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「家計簿がつけられない」という悩み

フラスコ代表、安田です。先日の「お金のノート会」はたまたま参加者がみなさん女性で、家計簿の話になったのでそれを掘り下げてみます。あなたは家計簿、つけていますか?

ノート会で出てきた悩み

安田は著者として『お金が増えるノート術』『お金の真実』という2冊の本を世の中に送り出してきましたが、家計管理や節約は正直、得意分野ではありません。お金を増やしたかったら稼げば良いし、稼いだお金を運用すれば良い。ひとくちにお金と言ってもどちらかというとそっちが専門です。

とはいえ、お金が増えるノート術でも「貯める」「稼ぐ」「殖やす」と言っていますし、まずは貯めることに興味がある人が多いので、できるだけ逃げずに学んだり考えたりしていきたいなあと考えるようになってきています。思えばそれが、お金のノート会を始めた大きなメリットなのかもしれませんね。

で、ノート会では「お金の流れをノートに書くだけでかなりすっきりした」という前向きな意見がある一方、「家計簿をつけたいが、続かない」「レシートをなくしてしまう」「気がつけばお金が減っている」といったお悩みが多く寄せられました。こういうところから、お金のメンタルブロックが始まることもあると思うので、面白いなと思って聞いていました。

家計簿ってみんなつけてるの?

そもそも、家計簿ってつける必要があるのでしょうか。僕自身は子供の頃のおこづかい帳の他には、大学生で一人暮らしを始めたときと社会人になったばかりのときに少し、家計を把握したいと思ってノートに書いたりアプリを使ったりした経験があります。結婚したときは妻にやってねという話をした記憶もありますが、いずれも続いていません。実家で母が家計簿をつけているのも、見たことがありません。

誰かがきっと調べているだろうと思って検索したところ、『2023年3月16日発表、株式会社PFU調べ』ということでDIMEに『メリット多し!物価が高騰している今、家計簿をつけている家庭の割合は?』という記事がありました。

20代から40代の家庭を対象に、「家計簿をつけていますか」と質問した。その結果、「家計簿をつけている」が37.4%、「つけたことはあるが、今はつけていない」が44.6%、「つけていない」が16.8%だった。(中略)「どのように家計簿をつけているか」質問したところ、最も多かったのは、「家計簿アプリ」で45.4%だった。

とのことで、むしろ家計簿をつけ続けている人が少数派なんですね。ちなみに家計簿をつける、家計簿をつけると繰り返し書いているうちに「つけるってなんだよ」って変な感じになってきています。まあ、帳簿だから記帳するということなんでしょうけど。情報を付け加えるということ?まあ良いんですけど。

どうすれば家計簿をつけ続けられるか

経験からも言えるのですが、家計簿をつけるからには1円の狂いもなく完璧にやりたいと思うものです。でも、支出を全て把握して記録するのって、無理ですよね。全てのレシートを取っておく、と決めてもつい抜けてしまうし、自動販売機で飲み物を買ったり友達と現金のやり取りをしてわからなくなってしまう。

完璧にやろうとするならもはや、「現金をいっさい使わない」と決めて全てを電子マネーやクレジットカードで済ますしかないのではないかと思います。あるいは逆に、現金を封筒か何かに入れて持ち歩き、そこから全部出してレシートをその中に全部入れるか。デジタルかアナログに全部振るしかない。

やっているうちに目的を見失いがち

しかしそもそも、完璧な家計簿をつける必要があるのでしょうか。ノート会でも「完璧な家計簿をつけているが、お金が毎月減っている」という人もいました。つけているうちに慣れすぎて、麻痺するのだとか。まさに本末転倒。でもそうなっている人、多いのではないでしょうか。

つけることそのものは目的ではなくて、収入と支出の流れを理解して、改善することが目的だったはずです。本で僕がお伝えしているのも、そういうことです。毎日の細々したお金の使い道を、たとえば大根1本いくらで・・・を記録しても意味はありません。もっと大きな流れを把握するのがノートに書く意味です。

目を背けたくなるお金と向き合って、「意外とこういうことにお金を使っているんだな、ちょっと減らそう」と考えて行動に起こすことが、家計簿(のようなもの)をつけるメリットなのではないでしょうか。

お金の流れの仕組みを作る

僕が家計簿に取り組んだときは2回とも「あれ?なんかお金がなくなってる。このままだとやばいかも」という危機感からでした。それで、書いてみると盲点のような、意外とお金を使っている項目が見つかる。「この収入で週3回も飲み会に行ってたら、お金が貯まるはずがない」みたいなレベルのことです。

何にいくら使って良いか。それがわかったら、家計簿をつけ続ける必要はありません。さっきの調査で、「つけたことはあるが、今はつけていない」が44.6%いましたが、まあ挫折した人もたくさんいる中に、もう流れがわかったから必要ない、とつけるのをやめた人もかなり含まれていることでしょう。

おかしいなと思ったら、月に1回くらいはノートと向き合ってお金の流れについて考える。お金の使い方を変えて、お金を貯めたいなら天引きで貯金をする設定をする。意志の力に頼らずに、お金が貯まる仕組みを作る。本質を見失わず、家計簿やノートをうまく活用していきたいものです。

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