夢とお金の専門家、シナジーブレインの安田 修です。
前回の記事では起業家がブログを書く理由について書きましたが、やはりブログの宿命として、ネタ切れという限界に達します。今回は、その限界を突破する方法について、書いてみたいと思います。
ブログの限界(前回の復習)
前回の結論としては「自分の専門分野に近いところで、できるだけ頻度高く2,000文字以上のブログを更新し続ける」ということでした。ここでネタ切れという壁が立ちはだかるわけです。ネタが切れるのが問題であれば、絶対にネタが切れない題材を選ぶしかありません。
そんな都合の良い題材があるんですか?いや、それがあるんです。というところで前回は終わりました。今回はここからです。
なぜネタ切れになるのか
まず、ブログを書いているとなぜネタ切れになってしまうのでしょうか。いきなり結論を述べますが、ネタ切れになるのは「自分の内部リソースを使っているから」です。自分が知っていること、考えたことをベースに書く記事は、どうしてもバリエーションが限られてきます。
私の経験で言いますと、ネタ切れで苦しむ時は、文章が書けないのではありません。テーマが思い付かないんです。テーマさえ浮かべば、小見出しを4〜5個決めて、大概はさらさらと書けます。順調なら30分、多少苦戦しても1時間弱でしょうか。
ちなみに、起業家は1日に1時間以上をブログに費やしてはいけないと思います。2時間も3時間もかけているのなら、複数回に分割するなどして1回の文章の量を減らしましょう。どんなに練習をしてもそんなに時間がかかるなら、その人は集客の手段としてブログを使わず、SNSに特化した方が良いかもしれません。
脱線しました。つまりネタ切れが起こる時は大概、自分の内部からテーマを出そうとするからテーマが出ない。テーマが出ないので書き出すことができずに時間ばかりが経過していく状態だ、ということです。なので、テーマは外部から持ってくれば良いのです。それも、決して尽きることが無い外部リソースを見つければ良い。
外部のリソース①:本やニュース
となると、真っ先に思い付くのがこれです。私の場合、本を1冊も読まない週はないので、書こうと思えば毎週必ず書評が書けます。自分のビジネスに絡めた本を選べば、SEO上の効果もばっちりです。更には、「お勧めです」とか書いてアフィリエイトリンクを貼っておくと、小銭も稼げるかもしれません(笑)。
私は今は新聞を購読していません(案外、困りません)が、新聞記事や各種ニュースも良いですね。NewsPicksというところでコメントをしていると、「あ、この記事にはもっとしっかり意見を書きたいな」と思える記事がちらほらあります。それがテーマになり、2,000字程度の記事にはすぐになります。
外部のリソース②:クライアントとの経験
こっちの方が王道でしょうね。前回記事で「世界が広がった!頑張ろう!」式のブログ記事を否定したばかりですが、クライアントとの会話や体験をきっかけに、テーマが浮かび上がってくるのならばそれは構わないと思います。
結局、内部から絞り出しているテーマも、経験か読書かには必ず基づいているのですから、より積極的にテーマを取りにいくという感覚ですね。お笑い芸人が常に笑いのネタを探しているように、ブログのネタを探すのです。ブログのネタを探すのがバカバカしければ、自分の専門分野についてトピックを探す、という意識でも良いでしょう。
当たり前ですが、記事にする際にはクライアントの了解を事前に得ることを徹底しましょう。自分のことが書かれている記事は、内容を問わず、匿名だとしても、事前の了承がなければ心証が悪いものです。
外部のリソース③:インタビュー
そして、私が最も優れているのではないかと思っている方法はこれ、インタビューです。自分の内部の経験には限界がありますが、他の人の経験まで拡張してしまえば、限界がなくなります。なので今後は、経営者の方々にインタビューに行き、その内容を記事にするという方法について、試してみたいと考えています。
正直なことを言えば、もしかしたら色んな人の話を聞いているうちに、どこかで何かの仕事に繋がるかも、という下心はあります。実際、多くの人に会うこと自体がビジネスを加速させますから。しかし、それ以上に今は私自身が経営者として、またコンサルとして、多くの先輩経営者の話が聞きたいと渇望しているんです。
どういう経緯でビジネスを展開してきて、どういうビジネスモデルを作っているのか。何に悩み、それをどのように解決してきたのか。今後の進むべき方向性やビジョン。何よりそういう理屈を越えた、経営者その人の人間的魅力に、近い距離から触れたいと思います。
ということで、このブログもそろそろネタ切れの心配が出てくるころですので(笑)、新展開を見せようと思います。クオリティは落とさないつもりですので、お楽しみに。それでは、また。