燃え尽きそうなとき、どうしていますか?
フラスコ代表、安田です。タイトルは先日、お会いしていた方から受けた質問です。「燃え尽き症候群」ではないですが、行動を続けているとやはり疲れるときは私にもあります。みなさん、そんなときはどうしていますか?
どこが疲れているか
まず、私は本質的に内向的なので「肉体的に疲れる」とか「考えすぎて疲れる」というよりは「人に会いすぎて疲れる」方がダメージが大きいです。なので、人に会わないで2〜3日過ごすことができれば、概ね回復するんです。よって以下の方法は、外向的な人には全く当てはまらないはずです。
疲れからの回復方法もそうですが、自分の性格を知ることはなにかと重要ですね。外向的な人は、きっとキャンプに行ったりお酒を飲んでカラオケを歌ったりすると元気になるのでしょう。まあその人になったことがないので知りませんが(笑)。以下、内向的な人の燃え尽き対処法です。
お風呂に入って良く寝る
サラリーマン時代にこれを強く実感したことがあるのですが、忙しくなったらお風呂に入る時間も惜しくなってくるんですよね。晩酌をして、面倒になってシャワーを浴びてだらっと寝てしまったりするようになって睡眠の質が悪くなり、朝はしんどいという悪循環にはまります。
とにかく、ストレスを感じるときこそ帰ったらすぐにお風呂に入り、早めに寝ることです。なんだかんだ言っても、よく食べてよく寝て適度に運動をするのが精神衛生上は一番良いんです。食事を抜いたり睡眠を削ったり運動不足になっていたら、やばいんだと知っておくことはとても重要です。
ジムに行って、ぼ〜っとする
ということなので、ジムに行くなどして適度な運動をするのも有効です。運動をすると眠くなるのですが、昼寝をするのも良いでしょう。ただ一説によると、1時間を超える昼寝は身体に悪いとも言われていますので、30分をタイマーで計って寝ます。ビックリするくらいすっきりしますよ。
昼寝をして気力が充実するときはそれで良いのですが、問題は昼寝をしたあともなんだか身体や頭が重く感じるときです。相当、疲れているのだなと自覚して、できればそういうときは無理に仕事をしないことです。〆切が迫った仕事があると仕方ないですが、計画的に休むことも必要です。
映画を観ながらビールを飲む
私はゲーム好きなので「ゲームをする」も入れようか迷ったのですが、ゲームをしたことにより疲れることもあるので今回は外しました。それよりは確実に回復効果を感じられるのは、映画です。一人でふらっと映画館に行き、ピンときた映画を見ると良い刺激が得られます。
映画館に行く時間帯は昼間が多いのですが、背徳感を味わうためにあえてビールを飲みます。なんならポテトやナゲットなど、子供が食べたいと言ったら反射的に止めてしまうようなジャンクなおやつも買ってみます。そうするとなんとなく、ああ、今の自分は自由だなって感じるんですよね。
カフェにこもって本を読む
私はこれといって趣味はなく、強いて言えば本と旅が好きなのですが、なかなか旅には出られないので本を読むのが手軽な回復法です。疲れているときは集中して考えることができないのですが、読みたいと感じる本を選んで読むことで頭のピントが少しずつ合ってくるのを感じます。
選ぶ本はそのときによって違います。直感的に、「読みたい」と感じるものが良いと思います。「読むべきだ」という本はしんどいときには読んでも理解が進みません。小説でも良いですし、全く仕事とは関係のないジャンルでも良いので、好奇心が反応する本を選びます。
こう書くと人間的にどうなのと言われるかもしれませんが、私の場合は家族と過ごすのはそこまで回復効果を感じないんですよね。もちろん深いところは癒やされているでしょうから必要なことなのかもしれませんし、自分としては家族との時間が不足してはいないということかもしれません。疲れているときはできれば一人になりたいんです。
一人合宿をする
ピークに疲れているときはできませんが、ノートに向かって考えごとをするととても楽しい気持ちになり、また頑張ろうという意欲が湧いてきます。できれば1日とか半日くらい時間があると良いのですが、アポの間に1時間くらいでも、頭がスッキリする効果はあります。
私は年に2回ほど、数日〜数週間にわたる「一人合宿」をして、一人でノートに向かって考え続けるという作業をします。思えばこの一人合宿で、半年なり1年頑張るためのエネルギーがチャージされているのかもしれません。合宿をしないと、だんだん疲れて何をやっているかわからなくなってきますからね。
ミッションに従う
最後にちょっと面倒くさいことを言いますが、ミッションに従って行動しているときは疲れにくい気がします。合宿をしないと疲れてくるのは、ミッションから少しずつ行動が外れていき、「ムダなことをしている」と感じることが増えてくるからだと自分なりには分析しています。
自分が本当にやりたいと感じていること、創りたい世界に向かって必要なことをやっているのであれば、そう簡単に燃え尽きたりはしないように感じています。なのでミッションやビジョンって、長くやっていくならやっぱり必要だなって思うんですよね。