夢とお金の専門家、シナジーブレインの安田 修です。
前記事がNewsPicksでバズって(炎上して?)いるので、二匹目のドジョウを・・・ではなく、頂いた多くの意見の主要なものに対して、コメントしていきたいと思います。
今、起こっていること
昨日の夕方、ブログを投稿して、いつも通りにNewsPicksにもアップしたところ、ぽんぽんっと有力なPickerさんのコメントが付きました。これはもしかしていけるかなと思っていたら、堀江さん登場。コメント自体は「というか国民国家を守る兵隊さんをつくる教育システムだから当然。」というものなのですが、これで弾みが付きました。
「キャリア・教育」カテゴリのトップに記事が来て、しばらくしてから総合トップに躍り出ました。こうなると「みんなが見ている記事は見ておきたい」という群衆心理から、バズが起こります。
その後は確率変動フィーバーモード。常にサイトの滞在者が100名近くいる状態がこの投稿を書いている時点(つまり翌日の昼)でも続いています。記事のPVは1万を越えました。当サイトは普段のPVが少ないので、一桁少なくとも自分としては十分にバズっていると感じるところです。正直ガクブルです。
で、400件を越えるコメントを頂いていて全て読んではいるのですが、その一つ一つにお答えするのは到底不可能です。いや正直、NewsPicksにコメント返信機能がなくて本当に良かったと思います(笑)。ただ、記事を出しっ放しにするのも卑怯な感じがするので、少しだけフォローしておこうと思い立った次第です。
以下、小見出しは頂いた意見の中で主要なものです。最大公約数を取っている点はご了承下さい。
教育全体を起業家向けに変えるのか?
公教育で全ての人に起業を教えるというのは、夢物語だと思います。ただ、公教育も時代に合わなくなっていることは間違いなく、多様性を受け入れられるよう、創造性や議論の力を育むことができるよう、変えていく必要はあると思います。そして、起業家や芸術家などを育てる器は、別に作る必要があるでしょう。
何をいまさら、わかりきったことを
そういう人もいるでしょう。でも、そうではない人もこんなにたくさんいる訳です。専門家が「語り尽くされた」と思っている論点でも、一般の人からすれば目から鱗だったりするわけです。だったら、そこには改めて情報として発信すべき価値は、十分あると思います。
サラリーマンへの敬意が足りない
予想されたことではありましたが、「日本経済はサラリーマンが支えているんだ。起業家が偉くてサラリーマンはダメなのか」みたいな反論が多くありました。今回の記事では主張を尖らせるために、学校教育の問題点とサラリーマンのネガティブな点にだけスポットライトを当てています。
私も15年間サラリーマンをやってきました。サラリーマンは、勝ち組でありマジョリティです。それで幸せになれる人は多くいるし、創意工夫もしていれば努力もしている。実際に立派な人が多いです。ただ、そこに適応できない人はいるんです。声を伝えようとすると、マイノリティの叫びは、尖らせなくてはいけないんですよ。
「日本の公教育」と正確なタイトルにすべき
仰る通り。これは、確信犯です。なので記事の冒頭で、「日本」「学校教育」という文言を補っています。まあ嫌らしいなと自分でも思いつつ、対象を「教育」と敢えて拡げて見せることで注目を引いています。正確に「日本の公教育とは」としていたら、ここまでバズっていないのではないかと思います。
情報を発信する以上、どうやったら拡散するかという観点は外すことができず、タイトルは極めて重要です。嘘ではない範囲で多少の煽りを入れるのは、許容されるのではないかと考える次第です。まあここは、正直悩ましいところです。
海外事例や具体的な教育改革などに言及されていない
限られた文字数で論点を絞ったブログですから、網羅性には限界があります。徹底的に調査しないと書いてはいけない、というものでもないでしょうし。むしろ、NewsPicksの良いところとしては、多様なバックグラウンドを持った識者の方がコメントをして下さるので、私も勉強になりますというスタンスで良いのだと思っています。
「兵隊さん」等の歴史的経緯も、私も知識としてはありますが、そこまで詳しい訳でもないので補って頂ければありがたいと思います。
偏ったポジショントークではないか
そうです。情報の発信者は、全てポジションを持っています。逆に言うと、意見が偏っているからこそ、発信する意味があるんでしょう。私の場合は起業家を支援するというポジションを持っており、それはビジネスでもあります。一方で、それは心の底からやりたいこと・伝えたいことでもあるので、矛盾はしていません。
ホントこれ!代弁してくれてありがとう
なんだかんだ言っても、こういう方が一番多かったので、書いて良かったなあと思いました。識者の方々は忘れがちなのですが、何となくもやもやしていても文章や言葉にはできない、誰かに纏めて欲しいというニーズは確かに存在するんです。ニーズがある以上、記事には価値があるのだと思います。
最後に、NewsPicksにブログをアップすることの是非ですが、記事の内容が「経済情報に特化したニュース共有サービス」の看板からは外れているとは思います。ただ、ここまでダイレクトにかつ大量に読者の反応が得られる媒体を、私は他に知りません。許される限りは、今後もここで情報発信をさせて頂けるとありがたいと思う次第です。
それでは、また。