのとき来た「波」に乗っておくことが、より強い仕組みを作るために必要なのではないか。
っというわけで、最近はそんなことを考えていますよっていうお話でした。みなさんもこの機会に、リアルのイベントを試してみませんか。リアルでできることは、ほぼオンラインでもできます。その逆は必ずしもそうではないので、リアルで実験することは価値が高いのです。