情報発信のネタは徹底的に使いまわせ
フラスコ代表、安田です。これは情報を受け取りたいだけの人にはがっかりされてしまうので、誰も書かないことなのですが。情報を発信したい人の役には立つかと思うので、あえて書きます。
「情報発信が続けられません」
起業コンサルタントをしていると相談される内容として、数でいったらこれが一番多いんじゃないですかね。ネタがないとか、習慣化できないとかですね。もっとコンセプトとか商品とか、情報発信にしてもアカウントの設計とかそういうことを考えれば良いのにとは思いますけど。それはそれとして。
ブログなりXなりを続けようと思うのだけど、続けられないと。ましてやブログもXも、YouTubeもメルマガも・・・となるともう無理!と気持ちが折れてしまって、結局は何もできずに何週間も過ごしてしまうと。そういう人はまずはどれか一つに絞ったら良いと思うのですが。Xを1日1回とか、そこからで。
「情報発信は、全部戦略だ」と。もちろんそれは正しいですが、全部戦略を採用するとしてもまずはどれか1つを突破して、それを他に広げていくというやり方が良いと思うんです。などなど、いろいろ思うところはあるのですが、今回はその全部戦略を少しは楽にできるようにしませんか、というお話しです。
安田がやっている(大量の?)情報発信
という前置きのもと、僕がやっている「全部戦略」についてお伝えしましょう。今はXに毎日朝昼晩の3投稿、Voicyを毎日更新、ブログとYouTubeを週2回以上、メルマガを週4回。これを必ずやっています。FacebookやThreads、Instagramにもたまに投稿しますが、これはメインではありません。
ダーウィンやフラスコビジネスアカデミーといったコミュニティの中に向けた投稿は、これとは別枠です。むしろこちらの方が、質的には比重が高かったりするのですが。あとはイベントの告知、出版のプロモーション、キャンペーンなどはやはり別枠になります。それなりに大量の情報発信ですよね。
そんな中でダーウィンメンバーとのセッションをやったり個別相談に乗ったり、月に6〜7回のイベント・セミナーをやったり、年に2冊程度は本を継続的に出版したりしているので、「いったいどうやっているのか?」という疑問もあるのはわかります。全部書くと大変なので、情報発信に絞りますね。
どうやって続けているのか
ではこの大量の情報発信を、どうやって休むことなく続けているのか。大きく3つあって、1つは「仕事だから当然というマインド」。これが一番重要だと思うのですがそういうの求めてませんよね、はい。2つ目は「予約投稿」。期日に追われるのではなく、理想的には1ヶ月以上前に投稿を終わらせておくことで楽に継続できます。
そして3つ目が今回のメインテーマである「ネタの使い回し」です。さすがにこれだけの発信を、それぞれネタを考えていたら大変すぎます。なので僕の場合はブログネタだけを考えて、それと同じネタでYouTubeを撮り、やはり同じネタでメルマガを書きます。メルマガ週4本のうち2本は、それで埋まります。
じゃあそのブログネタはどこから持ってきているかと言えば、Xに投稿している内容がヒントになることが多いですね。電車などでどんどんXの予定投稿を思いつきで書いていくのですが、その中から反応の良かったもの、膨らましやすいものをブログのネタとして採用するという感じです。Voicyは自由にやっていますが、結果としてはネタの叩き台になっているかもしれません。
出版と情報発信の関係
できるかできないかは別として、ルーチンとしての情報発信についてはわかったと。でも出版はゼロから考えるんですよね、と問われればそうとも言えるし、違うとも言えます。確かに「出版企画」というテーマで何日も一人合宿をすることはあるので、いつもの情報発信とは別とも言えるかもしれませんが。
でも出版に関しても、ネタは普段の情報発信や、ビジネスそのものがベースになっているような気がします。セッションやイベントをしていて気付いたことをXに投稿して、それを基にブログを書いて、それが蓄積されていく。大量の情報の中から出版企画を「編集」する、そんな感覚ですかね。
たまに「最初に本の目次を書いて、その通りにブログを書きたい」という人がいて、それができたらベストだなと僕も考えたことがあるのですが、実際はなかなかそんなスマートにはいきません。ざっくりとしたテーマというか方向性があって、それに関するブログを中心に書いていこうかな、くらいが現実的な気がします。
そもそもネタを使い回して良いのか
Xとブログ・YouTube・メルマガはもちろん、有料の本にまでネタを使い回して良いのかという疑問を持たれた方もいるかもしれません。検索したら出てくるような内容を本に書いても良いものだろうか、買ってくれる人に失礼ではないかと。これに関しては結論、全く問題ありません。
先ほどの、ブログに全部書いたことが1冊の本になるなら、それでも良いくらいです。ブログを読めば全部書いてあって無料だとしても、その内容が気に入った人は本を買うでしょう。もちろんブログで全部読んで無料で済ませようという人もいるでしょうけれど、おそらくは気にしなくて良いくらいの低い割合です。
ましてや、「今日のメルマガに書いてあった内容、Xに投稿したことの焼き直しじゃないか!」なんて怒る人は誰もいません。人はそんなにあなたの発信に注目していないし、もし「Xもブログも、YouTubeもメルマガも全部見てる!」という人がいたら、その人はあなたのファンなので全く問題ありません。
Xではここまでメルマガではここまでなんて気にせずに、文字数制限の中で目一杯コンテンツを伝えつつ、それらを胸を張って使いまわせば良いんです。全部戦略を採るなら、そこの図々しさは絶対に必要ですよ。