「学ぶ」「教える」「成功する」。誰もが「信用の器 フラスコ」を持ち、育てて、つながる10万人のコミュニティ・プラットフォーム

信用の器 フラスコ

オンラインサロンの人数は何人がベストか

フラスコ代表、安田です。オンラインサロンを設計していく上で、人数の上限を設定する必要はありませんが、最終的にだいたい何人くらいになるかのイメージは持っておいた方が良いでしょう。しかしそもそも、何人だったらコントロールできるのでしょうか?

世の中の事例からいけば

人数に上限なんてないのではないかと思わせる事例としては、キングコング西野さんのオンラインサロンの人数が4万人に迫る勢いです。なので、結論としてはオンラインサロンには上限人数はない、ということになります。おしまい。

でも良いのですが、さすがに西野さんはカリスマ性とマネジメント能力と情報発信力を併せ持つ化け物(失礼)なので、再現性がありません。実際、参加人数はここがぶっちぎりのトップで、2位となれば2千人くらいに一気に下がります。

あの堀江さんががっつり仕組み化しているHIUですら、月額1万円とはいえ人数は1,700人くらいでとどまっています。今の世の中的には千人いけばメガサロン、という感じですね。こちらはこれといった統計はありませんが、間違いなく100人以下のサロンが圧倒的に多いでしょう。

部下をマネジメントするなら

経営学の世界では、伝統的に一人のマネージャーに割り振る部下の適切な人数は5〜8名程度と言われています。スパン・オブ・コントロールっていうんですかね。10人くらいはいけるんじゃない、みたいな研究もあってばらばらですが。

これは感覚的にも理解できて、課長の部下はだいたいこれくらいの人数で、それより大きな組織だったら部長が数名の課長を束ね・・・というように、ピラミッド型の組織は構成されていますよね。組織が成長して1人のマネージャーに部下が20人、となれば中間管理職みたいな人が出てきて。

私としても、イベントやセミナーでコントロールできる人数としては7〜8名で、3〜4名の方がより濃い関係性がつくれると考えています。20人になったらもう、全体のコントロールは諦めて各テーブルに委ねます。何の仕組みもなく、生身でマネジメントできるのはせいぜい8名でしょう。

ダンバー数は有力

ではコミュニティやオンラインサロンの人数限界は8名なのかというときっとそんなことはなくて、ダンバー数の方が参考になりそうです。人類学者のロビン・ダンバーさんが提唱した数で、人間が安定的な社会関係を維持できるとされる人数の認知的な上限。わかりやすく言うと、

「もしあなたがバーで偶然出会って、その場で突然一緒に酒を飲むことになったとしても、気まずさを感じないような人達のことだ」

だそうです。ちなみに私、こんな関係性の人は数人しか思い浮かびませんが。そんな風に個人差はありながら、100〜250の間にコミュニティの人数の一つの限界がありそうです。

「この限界は、相対的な新皮質の容量の直接的な作用であり、これが集団の大きさを制限する。[…] 新皮質の処理能力上の制限は、安定的な人間関係が維持される個体の数に直結する。」

霊長類つまり猿も人間も、実はその能力には大差がないということなんですね。

一説に拠れば2倍だが

その後、アメリカで行われた調査ではこの数は290くらいだという説もあるようで、実は私は当初こちらの数を仮説として採用していました。人生計画フォーラムを力押しで300人にしようとして挑み、結果としては170人まで行きましたが、目標には全く届かなかったんです。

解散騒動は、こういう実験の結果です。自分のコミュニティとしては、300人くらいにならないとビジネスとしてはつまらない。もし300人に届かないなら、コミュニティプラットフォームとして再編する必要があるなと考えていたのが「300人達成できなければ解散する」の真意です。

コミュニティをやっていると、10〜20人で一つの壁があり、100人の壁があり、150人の壁があることを感じます。人生計画フォーラムは勢いで170人になりましたがあの壁は150人ではないかと思っていて、今のフラスコも長いこと150人の壁に当たっています。

どうも、個人のエネルギーと交流会や紹介に頼った「力押し」ではどんなに頑張っても150人にしかならないのではないかと感じています。科学的な根拠がない体感ベースと考えていましたが、ダンバー数なのかもしれないな、と思うようになりました。

スケールさせるか、密な関係を保つか

しかし実際には、西野さんのエンタメ研究所のように4万人のサロンもあるわけです。これは何かというと、運営者の能力の差もありますが、大きいのは設計の違いです。これ、実はメディア型のサロンなんです。Facebookへの投稿だけで、会費の元を取らせる設計です。メンバーのマネジメントをするという発想ではありません。

一方、田端大学なんかは教育型のオンラインサロンですが、ダンバー数を強く意識して少数精鋭で運営されているようです。要はオーナーが、メンバーひとりひとりにどれだけ関心を持ち、コミットするかによって適正な人数は変わるということです。

メンバーを「管理」しようとするなら5〜8人、「仲間」と捉えるなら150人前後が適正、「読者」や「視聴者」だったら上限なくスケールさせることも可能、ということでしょうね。さらには、チームを率いるリーダーの存在や仕組みづくりによってもそこは変わるわけで・・・今回は、そんなことを考えると楽しいですよね!っていう話でした。

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