「YouTubeを強化する」と言うのは簡単だけど・・・
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フラスコ代表、安田です。今年はYouTubeを強化すると宣言して、ついに完全に顔出しの動画1本目をアップしてみました。最初なのでクオリティはもちろんひどいし、いやこれ、めちゃくちゃ大変じゃないですか!
しっかり台本を作ったことがない
今回、台本を作って収録というのをやってみてます。僕は台本なしでもわりと喋れるタイプではあるのですが、まずは習った通りにやってみないとと思って。いやこれが、大変。かなり長く書いたつもりでも、喋ってみたら5分にもなりませんし、書いた台本も全く覚えられない。1行覚えるのも苦戦します。
「そんな一言一句、正確に喋らなくても良いんじゃないの?」と思うかもしれませんが、あとで台本を元にテロップを入れるので、そのときあまりにも「てにをは」が変わっているとそれはそれで面倒です。がっつり台本を見て喋るわけにもいかず、ちらちら見ると目線が動いて見苦しい・・・というジレンマに。
なので1行覚えて喋り、台本を確認して1行覚えては喋り・・・と繰り返すので、5分の台本なのに収録に1時間くらいかかります。今回は初回だったので、これをテイク3くらいまでやりました。
まともに撮影ができない
テイク3までやったのに、撮影した映像を見たらかなり変でした。背景やアングルもおかしいし、カメラを見下ろしているし、表情や手の動き、声の抑揚、全てがおかしい。普段zoomをするのと同じように、Macbook Airのカメラで撮っているので画質が良くないのは仕方ないですが、それにしても・・・。
正直、今回の動画は編集の練習だけしてお蔵入りにしようかと思いました。もう少しクオリティが上がってから公開するとか。いやいや動画を撮り溜めて、新チャンネルを立ち上げようかなとか。そんな発想をしてしまいがちなところなのですが、でもあえてこのクオリティでアップしています。
普段からダーウィンメンバーの方々などには「起業は恥ずかしさとの戦い!」「小さく早く、どんどん実験しよう!」と言っている手前、ここでカッコをつけるのは違うよなと。1年後くらいに、「最初の動画はクオリティが低くてひどかったけど、ここまで来れましたよ!」とそっちでカッコをつけるべきだろうなと。
編集がめちゃくちゃ大変
それでまあ、そんな低クオリティの素材にテロップをつけたりBGMを載せたりしていきます。これもおすすめされているAdobeのPremiere Proという定番のソフトを導入して。動画で学びながら編集作業をするのですが、これがなかなか、膨大。特にテロップ入れはまともにやったらそれだけで丸1日かかりますね。
今回はあらかじめ作っておいた台本をVrewというソフトに読み込ませてテロップを半分自動生成したのでかなり楽でしたが、それでも細々としたサイズ調整とかの単純作業が多い。最終的にはなんとなく形になったものの、何度も投げ出しそうになりました。うん、ここまでで9割の人が脱落するだろうな、これ。
それだけに、ただやり切るだけでもかなり良いポジションに立てますし、回数を重ねていくとだんだん楽になるたぐいの作業ではあるので、大きな山を越えたなという感じですね。
機材やソフトに意外とお金もかかる
そうやって悪戦苦闘をしていると、台本を見ながら喋れるようにプロンプターがほしいとか、良いカメラかせめて最新のiPhoneが欲しい、三脚も必要、PCのスペックも不足するか・・・といろんなものを買いそうになります。でも今回は、本当に必要な最低限の機材とソフトだけでやり切ると決めていました。
それでもBGMを購入するとか、ソフトウェアに課金するなどでじわじわとお金がかかります。せめてもということで、パソコンの高さを変えられる3千円くらいのアルミの台は買いました。時間もお金も削られて、成果が出るのは何ヶ月先がわからない。なるほど、これは続けられる人が少ないのも納得だわ。
外注化を見据えつつの実験
「ケチなことを言ってないで、安田さんクラス(笑)ならもう外注すれば良いのでは?」と思うかもしれません。まあそれも一理あるのですが、僕は流儀として自分でやったことがないものを外注することを良しとしません。それだと外注して成果を出すのは難しいですし、そもそもプロの方にうまく指示できないでしょう。
今は経験がなさすぎて、勝ち方の仮説も立たない状況です。他人の動画を観るのも何を見たら良いのか分かりませんでしたし。それが自分で作るという意識を持ってからは、同じ時間YouTubeを眺めていても今までとは学びの広さと深さが全然違う気がします。本を書くようになって、本の読み方が変わったように。
ただ動画編集はいつまでも自分でやっていてはいけない種類の作業だとは思うので、一通りの作業はやってみて、ある程度運用して勘所を理解してから、いずれは少しずつ外注もしていきたいですね。今年はマーケティング元年であり、動画元年です。世間からは20年くらい遅れているかもしれませんけどね!
※このブログや公開した動画を観ても、動画外注の売り込みをするのはやめて下さい。お願いする先は自分で探しますし、売り込まれたら引いちゃう性格なので・・・。