親知らずを即決で抜いた件
フラスコ代表、安田です。今日は読書についてのブログを書こうと思ったのですが、予約していた歯医者で急遽親知らずを抜いたので頭の中がそのことでいっぱいになり、もう観念して親知らずを抜いたことについて書こうと思います(笑)。
親知らずは抜くべきなのか
もともと親知らずについては興味があってざっくりは調べていました。「親知らずは虫歯のリスクもあるし、使わない歯だからできるだけ抜くべきだ」という意見と、「害になるものでもないので抜かなくても良い。人間の身体にムダなものはないので、触らない方が自然の状態に近い」という意見が分かれています。
私が考える結論としては、「親知らずはわざわざ抜かなくても良くて、抜いたほうが良い理由が発生したときに考えたら良い」ということで納得していたんですよね。すぐ抜かなくて良いと思えたことで、正直ほっとしていました。
「抜いたほうが良い」とは言わない歯医者
私はこう見えて100歳まで生きる予定なので、歯については気を使っている方です。3ヶ月〜6ヶ月に1回は歯医者さんに行くようにしていて、歯石を掃除してもらったり、虫歯があれば早めに治療したりしているんですね。
で、今日はその歯のメンテンナンスということで歯医者さんに行ったのですが、そこで「親知らずが虫歯になっている。噛む相手もいないので治療する意味はない。放置するか、いっそ抜いても良いかもしれない」とのソフトな提案を受けたわけです。歯医者さんは専門家なので、抜いたほうが良いとか抜くべきだと強く勧めるリスクは取らないんですね。
ああ、「抜く理由」ができてしまった。急ぎではないので数ヶ月考えても良いし、次回までに決めるくらいの先延ばしでも良いわけですが、せっかくなので意思決定の訓練、即決してみようかと思いました。いつまでもこのことでくよくよ悩むのはイヤですし。ポイントは2つだけ、残しておくことのリスクと抜くことによるリスクの対比だけです。
残しておくと何が起こるか
残しておくと、虫歯が徐々に進行します。親知らず自体はいつか抜けば良いので進行しても構わないという考え方もあるでしょうが、虫歯を「飼っておく」のも気持ちが悪いですよね。痛みも出てくるでしょうし気分も悪く、周りの歯にも悪影響がありそうです。
今回問題となっている親知らずは左の上なのですが、歯ブラシが届きにくいので十分に磨くことができず、かみ合わせの相手の歯がないので全く役に立っていません。抜く必要もないのかもしれませんが、残しておくメリットは何もないということのようです。
私は昔からですがたまに頭痛がするので、これはもしかしたら親知らずのせいなのではないかと疑っていましたが、歯医者さんとのディスカッションによればどうやらそれは関係なさそうとのこと。でも抜いたら頭痛が少しは楽になるんじゃないかというそこはかとない期待があったりはするんですよね。
抜くことによるリスクは何か
では逆に、抜くことによるリスクは何があるでしょうか。これは歯医者さんの言葉を借りると「抜くと痛いです。あと、稀に抜いたところに穴が空いて蓄膿になることがあります。でもそれもこのレントゲンからはリスクは低そうですね。それくらいかな」とのこと。
ちなみに歯医者さんは自宅の近くにあるショッピングモールに入っている普通の歯医者さんなのですが、この先生は若くてすごくわかりやすい説明をしてくれる、頭の回転の早い感じの人なので私は波長が合い、なんとなくですがすごく信頼しています。それも今回の決断には大きく影響しています。
今日・明日に重要な予定があったりすればタイミングは考えますが、特にそういうこともなかったのでもう、抜いちゃおうかなという判断に至りました。残しておく意味はないし、抜くことによるリスクも大したことがなさそうです。
抜くのは怖いが悩むのはムダ
とは言え「じゃ、今から抜きますか」となるといやいやちょっと待って心の準備ができてない・・・と私も思いました。歯医者さんにとっては親知らずを1本抜くことくらいコーヒーを1杯飲むのと同じくらいの感覚ですが、こちらにとってはおおごとですからね。
こういうとき、今回は保留して次回に抜いてもらう、という判断をする人が一番、多いんじゃないですかね。でもそれ、合理的な意味はないですよね。冒頭の「一応、インターネットで調べる」というプロセスがまだだったらそれもあり得ますが、今回はそれも終わっているので。
確かに歯を抜くのは怖いです。しかしその判断を2週間くらい延ばしたところで、私が体験することになる怖さの合計値は増えるだけで減りはしません。まあ親知らずを抜いて大事故になったという話は聞きませんから、怖いだけで実質的なリスクはほとんどないのでしょう。
そう考えて、「やってください」ということになりました。麻酔をして、なんかやっとこみたいなやつで引っこ抜いたのでしょうが見てはいません。思った通りですが、やってみたらそんなに怖くもなければ痛くもありませんでした。このブログを書いている間にも、麻酔は和らいできましたし。なにごとも、案ずるより有無が易しなんですよね。