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「何もしない」リスクってどういうこと?

フラスコ代表、安田です。「何もしないということにもリスクがあって、それは意外と大きいよ」なんて良く聞くじゃないですか。実際に私も言うので、何がリスクなのかをちょっと掘り下げてみましょうか。

何かすることにはリスクがある

まずは直感的な話として、何かしようとすれば常にリスクが発生する感じがしますよね。

外に出れば交通事故に合うかもしれないし、人とコミュニケーションを取れば傷つけられるかもしれない。食事をすれば食中毒になるかもしれないし、スポーツをすれば怪我をするかもしれない。

それは別に誤解でもなんでもなくて、事実です。家で寝ているのが一番安全なんです。もちろんその家が火事になったり飛行機が堕ちてくるかもしれませんが、外を歩くよりはリスクが低いと言えるでしょう。

ただ何もしないと、お金も稼げないし食べるものもなくなるのでお腹が空いてきて、結局は生きていくことができません。これがまあ、何もしないリスクなわけですね、直感的には。

資産運用における「何もしない」リスク

私がかつて仕事をしていた資産運用の領域ではどうでしょうか。何もしないということは例えば、得たお金を自宅のタンスに現金で持っておくか、せいぜい銀行に預金しておくことを指すでしょう。

株や不動産で投資をするよりは、損をすることがないので良さそうに思えますよね。でもこれ、実はリスクの高い行動です。まず、この先もし日本の財政がおかしくなって、円安になったときに損をします。

円安というのはつまり外国の通貨と比べて円の価値が下がることなので、ドルを持っている人と比べたら資産が減るんですよ。ドルを買って持つというのは攻める感じがするかもしれませんが、円安に対してはリスクを減らす、守りになるわけですね。

こんな風に、富というのは相対的なものなので、株価がすごく上がる局面では株を持っていない人の資産は減っているとも言えますし、不動産もそうですね。何もしないと、損をすることがあるということです。

サラリーマンの「何もしない」リスク

同じように、サラリーマンとしてとにかく仕事を頑張るというポジション、つまり特定の会社に全てのエネルギーを投下するのは、一見合理的な行動に見えるのかもしれませんが、実は危険な行為です。

絶対に潰れない大企業ならそれも良いじゃないか、と思うかも知れませんが、融資の仕事をしていた経験から言わせて頂ければ「絶対に潰れない会社」というものはありません。日本航空やシャープ、東京電力ですらあんな感じになりましたし。

会社の方が潰れなかったとしても、あなたが会社から必要とされなくなるという「リスク」は存在します。だから仕事を頑張る、というのはわかりますが、もしかしたらその努力の方向性が間違っている可能性もあります。

仕事の手を抜けということではありません。またあなたの「市場価値」を高められる努力であれば、やるべきです。しかし、外の世界で通用しないような特殊な作業ばかりをやっているのならば、もっと違うスキル(例えば、「稼ぐ力」)も身につけ、努力の「分散投資」をしておくべきです。

そもそも、リスクって何だ?

経済学においては一般的に、リスクは「ある事象の変動に関する不確実性」を指し、リスク判断に結果は組み込まれない(Wikipedia)。

なんだか良くわかりませんが、要はリスクというのは変動幅であり、それは「悪いことが起こる」ことに限らないんです。「確実に1億円損をする」場合にはリスクはなく、「1億円儲かるか、1億円損するか」だとリスクが高いということです。

このことを資産運用の世界では、「リスクはリターンの源泉」って言ったりします。リスクのない国債を買っている限りはリターンもほぼゼロで確定しているわけです。「どのリスクを取るか」が投資判断なのであり、これは事業や人生についても同じです。

変化できるものだけが生き残る

今は、変化の激しい時代です。インターネットを媒介とした情報の革命により世の中の情報量は日々指数関数的に増えていき、テクノロジーは変化し続けます。個人の寿命は伸びている一方、会社の寿命はむしろ短くなっています。

なので一つの会社で一生、働き続けられるとは限りません。特定の会社に依存したスキルなら、会社から放り出されたら生きていけませんし、専門性があってもその専門領域がある日突然、環境の変化(例えばAIやロボットなど)によって無価値になる可能性もあります。

そういう環境下で、確実に生き残ることができるのは、「学び続けられる人」だけです。『種の起源』で有名なチャールズ・ダーウィンが言ったように、

「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。唯一生き残ることが出来るのは、変化できる者である」

なのです。何もしないで今の環境に適応することだけをやっていると、環境の変化というリスクに対応できませんよ、ってことですね。もちろんお仕事は頑張りつつ、外の世界に触れて学び、変化し続けましょう。結局はそれが一番、安全だっていうことですね。

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