ブログとは「頭脳のアーカイブ」である
フラスコ代表、安田です。サラリーマン時代を含めてかれこれ4年以上、ブログを書き続けて気づいたことがあります。それは「何かを考える都度、ブログを書いておくと何か質問をされたときにすごく楽だな」ということです。ブログが知識のアーカイブ(保管場所)になっているんですね。
ブログなんて非効率?
書いたことがない人や、やりかけて挫折した人から見れば、ブログはすごく非効率に感じるでしょうね。あんな時間も労力もかかるものを書いて、それで仕事がどれだけ取れるのか。だったら交流会でも行った方がまだ仕事がもらえる可能性があるからそっちを頑張ろう。もちろん、文章を書くのが苦手ならそんな考え方もありでしょう。
ただある程度ブログを書くことに慣れた身からすると、こんなに効率の良いツールは他にありません。最初はネタを考えるにも書くのにもすごく時間とエネルギーが必要ですが、慣れると空き時間にささっと書けます。考えたことを半ばメモのように書いておくだけでそれが半永久的に残りますし、様々な波及効果が出ます。
爆発的に広がることは狙ったり運が良くない限り多くはありませんが、じわじわと結構、多くの人が見てるんですよね。今のテクノロジーを前提にしても、ブログに匹敵するツールは動画や音声くらいじゃないかなと思います。もちろんメルマガやSNSにも良いところはありますが、ブログとはカバーする範囲が違うんです。
メルマガとSNSの恥はかき捨て
ひとことで言うとメルマガやSNSの情報って、フローなんですよね。確かに書いたらすぐに届くのでスピーディーですし、集客などの反応も一工夫すれば得られるのですが、全く積み重なっていきません。渾身のネタを書いて発信したところで、わっと拡散したとしても3日も経てばほぼ消えてなくなってしまいます。
ブログ(や動画)は違います。ストックとして残っていきますので、検索でヒットしたり、過去記事に遡って読んでくれる方が出てきます。面白いと思ったら過去3ヶ月くらい遡って読んでくれて、それで会いにきてくれる人もいます。そういう意味では書籍も良いですね。印税収入は小さいですが、情報発信としてはやはり優秀です。
ブログというのは、書籍を出版するコストを大幅に削減したものというイメージです。ブログと書籍の間には、電子書籍やPDF冊子なんかがありますね。もちろんそれらもストック性があります。要は、文字を書いて伝えるという努力はできればした方が良いし、ストックできる手段だとより良いですよっていうことです。
「それは、ここに書いてあります」
で、本題です。最近起こっていることとして、何か質問をされたときに適当に(笑)答えながら「あれ、それってどこかに書いたな」って思うことが多いんです。お会いいたあとにでもブログのリンクを送ってあげると大抵、「なるほど、こういうことか!」ってスッキリして頂けるんですよね。
2,000文字くらいとはいえ、ブログではある程度は体系的に書いてあるから伝わりやすいんです。そして何より私自身、ノートに書いたりブログを書くときに初めてしっかりそのことを考えるんです。人間、書かないとそれほどしっかりは考えられないですからね、っていう記事も過去に書いたことがあります(笑)。
「私の考えだとオンラインサロンは4つに分類されるのですが、ファンクラブ型とメディア型と教育型と・・・あと一個はなんだっけな。あとでリンクを送っておきます」みたいな感じで、詳しいことはブログに任せて本題に戻れます。限られた面談の時間を有意義に使えるんですよね。
ブログを読んでから会いに来てくれる人
さらには、きちんとブログを書き続けていると、ある程度は読んでから会いにきてくれる人が出てきます。この効果は出版の方が明らかに高いと思うのですが、ブログでもちょっとはありますよっていう話です。著者の方にお会いするときには、全てとは言わないまでも主要な作品を読んでからにするしょう?つまりそういうことです。
そうすると、考え方を少し話すだけで「なるほど、そんなことを書いていましたよね」っていう風に話が早く進みます。こちらからしても、この人は優秀できちんとした人だなあって思います。だから私に会うときには必ず読んでからきてください、ということではありません。そういう人が出てくるんです。
あと、きちんとした発信を続けていると、変な人が寄ってこなくなります。例えばネットワークビジネスなどの売り込みとか、とにかくコラボや情報交換しましょうみたいな。私はそういうのは全否定する記事をいつも書いていますから、良い意味でハードルが上がるんでしょうね。話が合う人としか会うことがなくなります。
考えたことは秘密にしておいた方が良い?
ということで、私はブログを頭脳のアーカイブとして積極的に使うべきだと考えています。極論すると誰も読まなくても良いので、考えたことを片っ端から文章に落としておけば良い。片っ端から、何でも?画期的なアイディアが思いついたら、それは秘密にしておいた方が良いのでは?って思いますよね。
その疑問に対する答えとしては、「そんな画期的なアイディア、客観的に見たらほとんど存在しないから大丈夫」です。どんなビジネスアイディアだってほぼ確実にすでに誰かがやってますし、集客やコンテンツのアイディアだってどこかに必ずありますよ。アイディアそのものに価値はありません。
そのアイディアをいかに徹底的に形にできるか。そこにしか価値はありません。考え抜いたことを文章にまとめたとして、それを読んだ人があなた以上にそのことを理解して実践できるということは起こりません。安心して、全てを書いても全く問題ありませんよ。とにかくまずは、書きましょう!