楽をするためなら、どんな苦労も厭わない
フラスコ代表、安田です。昨日は久しぶりに終電までオフィスにいました。私は飲み会にもほとんど行かないし、さほど趣味もないので仕事をしていることが多いのですが、でもこれって「楽をするため」なんだよなあって。そんな話です。
ここ数日やっていること
そんな感じで飲みにも行かず、いつもコツコツ動画を撮ったり仕組みを作ったりしているので、「仕事が好きなんですね」って良く言われるのですが、全然そんなことはありません。むしろ「人に喜んでもらって、ビジネスとして安定させつつ、自分が楽をするためにはどうしたら良いか」をいつも考えています。これらは相反するところもある要素なので、なかなか大変です。
昨夜は終電まで何をやっていたかというと、ダーウィンのコンテンツ動画を撮り直していました。1年分のコンテンツを全部撮り直すとなると動画部分だけで20時間くらいあるので、撮って編集してアップするとなるとなかなか大変でした。私の状況や頭の中がアップデートされているので、今年のうちにそれを反映させておこうと思い立ったので、つい。
とりあえずは最初の3本だけ、いや次の3本も、どうせならもう1本だけ・・・とやっているうちに、気がつけば全部やってしまいました。全てシステムに反映まで完了したことで、身体は疲れて喉はガラガラに枯れましたが、気持ちはすっきり。これで今まで以上に、自信を持ってダーウィンを提供できます。今年の汚れ(?)、今年のうちにですね。
単純作業の繰り返しが耐えられない
今まで生きてきて確信したのですが、そもそも私は単純作業の繰り返しが嫌いです。「軽作業、時給1,000円」みたいな働き方が一番、苦痛に感じます。できるだけ繰り返しの作業を減らしたくないあまりに、動画を撮ったり仕組みを作ったりしています。なぜそうなのかはわかりません。「繰り返すと、飽きるから」ということなのかもしれません。
思えば人よりも、飽きっぽいような気もします。何か新しいことを始めても、全体像が見えるまでは熱量高く取り組んで80点くらいを取りますが、その先それを100点にすることにさほど情熱を感じない。これは学生時代もそうでしたし、サラリーマン時代もそうでした。新しい世界を知ることや全体像を知ることに興味があって、それを完璧に実現することにはさほど興味がありません。
動画を撮るタイミング
あくまでそんな私の場合、なので参考程度にして頂きたいのですが、「同じことを2回話したら、動画化を検討する」ことにしています。何かを説明したりセミナーなどで、これは全く同じ内容を喋っているなと気づいた瞬間に動画にできないかと考えています。動画化するには手間がかかるのですが、それでもその動画が数回再生されれば元が取れるので、やらない手はありません。
「1度動画を撮ると一生使える」と言いたいところなのですが、それは残念ながらそうもいきません。今回のダーウィンの動画にしても「いくつか状況の変化と学び合ったので反映したい、部分的に撮り直しても良いけれどせっかくパソコンもマイクも新しくなったし、ここらでいったん全部撮り直してしまおう」ということで全面的に撮り直しました。
仕組みを作るということ
振り返るとそういう感じで、いつも「これをやってしまえば楽になる」と思いながら、動画や仕組みのどこかを常にトンカントンカンと工事をしている気がします。あたかもいつまでも終わらない、サグラダファミリアや渋谷駅の工事のように。あれサグラダファミリアは完成するんでしたっけ。でもきっと、すぐ改修工事が始まりますよね。まあそれはどうでも良いのですが。
仕組み作りというのは、どうやらそういうところがあります。これをやったら楽になる、次はあれをやったら楽になる・・・といつまでも何かを改善し続けているような気がします。ただその結果として、螺旋を描いて少しずつではありますが、確実に楽になってきていることも事実です。そもそもこの時期にダーウィン動画を全部撮り直すだけの余力があるのが、その証拠です。
かなり良いところまできた
そしてふと気づくと、かなり遠くまで来たなあと実感するんです。こうしてブログを書いている間にも全国の書店やオンラインで本が売れ続け、メルマガは読まれ、フラスコのメンバーは増え、ダーウィンについて知ったり、それで学んでいる人も常にいる。セミナーをやったりセッションを提供するタイミングではぎゅっと濃縮された状態で、お互いの貴重な時間を使うことができる。
永遠に思えた仕組み作りもかなり良いところまで来て、起業当初に思い描いていた状態に、もう少しで到達することができそうです。ようやく土台が固まりつつある。なので年末年始の一人合宿はすごく楽しみです。この土台の上に、どんな価値を載せていくのか。新しいサービスなのか、機能の改善なのか。・・・まだまだ当分は、もしかしたら一生、私が楽になることはなさそうです。