私が「一人合宿」でやっていること
フラスコ代表、安田です。通常のお仕事は今週で終わり、来週から(12/25-1/5)は恒例の「一人合宿」に入ります。期間中は連絡がつきにくくなりますが、きっとまたフラスコや人生計画研究会のステージが一つ上がりますので、期待してお待ちください!で、一人合宿ってなんだっけというお話ですが・・・
一人合宿でやっていること
起業したばかりの頃は、私が一人合宿というと「はいはい、休んでるっていうことでしょ」みたいなリアクションが多かったのですが、今ではそんなことはなくなりました。フラスコの進化の速度を目の当たりにすることで、私が一人合宿にどれくらいストイックに取り組んでいるかが、伝わってきたかなと感じています。
一人合宿では簡単に言うと、誰にも人に合わず、時にはビジネスホテルにこもったりして「あらゆることを考え抜く」という作業をしています。使うのはノートとボールペンだけで、スマホの電源は切り、PCは最終日までほとんど起動すらしません。アウトプット中心なので、インプットは本を読むことすら、ほとんどしません。
期間は様々で今回は長い方です。今年の「解散」のときにはほぼ1ヶ月でしたしたが、まあ4泊5日くらいでやることが一番多いです。考えるテーマはその日ごとにざっくり設定しますが、例えば4日間あったら前半2日間でビジョン、後半2日間で戦術、という感じですね。時間軸的には一回遠くに行ってから、戻ってきます。
一人合宿が生まれたきっかけ
ちょっと話は変わりますが、これが生まれたのはいつなのか、私もはっきり覚えていないんです。気がついたら一人合宿をするのは当たり前だという感覚を持っているのですが、きっかけになったのは日本生命に勤めていた頃に経験した「点検業務」じゃないですかね。点検についてはあまり詳しくは述べませんが、まあ2ヶ月くらい研修所に缶詰になって作業をしたことがあったんですね。
簡単に言えば昼間は作業がありますが夜は自分の時間があり、家には遠いので帰れないという状況でした。お酒を飲むのが好きな人(ほとんど全ての同僚)は飲みに行っていましたが、私はお酒が好きではないので、どうしようかなと困ったんです。できるだけ前向きに、この大きな隙間時間を活かしたいと考えました。
そのときに生まれたのが、一人合宿の原型じゃないかと思うんですよね。日記帳に書いたりはしていましたが、どちらかというとこの時はアウトプットよりもインプットが中心で、本を大量に買ってきて、読みまくっていたんです。そうすると、異常に捗るんですよね。誰にも中断されず内面に向かい合える時間が実に素晴らしいなと。
走り回るだけが仕事じゃない
ここはサラリーマンも起業家も一緒なのですが、そういう時間を確保してみて初めて、いかに普段よく考えずにただ目の前のタスクをこなしているだけになっているかに気づきます。普段はそれで仕事をしているつもりになっていて、怖いのはその自覚がないということなんです。
サラリーマンはまだ、自分よりは少しだけ客観的にモノゴトを捉えられる上司がいて、そのことを指摘してくれたりする可能性があるのですが、自分でビジネスをやっているとそれすらなくなってしまいます。まあ、的確に指摘してくれる上司に恵まれたとしても、受け入れる余裕があるかどうかは大いに疑問なのですけどね。
自分以外のことは冷静に見えるので、周りの起業家を見てみるのが、このことに気づける方法かもしれません。みんな、ただただ「忙しい!忙しい!」って言いながら収入につながらないような無駄、とまでは言いませんが効率の悪い作業に終われていませんか。あなたも(もちろん私も)、そうなっていないでしょうか。
考え抜くことの重要性
私は基本的には、人間は怠惰なものだと認識しているんです。あと性格的には「とにかく頑張れ、頑張り続けろ!」と言われてもそんなに長く集中力は続きません。やっぱり自分の価値観に沿った長期的な目標があって、そこから逆算した目先の目標があって、そのための努力じゃないと続けられないんです。これ、私だけではないですよね。
だから「やり方」を整えるコミュニティビジネスやフラスココーチ認定も有意義だとは思っていますが、もっとも重要なのは「あり方」を整える人生計画なんです。一人合宿では私自身の人生計画もしっかり見直します。日々直面する、「稼げるけれども意義を感じない案件」「利益は出ないけれども心が反応する案件」などの個々の判断をする上でも、価値観は重要です。
一度、今思いつくあらゆることを考え抜いておくと、少なくとも半年くらいはそういう迷いがなくなります。考えて答えが出ることばかりじゃないだろう?確かにそうです。ただ、「これだけ考え抜いたのに答えが出ないということは、これはやってみるしかないんだな」という見切りができます。その価値は、うーん・・・やってみたらわかると思いますよ!