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なぜ情報発信者はイヌよりもネコが好きなのか

夢とお金の専門家、シナジーブレインの安田 修です。

私は夢とお金の専門家なのでネコのことは専門ではないのですが、イヌかネコかで言えば明らかにネコ派です。そして、どうもネット上、情報発信者と言われる人にはネコ派が圧倒的に多いような気がするので、それに関する考察を少し。

イヌ派とネコ派の分布

平成26年全国犬猫飼育実態調査』に拠れば、「国内の犬の飼育頭数は約10,346千頭、猫の飼育等数は約9,959千頭と推計される」とのこと。ここ3年くらいのトレンドで言うとイヌは僅かに減っていて、ネコは僅かに増えています。不思議な事に、先進国ではイヌとネコの飼育数は均衡する傾向にあるそうです。

それでも、大差は無いにしても、イヌの方が飼育頭数は多いわけですよ。なのに、NewsPicksなどのネット上では私を含めてネコ派が圧倒的に多いんです。ネット上でアンケートをしても、ネコ派が多数になるんです。これはなぜだろうなと疑問に持ちました。

仮説の一つとしては、野良猫は野良犬よりも圧倒的に多いので、実は日本はネコの国なのではないかということ。そしてもう一つの仮説は、ネット上で発言をする情報発信者の属性と、ネコの特性が相性が良いのではないかということ。今回は、後者について検証します。

まずは、ネコの特性はイヌとの比較の中で、以下の3つであると考えました。

ネコの特性1:人間に支配されない

ネコは恐らく、人間に飼われているとは思っていません。人間を支配者と考え、リーダーは誰かを見極めて行動するイヌと、人間を「大きなネコ」「食べ物を運んでくる使用人」だと考え、特に態度を変えずに行動するネコの違いですね。象徴的なのは、海外で流行したと言われる以下のフレーズです(出所は不明)。

イヌ「彼らは餌をくれて、撫でて愛してくれる。彼らは神に違いない」
ネコ「彼らは餌をくれて、撫でて愛してくれる。私は神に違いない」

イヌ派に言わせれば、「ネコは芸をしない。賢くないからだ」という批判もありましょうが、ネコ派からすれば、「ネコは芸をしない。賢いからだ」ということになります。誰からも支配されず、支配もしないその超然とした姿は、そういう生き方に憧れるものにとっては魅力的でありましょう。

ネコの特性2:柔軟であり、たまに本気を出す

ネコは寝子と言われるくらい寝ていたり、ぼーっとしていることが多いのですが、狩りの腕前や身体能力、特にその柔軟性は特筆すべきものがあります。とぼけた顔をしているものの、実は百獣の王ライオンや虎と直系なんだなあと感じさせる凄みがあります。

正面からぶつかればイヌの方が強いような気もしますが、 いつも全力でハツラツとしてるイヌに対し、いざという時にしか本気を出さない最強生物の眷属というその厨二病的なスペックが、ネコ派のオタク心をくすぐるのです。

ネコの特性3:自由である、自立している

特性1の支配されない事にも関係してきますが、ネコは自由に見えます。野良ネコであっても、誰かネコ好きの人と仲良くなって(手なずけて)食べ物を貰ったりして何となくよろしくやっている感じがあります。私もサラリーマンをやっている時には、野良ネコに自分の将来を重ねてみたりしていたものです。

飼いネコであっても、呼んでも来ないくせに、作業に集中したい時には必ず邪魔をしに来ます。気まぐれなその生き方に、ネコ派は強い魅力を感じるのです。一方で散歩に連れて行く必要も無く、小屋を造る必要も無く、トイレも自分でしますし、手がかかりません。何て言うか、ネコって自立しているんですよね。

イヌ派とネコ派の属性

それでまあ、ここまで書いてきて想像できるように、ネコ好きには、支配を嫌い、インドア派で自立を尊重する傾向があり、イヌ好きは逆に、社交的でアウトドア派で秩序を尊重するという傾向があります。各種調査においても、人は自分に近い特性を持った動物を愛玩する傾向は裏付けられています。

ネコ好きはネコ的な人間であり、イヌ好きはイヌ的な人間であると言えるでしょう。ネコ派には都合の悪い事に、イヌ好きの方がやや裕福であるという調査結果もあるそうです。まあ、室内犬もいますけど、一般的には庭があって犬小屋があって毎朝散歩に行くというイメージからは、想像はできますよね。

情報発信者にネコ派が多い理由

そうすると、ネット上での議論でネコ派が多数派を占める理由は自ずと見えてくるのですが、もう皆さん想像ができていることと思うので包み隠さずに言うと、イヌ派がキャンプに行っている間にネコ派がネット上で情報発信をしているということですよ(笑)。まあ、ネコの性格がジャーナリストに向いているという面もあるかもです。

お前はどっちの味方なんだと言われると、それはもうネコなのですが、まあこういう現実を受け入れて生きていきましょう。実際、起業をして言わば野良猫の生活を手に入れて、これが本来の自分だと強く感じますから。私が救済すべきサラリーマン不適合者には、ネコ派が多いのかもしれませんね。それでは、また。