「一人合宿」で新たな価値を生み出す
フラスコ代表、安田です。北海道旅行から帰ってきて早々でちょっとだけ恐縮ですが、明日から5日間ほど一人合宿に入ります。ノートを片手にビジネスホテルに一人で籠り、新たな価値を生み出す時間をとります。これ、とても優先度の高い「仕事」だと考えています。
一人合宿って何?
過去にも何回か書いているのでもう良いでしょと思いがちなところですが、自分で思うほど認知はされていなかったりしますし人は忘れるものなので改めて書くと、一人合宿とはビジネスモデルや人生計画を「考え抜く時間」です。今回は、4泊5日でビジネスホテルを予約しています。
明確なルールがあるわけではないのでたとえ半日でも一定の効果は出るでしょうし、カフェや自宅で取り組むことも可能です。ただ、やはり慣れ親しんだ環境ではなくて集中できる場所を確保するのに越したことはありません。私にとってベストなのは、狭くても良いのでビジネスホテルだとわかっています。
いずれは高級なシティホテルや海外、温泉なども試してみたいのですが、今のところは大浴場のあるビジネスホテルくらいがちょうど良いです。あえてノートPCも持ち込まず、スマホの電源も切って臨むと驚くほど集中できて、大量の気づきを得ることができます。
一部、断食を組み合わせることもあります。頭がクリアになることと、何を食べるかを考えたり外に出て思考が中断されることを防ぐためです。過去の合宿では100時間断食にチャレンジしたこともありましたが、今はそこまでやる必要はないなと思っています。せいぜい48時間、プチ断食で良いかなと。
ホテル代がもったいない?
狭いと言ってもホテルなので、一泊あたり数千円のコストはどうしても発生します。それがもったいなくてできないと言われることが良くあるのですが、4泊したところでせいぜい数万円です。ビジネスへの投資としてこの金額が支払えないのであれば、それは既にかなり厳しい状況ですよね。
その数日を集中して考えることで、長期的には数千万円〜数億円という価値のある気づきが得られることがわかっていますから、ホテル代はほとんど問題になりません。どちらかというと数日間仕事を止めることの機会費用の方ですが、これも費用対効果を考えれば十分に説明がつきます。
ちなみに、一人合宿のホテル代を経費として税務署が認めてくれるかどうかは一般的には微妙と思われているようです。「本当にその時間、仕事をしていたんですか?」という質問に私はエビデンスをもって完璧に答えられるので徹底的に戦う所存ではありますが、まあ数万円の話なので否認されてもさほど影響はないでしょう。
5日間のペース配分
「5日間も何をしているのか、時間を持て余すのではないか」という質問も多く受けますが、時間はむしろ足りません。ビジネスホテルは多少の融通が効くこともありますが、基本的にはチェックインが15:00でチェックアウトが10:00くらいなので、実質的に使えるのは3日間とちょっとです。
カフェを併用したりしてもまあ移動もあるので、4日間くらいという感覚ですね。私の場合はその4日間を、ざっくり前半2日と後半2日に分けます。前半は「ビジョン」「妄想」「戦略」で後半が「計画」「現実」「戦術」という感じです。「行き」と「帰り」と言っても良いでしょう。
前半の2日間は現実的な制約から離れて、できるだけ遠くに行きます。時間軸を長くとって、たとえば30年後にどうありたいかみたいなことを考えます。ほぼ妄想ですよね。実現可能性なんかもとりあえずは保留で良いので、この旅はとても楽しいものですよ。賛同を得ることは少ないですが(笑)。
で、残りの2日間で現実に帰ってきます。30年後の理想像から逆算すると、では今やるべきことは何で、現実的にはどう進めていくべきかを具体的に考えます。イメージとしては、前半が社長で後半が課長みたいな感じですね。合宿後、他人である担当者にやらせる感じで実行計画を練りましょう。
今回の合宿で考えること
合宿の対象範囲はフラスコに止まらず、ビジネス全体、さらには人生全体のことを対象にします。今回は5日間の「ミニ合宿」なのでまあ、そこまで大きなことを考えないかもしれません(気分が乗ればどこまでもやります)。フラスコの課題としては大きく分けて3つ、仕組みと人とコンテンツです。
仕組みとコンテンツに関してはいったん大枠はできたと思いますが、10万人を目指していく上ではまだまだ不足です。この先に投入するものも含めて構想を明確にしておきたいですね。そして何より今回一番大きなテーマになりそうなのは、人の巻き込み方になるかなと感じています。
あまり書いてしまうとそれに縛られるので、事前にはこれくらいにしておきましょう。できるだけ自由に、大きく考えることが一人合宿の目的ですからね。まあまあ、合宿の成果を楽しみにしていてくださいということで、またお盆明けにお会いしましょう!