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信用の器 フラスコ

「ビジネス書を1冊書くのに、何日かかりますか?」

フラスコ代表、安田です。近頃ではダーウィンメンバーにも著者になる人が増えてきたので、こんな質問を良くされるようになりました。結論としては・・・人それぞれです!笑

安田の場合は・・・

僕は今、編集者さんと話をしているときにこれと同じ質問をされたら、「だいたい1ヶ月あれば書けますが、2ヶ月見ておいて頂けると助かります」と答えます。ざっくり8万文字の本を1日4千文字、20日あったら書けるかなあと。今は執筆には火水金土の午前中を充てているので稼働が月20日弱、まあだいたい1ヶ月ですよね。

過去の本もほとんど、1ヶ月くらいで書き上げています。これは著者によっても違いますし、これからあげる要素によっても変わってきます。「1冊の本に魂を込めて、1年かけて書く」という著者の方もいらっしゃるので、そういう方から見たらなんと雑に書いているんだろうと呆れられるかもしれません。

個人的には、時間をかけると良い本が書けるという感覚はありません。1ヶ月で書いても1年かけて書いても、ほぼ同じクオリティの本になる気がします。あくまで僕の場合は、ですけどね。

どんな本を書くか

執筆にかかる時間は、どんな本を書くかによって変わります。本によっては20万文字もある「鈍器本」であるとか、全てを科学的根拠に基づいて論文を調べながら書くとか、大量のインタビューが必要などさまざまな事情があるからです。僕が1ヶ月と言っているのは、大部分を頭の中にある情報で書ける場合です。

今まで書いてきた本の中では『ノート術大全』がその例外です。引用した本だけでも50冊あり、他の著者さんの本からの引用となれば誤字脱字はもちろん、本来の意図と異なることを書くわけにもいかず、かなり慎重に進める必要がありました。そもそも、本を書き始める前に類書を100冊読むという・・・。

ここまでの拙い経験だけで言えば、手間暇をかけて苦労して書いた本ほど売れるかというと、そんなこともありません。むしろ、負の相関関係すらあるような(ノート術大全はまずまず売れましたが)。伝えたいことが明確で、すらすら書ける本の方が「良い本」になるような気がしています。

何文字書くか

ビジネス書1冊の文字数は、8万文字くらいで良いのではないかと思っています。これもノート術大全のときは、「大全というからにはもう少し分厚く」みたいな話もあって少し多めにしましたが、どうせそんなにたくさん文字があったって、大多数の人は読み通せないでしょって思っちゃうんですよね。

これも「20万文字書いて編集者さんに削ってもらう」という人もいれば、大きな文字とぜいたくな行間(笑)で5万文字以下のビジネス書もいくらでも存在します。長く書くのはいくらでも書けますが、読者の方がどんなものを求めているのかなと考えてしまいます。むしろ、文字が少ない方が売れているような・・・。

なのでこの辺りは事前に確認しましょう。どんな本を作るのか、何文字くらい書けば良いのか(図表はどのくらい入れるのか)は編集者さんとすり合わせの上で、書き始めることをお勧めします。

1日何文字書けるか

そうして書くべき文字数が決まったら、あとはそれを1日で書ける文字数で割れば、かかる日数が出てきます。8万文字で1日4千文字なら20日、1日2千文字なら40日です。単純計算ですよね。そして1ヶ月で何日を執筆に充てられるかがわかれば、何ヶ月で1冊の本が書けるかが決まります。まあ、計算上はということですが。

ここでのポイントは、書き始める前に「構成」を固めることです。目次ですね。これがしっかり固まったら、あとは迷わずにひたすら書くべし書くべし。途中で構成を変えようとか考え出すと手が止まるので、まずは書き上げてしまいましょう。書いているときは面白いかどうかなどもなるべく考えない。どうせわからないので。

ご自身が1日に何文字書けるかは、ブログを書く習慣があれば概ねわかるはずです。僕は2千文字のブログなら1時間かからずに書けるので、集中すれば3時間で4千文字は書けるという感覚があります。ブログよりは本の方がしっかりした文章を書くので。つまり、そういうことです。

執筆「前後」にかかる時間

ここで取り上げているのはあくまで「執筆」の時間だけです。出版企画を通すのがまず時間がかかることが多いですし、構成を練るという段階で編集者さんとかなりやり取りをします。著者としては企画の熱量があるうちに書き始めたいのですが、ここでのやり取りで数ヶ月待たないといけないなんてことも普通にあります。

本文を書いたあとも、図表の作成や校正、表紙だ帯だプロモーションだと著者がやるべきことは多くあります。もちろん、この段階になると編集者さんや出版社さんの作業の方が圧倒的に多くなるので著者としては割と気楽なのですが。もうまな板の上の鯉、というか。素材は提供したので、好きなように料理して下さいと。

ただこの段階で大幅な書き直しを迫られることもあります。「そもそも企画の意図と違う」とか言われたら最悪で、抜本的に書き直さないといけないかもしれません。それはもはやトラブルなのですが、そういうリスクも一応、踏まえておきます。特に出版までのスケジュールがタイトな場合には、怖いですよ。

だいたい、そんな感じです。結論としては最初にも書きましたが執筆だけなら1ヶ月、というのが僕の感覚で、人それぞれですよと。大丈夫。書いているうちに、どれくらいのペースで書けるのかはわかってきますよ。まあ最初の本は、できるだけ余裕を持ったスケジュールで書かせてもらいましょう。 

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