リアルが強みの「集中講座」をフルリモートで提供する

投稿日: 2020年3月10日

フラスコ代表、安田です。出版を来週に控え、全力で本の宣伝モードに入らなくてはいけないのですが、ついうっかり新サービスをリリースしてしまいました。完全にあれです、試験前に部屋の片付けをしたくなるやつです。でもこれ、良いと思うんですよね。

サークルモデル集中講座とは

いきなり集中講座の話をしても、サークルモデルセミナーを受けて頂いた方にしかわからないですよね。だから、セミナーを受講して下さい、以上。ではさすがに不親切すぎますか。ではせめて前作『新しい副業のかたち』は読んで頂いていますか？なんと、読んでいない？！これは困りましたね。

では192ページの本を思い切って圧縮して、一瞬で説明しますよ。今は働き方改革など副業のビッグウェーブが来ているので、副業をすべきです。しかも会社に隠さず、堂々と。大学生がサークルを運営する程度の覚悟とノリでイベントをやったり、オンラインサロンを持ったら良いんです。

で、その考え方をサークルモデルって名付けました。とてもシンプルなので誰でもできるのですが、独力でやると「とある理由」でまあほぼ失敗するでしょう。それをフルサポートして失敗する理由を全部潰すサービスが「サークルモデル集中講座」です。少人数のグループワークという形で、毎回宿題が出ます。これで大体、伝わりましたかね。

個別サポートと遠隔地対応の要望

なので、本気で取り組む方は集中講座に参加して頂けるのですが、もちろん様々な理由で参加されない方もいます。「今はまだその時ではない」とか「自分にはできる気がしない」などは別に良い（そんなことないと思いますが）のですが、中には「もったいないな」と感じる理由もあるんです。

それが、「興味はあるが遠方に住んでいるので参加できない」「忙しすぎて平日の夜は参加できない」です。後者に対しては次の４期では集中講座を土曜に開催したりして対応はするのですが、それでも時間が取れないという人は、結構います。まあ、「本気だったら時間は確保できるはず」ということでスルーしてきましたが、でもできることはしたいなという思いはずっとあって。

かといって、単純に今リアルでやっている講座をZoomを使ったリモートに代えても、一応成立はするとは思いますがリアルと比べるとどうしても熱量が失われるなと。いずれやるとしても、対応はもう少し先かななんて考えていました。

なぜ今、リモートなのか

そこにやってきたのがあいつです。新型コロナウィルスですよ。大イベントの自粛要請がかかってからも幸い集中講座は体調を崩す人もいなく、少人数なので淡々とやっているのですが、セミナーの方がほとんど参加者がいなくなりました。公式イベントも中止しましたし、はっきり言ってヒマなんです。

せっかく時間ができたので、じっくり考えました。こういう環境でも継続してサービスを提供でき、かねてからの課題である遠隔地対応をしつつ、いずれ田舎や海外に住んでも問題なく回るような仕組みを作ろうと。その結果、できたのがこのサービスです。

これだと世界各国どこにいても対応できますし、やってみないとわからないところはありますがおそらくは動画だけ収録しておけば直接担当するのは私じゃなくても成立します。他のサービスにも展開可能なので、これはなかなか、良いものを作ったなという感じです。今のところ。

リアルの価値をどう保つのか

リモート講座のやり方はこうです。全６回で構成されるのはリアル開催と共通で、そのつど「講義」部分を収録した動画をお送りします。それで、毎回「宿題」が出るので、それに取り組んで頂く。メドは２週間ですが、これは受講者の方のペースで自由に取り組むことができます。

宿題を提出して頂いたら、Zoomかチャットでつないでフィードバックです。ここは当面、私が担当します。１時間程度、その人の成果物に対するフィードバックをし、議論を深めます。それで納得したら、次の講義に進むというわけです。グループで実施するよりも個別でたっぷり時間がかけられるので、サービスレベルは上がります。

グループ受講と比べて失われるのは「他のメンバーからのフィードバック」ですが、その代わりに得られるのが「講師からの個別サポート」です。この２つを比較すると、それほどの差はないというのが私の考え方です。それでもどうしてもチームが生み出す化学反応が欲しいという方は、今のところは頑張って東京に通って頂くということでしょう。