安田がまだブログを書き続けている5つの理由
フラスコ代表、安田です。集客という観点では、ブログってもはやマイナーな存在じゃないですか。新しく認知を取るにも弱いし。ではなぜ、書き続けているのという話です。
1.信用が貯まる
ここ数年は週に1本のペースでブログ記事を書いているのですが、文章を書くのに抵抗のない僕でも2千文字を毎週はまあまあめんどくさいですし、誰に言われているわけでもないのに書き続けているのはなぜかというと、1つに絞るならこれですね。信用が貯まるから。以上。
僕は継続的にメルマガもYouTubeもVoicyもXも出版もやっているわけですが(とりあえず一通りリンクを貼ってみた)、全部をしっかり見聞きしている人は少ないですが、これらを総合的に眺めていると、「安田は長いことずっと、情報発信をしっかりやってるな」という印象になるはず。
少なくとも詐欺師ではなさそうだし、お金を持って逃げることもないだろうし、ビジネスを学ぶならこの人で大丈夫なのではないかというね。コンサルってやっぱりうさんくさい業界なので、ちゃんとした人かどうかというのは死活的に重要です。
大声で「ちゃんとした人です!怪しくないよ!」と叫んでも仕方ないので、情報発信を続けるしかないわけです。ブログはその中で、もっとも地に足がついた印象がある気がするんですよ。まあ、出版を除けばですが。出版は出版社さんの都合もあるし、いつでもできるわけではないですからね。
2.資産性がある
そういう意味では、同様に出版を除けばというかオウンドメディアの中ではブログが一番、資産性があります。5年前、10年前に書いた記事が読まれることもある。次がYouTubeかな。Voicyは微妙(笑)。メルマガは書いたことが2度と読まれることはほぼありませんし、Xも流れていってしまえば終わりです。
冒頭に少し書きましたが、集客や認知・拡散という意味ではブログは他のメディアと比べて強くありません。まあ一応、検索でブログ記事がヒットして僕がやっているイベントのことを知り、参加してくれるという人もいますが、少数です。確かに少数ではあるのですが、質の高い人が来てくれる傾向にあります。
本やブログで僕のことを知ってくれる人というのは、当たり前ですが長い文章が読める人です。賢い、というと語弊がありますが情報発信ができたり、考えを論理的にまとめることに長けている人が多いんです。そういう人をサポートする方が結果が出やすいしトラブルになりにくいので、お互いすごく良いんです。
3.文章の練習になる
Xが文章の練習にならないとは言いませんし、YouTubeもしっかり台本を作ったりすれば良いだけの話かもしれませんが、2千文字を毎週書いていると、文章を書く能力が磨かれる(少なくとも、落ちない)と感じます。メルマガは週3回発行していますが各回の文章は短いし、適当に書くことも多いので(笑)。
しっかりした文章を書くのは、やはりブログです。これももちろん、出版を除けばです。常に本の執筆をしているのであれば、ブログで文章の練習をしなくても良いような気もしますが、先ほど触れたように出版はタイミングのコントロールができないので、結構、間が開くんです。その点、ブログは切れ目なく続くので。
何でもそうですが、間を開けてしまうとスキルは錆びつくし、手をつけるのが面倒になります。情報発信をやめてしまう人が多いのは、これです。毎日が理想ではありますが、せめて毎週くらいでルーチンとして続けた方が、結局は楽です。
4.出版の準備になる
本の執筆がないときは特に、次の出版のことを考えながらブログを書くことも多いです。時間術のテーマで書こうと思ったらそれっぽいテーマで、何記事か書いてみる。そうするといざ出版企画を作ったり本を書くときに、スムーズに入れるという感覚があります。「あ、これは1回ブログで書いたな」という感じ。
「次に書く本の目次通りにブログを書いていく」という人もいるみたいですが、僕はそこまではできません。目次があるならもう本を書いた方が良いと思いますし、ブログならある程度は行き当たりばったりに書きたい。気が向いた「思いつき」を書けるのが、自社媒体としてのブログの良いところだと思うので。
あと変な話ですが、編集者の方に出版企画を持ち込んだときに、Xとブログは見られることが多いような気がしています。どんな文章を書くのか、本を1冊書き切れる人なのか、そもそも面白いのか。ここで10年間、毎週ブログを書き続けているとなればそのあたりはかなり安心なんじゃないかと。信用の話にもつながりますよね。
5.頭の整理ができる
出版の準備と重なるところもありますが、僕がブログを書き続けている表の理由が「信用の蓄積」であるとしたら、裏の理由はこの「頭の整理」です。ノート術もそうですが、人間は書かないと思考の整理ができないという信念がある。じゃあノートで良いじゃないかと言われると、ブログとは役割がちょっと違うかなと。
ノートだと強制力がそんなに働かないというか。手書きのノートは思いついたことをばーっと書くには適しているのですが、論理的にまとめるとなると誰かの目に晒すことを前提に書いた方が良い。タイトルをつけて、小見出しをつけて、曲がりなりにも文章を埋めていく。そうすることで、ノートとはまた違った思考の整理になる。
という理屈も、今このブログを書くことにより初めて言語化できているわけです。そうか、ノートだと他人に説明をしなくて良いから、自分が理解できたところで思考を止めてしまうのかも。ブログは一応、前提知識がない人に伝えようとして書いていますから、その違いはあるのかもしれないですね。
なので出版だったり、これからリリースする新サービスだったり、あらゆるコンテンツはノートから生まれてブログで育ち、世に出ていくんです。やっぱり、ブログをやめるという選択肢はなさそうですね。