オンラインサロンに「やるやる詐欺」が多い理由

投稿日: 2023年5月29日

フラスコ代表、安田です。「オンラインサロンをやろうと思っています！」という人はとても多いのですが、実際にやる人ってそれに比べてかなり少ないです。どうしてそうなるのかを考えてみました。

少し前までは「怪しい」で有名だった

ひと昔前までは、オンラインサロンをやっているなどといえばすぐに「怪しい」と言って批判されていました。信者ビジネス、働きがいの搾取、宗教・・・そりゃもう散々に言われていた時代があったんです。オンラインサロン怪しい、クラファン怪しい、仮想通貨怪しい、人工知能怪しい・・・もちろんどれも、中には怪しい人も紛れ込んでいるのは事実ですが、大きな枠組み自体を怪しいと言ってしまうのは思考停止ですね。

さすがに今はオンラインサロンが怪しいという人はかなり減った（いなくなってはいない）のですが、なんとなく堂々と「オンラインサロンを始めました！」と言いにくいという人は、まだまだ多いのではないでしょうか。ここはお金を受け取ることに対するメンタルブロックも、少なからずありそうな気がします。

有名人しかできないというイメージがある

オンラインサロン自体は珍しいものではなくなったといっても、それを運営できるのは芸能人やインフルエンサー、もしくは何かの分野の大先生だけなのではないかと思い込んでいる人もまだまだ多いようです。西野さんのサロンが何万人だ、とか堀江さんのサロンが何百人だ、とかの情報に踊らされてしまっているというか。

確かに、オンラインサロンだけで月何百万円も稼ぐのは、一般人には無理です。というか有名人であっても大部分はそんなことはうまくいっていません。実際に私も「オンラインサロンで稼ぎたい」という人が相談に来たらいつも「それは無理ですよ」と止めています。オンラインサロンは、稼ぐためのものではないからです。

そうではなく、オンラインサロンは数十人とか、せいぜい数百人程度のファンを集めて、信用を貯める器として運営すべきなんです。それであれば、有名人でなくても誰でもできます。会費収入を得ることが主な目的ではなく、そっちは収入の柱の一つを増やす、安定収入としてあるとちょっとありがたいなという感覚なんですよね。

人間関係のトラブルが多くなりそう

「やる、やる」と言っていてなかなか動き出さない人と話をしていると、人間関係のトラブルを心配していることも多いです。前にどこかのコミュニティに参加していてこんな嫌なことがあったとか、特に何かあったわけではないけれど想像するとメンバー同士が喧嘩をしたり、いろんなことが起こりそうな気がするとか。

ただこれは案ずるより産むが易しといいますか、実際にやってみたらそれほど大したトラブルは起こりません。想像した悪いことの９割以上は起こらないという、あれです。メンバー同士のトラブルが起こったとしても個人的なことがほとんどで、オーナーとして間に入ったり責任を取る必要があるケースはほとんどありませんし。

やってみろと言うけど、試しに無料のコミュニティをやってみたらトラブルが起こったんだ、とおっしゃる人も多いですね。これは全くの逆で、有料のコミュニティ（つまりオンラインサロン）の方が、圧倒的にトラブルは起こりにくいです。なぜなら、何かしらの不満を抱えた人はお金を払う価値を感じなくなり、抜けていくからです。