新型コロナウィルスとフラスコのイベントについて
フラスコ代表、安田です。大規模イベントの自粛勧告、小中高校の一斉休校と、新型コロナウィルス封じ込めは非常事態の様相を呈してきました。このような状況を受け、フラスコ代表としてどのように考えるかをいったん整理します。
現在の状況
新型コロナウィルスに関する最新情報は厚生労働省のサイト等の信頼できるソースを参照して頂くとして、海外・国内ともに感染者が増えつつあり、国内においては冒頭の通り大型イベントの自粛要請や小中高校の一斉休校といった対策が政府より発表されています。
これを受けて、著名アーティストのコンサートや大人数が集まる講演会などのイベントは軒並み延期もしくは中止となっています。ただ、自粛要請は強制力のあるものではなく、中には参加者に注意を呼びかけつつ実施に至るイベントもあり、いずれも賛否両論分かれているというのが現状でしょう。
このような状況では、政府の判断もイベント主催者の判断も、どちらを選んでも誰かから批判されてしまうということになりがちです。それでも最優先すべきは参加者の安全確保であることは、反対する人はいないでしょう。
判断基準は
個人的な見解から申し上げると、ウィルスの脅威もさることながらパニック状態に陥ることの方が被害は大きいので、経済活動そのものを止めるほどの状況ではないと考えています。とはいえ、医療機関の混乱を避けるためのピークコントロールという考え方には一定、賛同するところです。
なので、少人数で集まって行われるセミナー等は主催者・参加者が十分に注意をしつつ自己責任で開催することも選択肢であり、中止・開催いずれの判断も尊重する。飲食を含む交流会などは慎重に判断(基本的にはやらない)という考え方が、一般的なのかなと考える次第です。
ちなみに、イベント主催者としての肌感覚をお伝えすると、「頑張ってイベントをやっても、来てくれる人がすごく少ないなあ」というのが率直なところです。来週以降はお子様のケアも必要になりますし、世の雰囲気的にもこの傾向には拍車がかかるものと予想しています。
公式イベント
このような状況を受け、3/9(月)のフラスコ交流会、3/11(水)のフラスコセミナーについては、2週間の活動自粛期間に入っていることもあり、大変残念ですが中止とさせて頂きます。参加予定の方、大変申し訳ありません。当然、返金はさせて頂きます。オンラインサロンの特典に関しても、何か代替案を考えてみます。
zoomを使ったオンライン開催も検討はしたのですが、いずれもリアルでの熱感を重視したイベントであり、まだそこまで参加予定者も多くない中でのオンライン開催にどこまで意味があるだろうかと考えた結果、今回は中止とさせて頂くという判断となりました。なお現時点では、4月以降の開催は未定です。状況を見つつ、またご連絡を差し上げます。
また公式イベントでも、私が直接担当をしていないものについては主催をお願いしている方の判断ということになりますが、3/2(月)のニーズマッチフラスコ支部は開催中止、3/25(水)のフラスコ読書会についてはオンライン開催を検討しています。
その他のイベント
その他、フラスコを使って開催されているイベントは多数あります。こちらについては開催は主催者の方の判断に委ねる、ということになります。繰り返しになりますが、小規模のイベントについては開催をするという判断も可能な状況ですし、むしろあとから振り返れば開催する方が合理的な判断だったとなる可能性が高いかもしれません。
いずれにしても主催者の方、参加者の方がご自身で判断され、納得感のある意思決定をして頂ければ良いでしょう。開催の場合でも、手洗い・消毒・マスクの着用・飲食や身体の接触を避けるなど、常識的な自衛手段は整えて頂くことをお勧めはさせて頂きます。「やれるだけのことはやった」という感覚も、大切ですからね。
今後の方針
今回の新型コロナウィルス騒動は、決して楽観はできませんが、いずれ収束に向かうものと考えています。この2週間のピークコントロールが終わり、暖かくなってウィルスの活動が弱り、ワクチンも生産されてきて・・・というのがメインシナリオではあるでしょう。
それがいつ、どのように起こると現時点で予想することはできませんし、イベントに関しては参加者の方に影響のあるものですので、偶然に期待したギャンブルのような行動を取ることもできません。あくまで、状況次第で判断していくしかありません。
慌てず騒がず冷静に。個人事業主・経営者の方は収入にも影響があることと存じますが、参加者の安全を確保することを最優先に判断して下さい。オンライン開催も、せっかくの機会なので試してみたら良いと思います。SNS上でも、交流しましょう。オンラインサロンオーナーやイベント主催者にとっては、この状況はチャンスと捉えられなくもないかもしれませんよ。