「AIに仕事をどんどん奪わせる研究所（どん研）」を立ち上げます

投稿日: 2023年4月4日

フラスコ代表、安田です。ChatGPTに衝撃を受けて全然頭が追いつかないのですが、なんとかアップデートすべく、実験的な取り組みを始めます。すぐビジネスにつなげるつもりは全くありません。

理念：全ての仕事をAIに奪わせて、自由になる

「AIに仕事が奪われる」と恐れている人も多いなか、もっと積極的に「どんどん奪わせる」という理念のコミュニティを立ち上げます。名付けて「AIに仕事をどんどん奪わせる研究所（以下、どん研）」。AIでできることをいち早く試してみて、今やっている仕事をどんどんAIに任せて、みんなで暇になりましょうというコンセプトです。仕事なんてAIにやってもらえば良いじゃないですか。

なんていうか、AIによって我々の持っている仕事に対する概念が大きく変わる気がしていて、例えば「額に汗して働く」とか「時間を使ったことにお金を払う」「情報格差で稼ぐ」みたいなことって、全て崩壊しかねないなと。また何か良いアイディアを考えたとしても、それを独占して稼ごうというよりは、オープンにしてみんなで豊かになりましょう、みたいな大きな流れを感じます。

私はビジネスをやっている立場ではあるのですが、今までのビジネスモデルが全て崩壊するのではないかという恐怖感と、ワクワクする気持ちが同時にあります。なので完全にビジネス度外視で、AI移行の時代の感覚が掴めるような実験をやってみたいという好奇心が抑えられません。「どん研」はそういう位置付けです。

価値観１：共創

基本的な考え方としては、競争ではなくて共創です。世の中にはいろんな仕事があると思いますが、それらを「AIを使って自動化・効率化できないか」とみんなで考えたり、強みを持ち寄って解決していくという場を作りたいんです。現時点で解決できないこともあるでしょうけれども、それでもああでもないこうでもないとみんなでわちゃわちゃ議論したり、工夫するのは楽しいかなと。

私自身も、少しでも役に立てそうだなと思う課題に対しては全力で取り組みます。と言っても、私はエンジニアでもなければ、英語ができるわけでもありません。サラリーマンと起業家の両方を経験していることと、仕組み作りは得意かなとは自分でも思いますが、持っているリソースとしてはその程度で。「どんな課題でも私が解決します！」というスタンスではありません。

価値観２：親切

誰か他の人が抱えている課題には、親切さをベースに取り組むというのも大切な価値観にしたいです。「人は基本的に善である」ということを信じたいし、これからは人が持っている良い面が前面に出てくる時代になるような気がしていて。AI時代に生き残るのは、親切な人間なのではないかという気もしています。逆にいうと、AI時代には親切さが強みとなるのではないかと。

この辺り「なぜ？」と聞かれるとまだうまく答えられないのですが、直感的にそうなるような気がしているんです。人を騙したり、奪い合ったりするインセンティブがAIによって少なくなっていくのではないか。資源の不足が解消されていくと人は、親切で善良になれるのではないか。なれると良いな、という願望なのかもしれませんが、まずはコミュニティでそれが実現できたら素敵だなと。

価値観３：無償

そんなわけで他人の仕事をどんどん楽にしていくということをみんなで力を合わせて、親切心ベースで進めていくわけですが、しかもお互いに完全に無償でやろうじゃないかと。労働の対価とか成功報酬とか、見返りに何かしてもらうといったことを一切、お互いに求めない。感謝の言葉くらいはあっても良いと思いますが、それすら強要することなく、ただただ無償で人の役に立つだけ。

私も現時点で、これをやってすぐにも将来的にも、マネタイズは本当に考えていません。オンラインサロンにするとかバックエンドを売るとか、そういうのはここではやりません。イベントをやるとしても無料です。本業でやっている有料のイベントなどはここでは告知しないし、メルマガにすら登録を求めません。「ここから先は有料」というのも、するつもりはありません。

具体的な運営方法

そういう価値観なので、コストをかけて快適なサービスを提供するとか、きっちり責任を持って運営するという枠組みにするのは難しいだろうと思います。なので当面はLINEのオープンチャットを立ち上げ、そこに入ってくれた人達でゆるく運営するという感じかなと。管理者としてはせいぜい、３つの価値観に違反する人を強制退出にする、くらいの役割かなと。

私自身もAIで得た知見をそこに共有していったりはしますが、投稿の頻度とか正確性、課題や質問への回答期限などは全くコミットできません。飽きたら閉鎖するかもしれません。そんな感じの運営でも良くて、「ちょっと面白そうだな」と思った方はとりあえず、入ってみてもらったら良いかなと。私もこれをビジネスとは捉えていないので、ほとんどいち参加者の立場で楽しみます。

やっていくといろいろと決め事も必要になってくるかもしれませんが、まあ最初は最小限で良いでしょう。積極的に参加してくれる人が何人か出てくると盛り上がる気がしますが、私一人だとあっという間に過疎る気もします。リスクはありませんし、とりあえず実験してみましょう。一緒にやっても良いよ、という人はこちらからご参加下さい。