出版記念パーティーはやらないんですか?
フラスコ代表、安田です。私はまだやったことはありませんが、一般的には本を出版すると、出版記念パーティーというのを開催する人が多いです。『自分を変えるノート術』に関して「やれることは全部やる」と言っているのだから、出版記念パーティーもやりそうなものですが・・・。
何のためにやるもの?
出版記念パーティーとは、出版の喜びと感謝を伝える場、といった感じでしょうか。本を出すときには様々な方が関わるので、関係者をお呼びしてお礼をすると。ちょっと豪華な開場で、料理なんかを振る舞うんでしょう。でしょうというのは実は、私自身は参加したことがないんです。何度か誘われたことはあるのですが、予定が合わなかったりして断ってきたので。
誘われた感じでは、結構な参加料がかかります。編集者さんとか、一部の方は無料なんですかね。知り合いが本を出したくらいのことだと、無料招待者の分とかご祝儀的な意味とか、そういうことも含めて1万円以上とかです。まあ良い会場で料理やお酒を出すと、主催者もそれでトントンというところでしょう。金銭的には、会場以外誰も得をしていない気がします。
もちろん本を出版した人は嬉しくてテンションが上っているので、お祝いをしてあげることは友人としては意味があります。また、本を出したい人はパーティーで編集者の方とつながれたりするので、そういうメリットもあります。たまには華やかなパーティーに参加して、意識を高めるというのも楽しいでしょう。
ビジネス書ならではの話としては
率直に言えば、私はパーティーのような華やかな社交の場が苦手ということもあり、出版記念パーティーは「派手なだけであまり意味がないなあ」と思ってしまいます。呼ばれる方も正直、金銭面・時間面含めて微妙だろうなあと想像してしまったりして。著者が自ら開催するのも、祝ってもらう人が招集をかけるイベントってなんなんだろうとも思いますし。
ただビジネス書の場合は、「本を世の中に拡げるための仲間づくりのための場」という意味はあるのかなあと。パーティーに参加した人々が本を手に持ち、著者と一緒に写真を取ってそれをSNSに拡散するとか。「この本に関わった」という気持ちを持ってもらって何か手伝ってもらうとか。あるいは、本の先にあるバックエンド商品を買ってもらうとかですね。
そういう下心があるなら、出版記念で何かするのも良いかと思います。それでもビジネス書の場合はパーティーではなくて、セミナーで良いんじゃないのかなと思う派ですが。
パーティーが苦手という話
要は、私がパーティーが好きではないというだけのことですね。自分が出版記念パーティーに呼ばれたとしてもその意味が良くわからないし、当日の振る舞い方が想像できません。著者に会って「おめでとう!」と言ったあとは、高い料理を食べながらよく知らない人たちと頑張って雑談するという、ひたすら意味のわからない時間が続く(笑)。
まあ半分はネタですよ。今の私はそこまでコミュ障というわけではありません。参加すればしたで、何となく次につながるであろう人と何人かは知り合って、あわよくば編集者さんに出版企画を送る約束くらいは取り付けて「元を取る」だろうとは思います。そうやって参加者がそれぞれ、考えて動けばみんな何かを得られるのかもしれませんが、でもそもそもそれ必要かと。
主催者としても楽しくはないし、参加者としても半分は迷惑という気持ちもあるので、だったら自分ではやらないでおこうという結論です。出版記念パーティーを未来永劫しないという意味ではありませんが、少なくとも今は必要ないかなと。
まあ、世間がこんな状況なので
なので、コロナはほとんど関係ありません。コロナがなかったらまた別の理由をつけてやらないだろうと思うので、「渡りに船」くらいの感覚です。今は「リアルのイベントはやりません」と言っても誰も何も言いませんから、ある意味、助かります。
これからオミクロン株の第6波は急速に収束すると予想していて、3月末〜4月くらいならリアルのイベントも全然やれるんじゃないかと考えています。メインシナリオはそうでしょう。ただそうは言ってもこれからどんな変異株が出てくるかはわからないしどんな制限がかかるかは読みきれないので、数十万円をかけて会場を予約する気にはなりませんけどね。
実は2月・3月にWeworkで少人数でのビール飲み放題付きのイベントを企画していたのですが、まん防でビールが出せなくなりました。こういうことがあるので、大きなイベントを仕掛けるのはさすがの私もためらいます。また3月末くらいに何か小さく、ビール付きのイベントはやるかもしれませんが。
オンラインでセミナーをやります
ということで、特に何もしなくても良いのかもしれませんけど、『自分を変えるノート術』出版絡みのイベントとしてはオンラインでの出版記念セミナーをやります。内容は一人合宿のコツ、本には書けなかった一人合宿誕生秘話、一人合宿のディープな話などです。気分が乗ったら出版に関する裏話もするかもしれないので、出版関係者は参加をお控え下さい(笑)。
あまり大勢を集めるつもりもなくほとんど告知をしないまま、実は1回目がもう今週末です。2月26日(土)19:00〜と、3月2日(水)19:00〜の2回限り。いずれもオンライン開催です。料金は3千円ですが、本をお持ちの方は1千円、クラファンで支援をして頂いた方は無料です。今からでもクラファンで支援したいという方はご連絡を下さい。
本を読んで「面白かった」「もっと深く知りたい」という方、本はまだ読んでいないけれども「なんだか楽しそう」と感じた方は、ぜひご参加下さい。多分、面白いセミナーになるはずです。セミナーだと最後に何かバックエンドの売り込みがあったりするものですが、今回はバックエンドはありませんので、安心してご参加下さい!!