「学ぶ」「教える」「成功する」。誰もが「信用の器 フラスコ」を持ち、育てて、つながる10万人のコミュニティ・プラットフォーム

信用の器 フラスコ

「どう稼ぐか?」よりも「どう役に立つか?」が大切

長期的な視点であなたの夢を目標に変えて実現する、人生計画フォーラム代表の安田修です。

誰にも会わずに1ヶ月間、一人合宿をして考え抜きました。新しいサービスをどう組み立てていくか、どこで収入を得ていくか、家族や周囲の人との関係性をどうするか、つまりどう生きていくかについてです。そして絞り出した結論の一つが、これです。

もちろん、稼がないといけない

「生きていくのにお金なんて必要ない!」なんていうきれいごとを言うつもりは全くありません。そりゃお金は必要ですよ。妻もいて子供もいればなおさらです。子供にできるだけしっかりした教育を与えたいし、たまにはおいしいものも食べさせてあげたいし、海外旅行も経験させてあげたいです。家族を持ち出すまでもなく、生きるためにはある程度のお金は必要ですから、稼がないといけません。

田舎に住んで自給自足生活、みたいなのに憧れる人も多いと思いますが、それだってある程度の初期投資と収入源は必要でしょう。「稼ぐ力」を身につければ、そういうスローな生活を選ぶこともできれば、海外に住むこともできます。不労所得を得るためにも、頑張って稼ぐ時期は必ず必要です。それは、ごく当たり前の現実として存在します。よほどの資産家に生まれでもしない限り、例外はありません。

稼ぐだけなら方法はある

お金を稼ぐだけなら、方法はいくつもあります。もっとも単純なのは、労働力の提供です。勉強を頑張って良い大学に入り、大企業に入れば安定した収入が得られる可能性は高くなります。家族がいなければ、アルバイトをするだけでも生きてはいけるでしょう。せどりや転売などのネットビジネスや、ネット記事を書いてアフィリエイト収入を得るだけでも、ちゃんとやれば一人ならなんとかなるかもしれません。

何かの理由で大企業で働くことができず、家族を養っていかないといけないもしくは良い生活を求めた場合には、もう少し頑張らないといけません。一つは「雇われながら副業をする」という選択肢。もう一つはコーチ、コンサル、士業、その他専門技術を活かすなどで起業をして、「高額商品」をパッケージで売っていくという選択肢です。悲しいかな、これらは「本業」だけだとあまり稼げないんです。

専門知識をそのまま使って、個別のセッションを時間あたりいくらで提供したり、専門分野の何かの作業を代行するような仕事の仕方では、なかなか稼げるようになりません。そこで、どこかのコンサルタントに相談して必ず言われるのが「単価を上げよう」ということです。30万円、50万円で売れるようなパッケージ商品を作って、セミナー集客をして世界観で売っていきましょうと。

お金を追えば信用は遠ざかる

このことは、論理的には正しいですし、実際にそれで生活できるようになった人も多いでしょう。ただ、このやり方は問題があります。中身が伴わない状態で高額のパッケージがとりあえず売れてしまうので、満足してもらうのが難しいんです。食っていくためには、そのパッケージが終わらないうちに次の集客もしないといけないですから、どうしても「強引な売り込み」になってしまいやすいんです。

強引な売り込みで契約を結び、提供する価値が追いつかず、アフターケアもできない。気がつけば、自分の評判が地に落ちているということが起こります。もちろん、そのサイクルで全力疾走しながら価値を高め、負の連鎖から抜け出す人もいるでしょう。しかし、長続きはしないんです。早く抜け出さないといけないのに、そのやり方で良しとして、安住してしまっている人が多いように思われます。

本格的な信用経済が始まる

一方で、情報の革命は容赦無く進んでいます。高額商品の契約を結ぶ前にその相手の名前で検索をかけたり、SNSをチェックしたりするのは常識になっていくでしょう。会社の採用でも、もうそれぐらいは当たり前ですしね。ステマが叩かれたり、不倫報道が加熱しているのも、情報のコストが下がっていることに関係していると感じています。嘘をつくことが、日増しに難しくなってきているんです。

今までは目の前の人を騙し切れば、次のターゲットはまずその人とは関係のない他人で、それでもずっとそのやり方を続けているとだんだん評判が悪くなってくるということは起こっていたのですが、情報が行き渡る時間が早くなってきます。一度でも良い加減な仕事をしたり嘘をつけば、その情報はネット上に一生残る、しかもそれが誰でも検索できるということになってきます。これが、信用経済の本質です。

信用を集めた人が成功する

そしてクラウドファンディングに象徴されるように、信用の価値は高まっています。信用さえ蓄積されていれば、お金は集まってくるんです。あなたのことを信用してくれる人が何人いるか、そしてその信用の度合いはどの程度か、それがあなたの価値そのものというわけです。誠実に人の役に立って信用を蓄積していれば、お金はあとから必ず付いてくるものなんです。お金は信用を数値化したものですからね。

フラスコでは「嘘をついてはいけない」というルールを追加しましたが、これは「嘘をつくことは損だよ」ということでもあります。コミュニティを持って信用を蓄積する上で、嘘をついたり強引な売り込みをすることのマイナスは大きいです。信用が蓄積されさえすれば、そんなことをしなくても安定した収入が得られるようになるのですから。これが、私の結論なのですが、いかがでしょうか。