一人合宿の理想の周期(年次・月次・週次・日次)
フラスコ代表、安田です。『自分を変えるノート術』では「30分の一人合宿から人生が変わる!」というような言い方をしているのですが、当然ながら30分で終わりではありません。今回は(引かれるかもしれませんが)本当に理想的な一人合宿の周期について、お伝えします。
ベストな周期は人それぞれ
最初にお伝えしておくと、一人合宿というのは自由なものです。ふと思いついたときにそれこそノートを持ってカフェに行き、30分だけ書いて考える。頭が少しすっきりして、また頑張ろうと思える。それで十分です。何の不足もありません。
ただ、読者の方の中にはまじめな方も一定割合でいるもので、「一人合宿を本格的にやったら、人生が変わる!」「どれくらいやったら良いのか?安田さんはどれくらいの周期でやっているんですか?」という質問も寄せられているので、今回はそれにお答えするブログ記事です。
なので今回書くことはあくまで「安田の場合」であり、決して「正しいやり方」ではありません。人それぞれ合ったやり方がありますので、これを参考にあなたにとってのベストを見つけて下さい。
年次
まず年次、1年間という大きなサイクルで考えた場合ですが、1〜2週間くらいの大きめの一人合宿を年2〜3回やっています。本には「1ヶ月の一人合宿もやった」と書きましたがそれは特殊なケースで、通常はクライアントさんや家族との兼ね合いもあるのでせいぜい、これくらいになります。
つまり年末年始の休み、ゴールデンウィーク、夏休みなどを使って時間を確保するということです。次のビジョンや戦略を大きく考えるには、少なくとも3泊4日、できれば1〜2週間の時間が欲しいところです。うちは妻が寛容なのでこれだけの時間が確保できていますが、それぞれのご家庭やお仕事の事情をやりくりして、なんとかまとまった時間を捻出して下さい。
月次
これに加えて毎月、第◯ ◯曜日と曜日を決めて、2日間のミニ合宿をしています。ビジネスホテルに泊まることもありますが、カフェやオフィスで済ませることも多いです。実は今日、これからビジネスホテルで一人合宿をします。ホテルを使うのは久しぶりなので、楽しみです。平日だと安く予約できたりするので、良いんですよね。
1泊2日を毎月確保するというのはなかなか、家族のいる方にとっては大変でしょう。3時間くらいでも良いので、第◯土曜日の午前中などと曜日を決めて、定例的に一人合宿をすると軌道に乗るはずです。年末年始に1日+毎月3時間、これくらいから始めると無理がなくて良いのではないでしょうか。
週次
ここからは私もそこまで厳密にはやっていないのですが、毎週月曜の午前中は一人合宿をするようにしています。何かでずれたらまあ、月曜中には。やっぱり月曜の朝というのは一般的には「仕事をしたくない」と感じるものでしょうけれども、そもそも私は月曜日はクリエイティブデーとして創造的な仕事をするようにしていますし、その始まりとして一人合宿を良く使います。
なんとなく作業を始めれば、なんとなく時間が過ぎていき、なんとなく1週間が終わります。1日でも1ヶ月でも1年でも、同じです。しかし一人合宿でやるべきことをリストアップし、明確にイメージしてから作業に取り掛かると、有意義な時間を過ごせます。そのメリットは、投資する時間をはるかに上回るものです。
日次
日次となると、私もかなり良い加減です。空いた時間や移動の合間のスキマ時間にカフェに行ってノートを開く、くらいのことです。たまたまタイミングが合わなければ、やらない日もあります。ただ朝オフィスに着いたら、フセンにその日やることをリストアップするようにはしています。これも含めれば、毎日一人合宿をしているとも言えるでしょうか。
何かセミナーを作ったり誰かと交渉をしたり、そういうことがあればほぼ必ず事前にノートを開き、ざっくりした構図や交渉のイメージを描きます。こういうことまで含めるなら、一人合宿をしない日はほとんどありません。「毎日◯時に30分、一人合宿」と決めることで気分が上がる人はやると良いですが、私はちょっとそこまではやらない方が楽に感じます。
苦しくなるなら、間違っている
まじめな人ほど、年次・月次・週次・日次としっかりルールを定めて習慣化したいと考えることでしょう。しかし習慣化というのは、何かを楽にやり遂げるために使う方法だと私は理解しています。なので、厳密なルールを定めて苦しくなる人は、その方法なりルールがまだしっくりきていません。もっと楽にできる方法を探して良いと思うんです。
私は一人合宿のテーマとして、習慣について考えることが良くあります。そもそも自分が本当にやりたいことが何で、理想の時間の使い方はどうか、今やっていることにムダがないか。そういうことを考えるのがまた、一人合宿の醍醐味の一つでもあります。このブログに書いてあることも、そうやって一人合宿から生まれたものなんですよ。
ちょっとディープな内容だったでしょうか?まずは深く考えすぎず、30分から気軽に一人合宿を、始めてみて下さい。やってみると楽しさに気づいて「もっとやりたい」と思うかもしれませんので、そうしたらこのブログ記事を読み返してみて下さいね。