オンラインサロンは、いずれ「遊び」に向かう
フラスコ代表、安田です。ここのところ「人類を救うにはどうしたら良いか?」とかって大きなテーマについて考えていて、全然すぐ効果のあるような答えが出なかったので、とりあえず遊びのオンラインサロンを作ることにしました。大きな流れは、いずれ遊びに向かうはずです。
経済はほとんど止まっている
ここのところの緊急事態宣言で、私のまわりのビジネスはほとんど、止まっています。「いやいや、むしろオンライン会議で大忙しだよ!」という人もたまにいて、それはすごいなあと思うのですが、実体経済というか実のある部分はやっぱり止まっていると認識していて。
私で言えば、気合を入れて本を出版したタイミングで書店が次々とお休みになってしまったので見事に空回りしており、オンラインでのセミナーには参加してくださる方はちらほらいて、個別相談までは行っても実際に行動するのは「落ち着いてから・・・」みたいなことが多くなっています。
個人的には今は学ぶには絶好のタイミングだと思うのですが、恐怖でマインドが冷えてしまっている人を無理に焚き付けて行動させるのは主義ではないので、無理はしていません。私としてはそれで多少は手遅れぎみになるとしても、自分で気づいて行動を決意した人を、対象にしたいのです。
時間ができて、気づくこと
ということでオンラインでのセミナーや個別相談、講座などは粛々とやってはいるものの、基本的にはヒマです。移動時間と、打ち合わせ先で相手が来るのを待っている時間がなくなるだけで膨大な時間が生まれることに気づきます。普段、いかにムダな時間を過ごしているかということですね。
起業をしてからは、朝起きたら新宿のオフィス(近辺)に移動するというのを日課にしていました。そうしないと気持ちの切り替えがつかず、だらだらした時間を過ごしてしまうことが怖かったからです。それが、別に自宅やその近くのカフェで普通に仕事ができることに気づいてしまいました。
オフィスってなんだ?定期券って必要か?人に会う必要があるときってどんなとき?仕事ってそんなに長い時間やる必要ある?かけた時間と成果は比例しているか?何もしなかったら何か失うものがあるか?などなど、本質的な問いが多数浮かんでいる今日このごろです。
「稼ぐ力」について仕組みは整いつつある
一方、フラスコについて確認してみると、コンテンツの中心である「稼ぐ力」についてはかなり整ってきました。副業については著書『新しい副業のかたち』と「サークルモデルセミナー」があり、起業については『新しい起業のかたち』と「ビジネス構築セミナー」がある。
稼ぐ力は「商品力」「関係性構築力」「情報発信力」に分解できるのですが、それぞれにフラスコ起業塾実践会、サークルモデル実践会、そしてセールスファネル・ラボという3つのオンラインサロンが対応しています。
フラスコ自体のシステムも、イベントについてはほぼ満足できるレベルになってきましたし、もうすぐオンラインサロンについてもいったん完成します。システムについては完璧とはいつまでも言えないまでも、行動を積み重ねればきちんと結果が出る、というレベルには到達しているように思います。
「稼ぐ力」の先にあるもの
何年も前に構想したフラスコの仕組みは、ほぼ整いつつあります。「稼ぐ力」を身につけるための骨格となるコンテンツは自ら全て整えましたし、筋肉にあたる学びはメンバーの方がそれぞれ提供していってくれることでしょう。ムダなく漏れなくダブりなく、整ったなと。
そしてふと、「ムダがないというのもつまらないな」と思うに至ります。
もちろんわざわざ骨格部分を削り落とす必要はないわけですが、そろそろもっと先を見据えて、次の取り組みをしても良いのではないかと。一見全く役に立たない、「遊び」のコンテンツに取り組んでいっても良いステージに来たのではないかと思うのです。骨格でもなく筋肉ですらない、ぜい肉の部分ですね。贅沢な肉と書いて、贅肉です。
自由と好奇心は車の両輪
フラスコが掲げているミッションは『誰もが自由で、好奇心あふれる生き方ができる世界を創る』です。「稼ぐ力」は「自由」を得るために必要なものです。では「稼ぐ力」の獲得によって、いやもしかしたらベーシックインカムの実現というかたちで経済的な自由を手に入れた人が向かうところはどこか。
それは、好奇心です。言い換えればエンターテイメント、もしくはヒマつぶしです。今の自粛は、やがてくるその状態を疑似体験しているような気がします。経済的な不安が大きくてそんな余裕はないという人も多いかもしれませんが、政府からこの先ずっとお金が貰えるとしたらどうなるかという脳内シミュレーションくらいはしても良いと思うんです。
その状態で、好奇心まで枯渇してしまったらそれはもう十分に生きているとは言えません。これは逆説的には、今までお金を稼いできた人でも好奇心が死んでいたらどうか、という問題提起でもあります。遊びをせんとや生まれけむ。っということで、『キュリオシティ・ラボ』というオンラインサロンを作りました。結局、何の説明にもなってない(笑)。