ブログはタイトルと目次が9割 〜ブログを面倒くさがらずに書き続ける方法〜
フラスコ代表、安田です。最近、本の執筆(クラウドファンディングへの支援はこちらからお願いします!)などでブログの優先順位が落ちていました。珍しく日曜に記事を書いていることもあり、気分転換の意味も込めてたまにはブログの話を書きましょう。
読まれるかどうかはほぼタイトルで決まる
身もふたもない話ですが、ブログが「読まれるかどうか」というところに関してはホントに、9割以上タイトル「だけ」で決まります。これはメルマガも同じですね。現代人はみんな忙しいので、タイトルに興味を惹かれなければクリックすることすらありません。
ブログでもメルマガでも長年実験していますが、タイトルで踏み込んだ記事は顕著にPV・開封率が上がります。もちろん、例えばタイトルで「あなたの悩みを一発で解決する方法」的なことを書いて本文で悩みが解決できなければ筆者は信用を失いますから、煽れば良いというものではありません。
理想は、本文を読んだときに得るものがあるか、「思ったのとはちょっと違ったけど面白い」と感じてもらえることです。次回からはその人は、タイトルと筆者名で読むかどうかを判断するようになります。なので、信用の蓄積も大切なのは言うまでもありません。
タイトルと目次で決まるのは本も同じ
タイトルで売り上げの大部分が決まるのは本も同じです。だから、タイトルだけは著者ではなく編集者が決めるとも言われています。加えて目次、広告、装丁や著者プロフィールなどで売り上げが決まっていきます。
あえて言えば、本文の質はそこまで影響がありません。私は著者の文章力を重視するので前書きくらいは読んでから買うようにしていますが、少数派でしょう。もしかしたら目次も見ないで、ジャケ買いみたいな感じで買う人が多いかもしれませんね。
誤解の無いように付け加えると、メガヒットやロングセラーになるものは違いますよ。そこまでいくのは読んだ人が感想を拡散し、口コミで売れていくという流れができてこそです。あくまで最初、書店やAmazonに並んで一定の数が売れるまでの話です。
「目次」が書ければ中身を書くのは簡単
さて、ブログを書く側のお話です。ブログを書くのって結構エネルギーが必要ですよね。私もこの文章を書き始めるまで、ずいぶんと長い時間がかかりました。そう、正確にはブログを書くのが大変と言うよりは、ネタを出すのと書き始めるのが大変なんです。
私のスタイルはまずタイトルを書いて次に目次を4〜5個書いて、それから本文を書くというものです。今は語りかける口調で書くのが主流なので古いって言われがちですが、明確なメリットがあります。書くのがすごく楽ですし、論旨がブレにくいんです。
語りかける口調で書けば楽なように感じるでしょうが、日記ならともかくビジネスよりのブログであるなら、「で?結局何を言いたいの?」とならないように書くには相当な文章力が必要になります。むしろ、書くべきポイントが4〜5個決まっていて、その中身を埋めるだけの方が圧倒的に楽ですよ。どうせ主流はまた変わりますから、私はこのスタイルで行くと決めています。
ブログは間隔が空くと面倒になる
私は「文章は得意なので、ブログを書くのに苦はない」と発言することも多いのですが、これは半分は本当で、半分は自分にそう信じ込ませるために言葉にしているところがあります。やっぱり、ブログを書くにはエネルギーがいりますし、面倒なんですよね。
特に、1週間以上の間隔が空いてしまった場合には相当、辛くなります。もうブログはもちろん、Facebookはおろかtwitterにつぶやくことすらちょっと怖く感じるようになります。ちなみにこれ、私が思う書き込む抵抗感が強い順番です。
なので一つの方法としては、間が空いてしまったらtwitterのつぶやきから始めて、Facebook、ブログやメルマガといったところに一気に駆け上るというやり方もありますね。書き始めれば頭も活性化してきますから。紙のノートや日記帳から始めることもあります。
なら、タイトルと目次だけ先に書いておけば良い
ここ、結構ポイントです。人間の頭には「段取り時間」というのがあると思うんです。つまり、人に会って話していて、オフィスに戻ったからすぐに文章を書く、というわけにはいきません。頭の中を文章モードにするのに時間がかかるように感じています。
いったん文章モードになったら、タイトルや目次を思いつくのもずっと楽になります。私は、メルマガだったら3回分を一気にまとめて書きます。スケジュールの管理ではアポを極力同じ日に固めて、思考や文章に集中できる日を作ります。隙間時間に文章を書くというのは、とても効率が悪いと思います。
これをブログに応用するなら、2〜3記事をまとめて書くのも一つの手ですし、そこまでしなくても「文章を書き終えた直後、次回のタイトルと目次だけは書いておく」というのが良いでしょう。だいたい、2,000文字くらいの文章だと書いているうちに何かを削っていますから、「ああこれは次回書きたいな」と思うことも多いですから。
良い文章を書こう、多くの人の役に立つことを書こうと気負わずに「ああこれは誰かの役に立つかもしれないから一応、書いておくか」くらいのノリで良いのです。思いついたことを書くためのハードルが、間隔が空くとどんどん上がっていくことが問題なんですよね。