プロブロガーになるために必要なアウトプット量は1日何記事か
フラスコ代表、安田です。昨日、樺沢紫苑さんが主催するウェブ心理塾のイベントで立花岳志さんのセミナーを伺う機会があり、プロブロガーという生き方について感じるところが大きかったので、共有化してみます。私としてはちょっと珍しいので、感化されたということなのでしょうか(笑)
1日3記事を書くことができるか
立花岳志さんってご存知ですかね?超有名なブロガーさんでもちろん文章は読んだことは何度もありましたが、私も生で拝見したのは初めてです。「爽やかな話し方をする人だなあ」というのが第一印象でした。なお、セミナー内容は人生計画研究会である程度シェアしているので、そちらを参考にしてください。
もっとも印象に残ったのは、サラリーマン時代に「毎日、3記事ブログをアップする」と決めたことです。1日1記事の人はたくさんいたので、それと差別化するために3記事にしたということですが、仕事をしながら朝と昼休みと夜に、しかもカテゴリの異なる記事を毎日上げるのは、簡単なことではありませんよね。
それでも、1日3記事を毎日書けば人生が変わるかもしれないということです。立花さんのようなトップブロガーはそれを何年も続けてから独立していて、今でもそのペースを続けているので、新規参入で追い付こうと思ったら1日3記事では足りないかもしれないですね。最初は「質より量より更新頻度」ですってよ。
情報発信の本質はブランディング
昨日のセミナーのサブタイトルは【100万PVブログを作る方法】だったのでアクセスアップの方法もいくつもご紹介して頂きましたが、それよりも印象に残ったのは「情報発信の目的はブランディングだ」というメッセージでした。PVを増やすことはもちろん悪くはないのだけれど、最終目的ではないということですね。
アフィリエイトリンクを貼ったりアドセンス広告を入れて収益化するのは良いのですが、広告をクリックしてくれるということは自社サイトから流出していくということだと。それよりも自社の商品なりサービスを購入してもらう方が良い。だから広告収入のために嘘をついたり炎上を狙うなんて論外なんですよね。
テクニックはいろいろあるものの、読み手の役に立つことを書いて自分のことを信頼してもらう、ブランディングがブログの本質なんですよね。そこで信用を貯めることができれば、出版などの他の仕事にはいくらでもつながっていくというお話で、知っているつもりでしたがまさにそうだなあと腹に落ちました。
今の立花さんはプロブロガーではない
立花さんご自身も、今は「プロ」ブロガーを名乗るのはやめたそうです。ブログの収入は全体の一部でしかないので、教育事業やコンサルティング、講演活動などに軸足を移しているということでした。こんな風にブログで人生を切り拓いて、そのやり方を教えていくというのは理想的な流れですよね。
私自身も起業当初はブログをかなり頑張って、寄稿をしたりバズる記事を書いたりして収入も得ていましたが、その収入を得るために自分の軸がブレていくのを感じて全部やめました。弊社のサイトには他社の広告すら一切、貼っていません。私が書いた記事が役に立ったと思ったら、フラスコに入会してくれるのが一番良いですからね。
立花さんはそうではなくて安心しましたが、「頑張ってプロブロガー、インフルエンサーを目指そう」と主張する人には困ったものだなあと思っています。ブログなりTwitterなり、動画を投稿することが好きで仕方がない人が、気づけばプロになっていたというのなら良いのですが、そうではない人が頑張るのはちょっと違うんじゃないかなあと。
それでも年1,000記事を書き続けるのは
プロブロガーを名乗るのをやめた立花さんなのですが、今でも1日3記事以上のペースで、目標としては年間1,000記事のペースでブログを書いているそうです。これは、先生だからということもあるでしょうけど、ご本人の表現では「本当に好きで、楽しくてたまらない」んだそうですよ。「最近、仕事をしなくなっているのが悩み」だそうです。毎日ブログ3記事を書いているのに、「それは仕事ではない」とか。
インフルエンサーというのは、これなんですよ。頑張って絵を描く画家とか、頑張って歌を作るミュージシャンが一流になることって、少ないと思うんですよね。ブログを書くのが嫌いなのにプロブロガーを目指したり、インフルエンサーになろうと思って毎日Twitterを頑張って30投稿するのは、違うんじゃないかなあと。
その意味では私はたまたま文章を書くのは好きなので、毎日ブログを(まあ、1記事)書くことは可能な人です。週に2〜3記事というよりも毎日書いた方が楽かもしれないなあとも思うんですよね。ああ、これ宣言する流れかな。ま、当面は「ブログは理想は毎日だけど、とりあえずは書きたくなったら書く」ってことでお茶を濁しておきましょう!