長期的な視点であなたの夢を目標に変えて実現する、人生計画フォーラム代表の安田修です。
『革命前夜』でお話ししました通り、2月末で人生計画フォーラムは解散し、新しいサービスを立ち上げます。「フラスコ」という名前にしたいと思います。理科室にあった、三角とか丸底とかがある、あのフラスコです。これにはいろんな意味があるのですが、なんだと思いますか?ちょっと想像してみてください。なんとなく絵が浮かびませんか?
フラスコは信用の器
まず最初にお伝えしたいのは、フラスコとは「信用の器」だということです。大きな話からすると、私はこれから国家とか大企業といった大きな「器」から離れて自由に生きようという人が、増えると考えています。情報・豊かさ・移動の「3つの革命」により、それらに依存して生きていく必要性が、減っているからです。いわゆる「個人の時代」がやってくるでしょう。
個人の時代は「信用経済の時代」であり、「コミュニティの時代」です。お金や肩書きに変わって、人からの信用やコミュニティの強さがその人の価値を決めるようになると考えられます。信用は液体のようにとめどなく流れていきますが、一人一人がそれを集め、溜めておくことができる器をそれぞれに持つ必要があります。それが、コミュニティというわけです。
自由で安全な実験室である
「フラスコ」はコミュニティプラットフォームなので、サービス自体はコミュニティとしてのフラスコそのものというよりも実験室ということになります。理科の実験って、ドキドキはしますが基本的には安全ですよね。自由と言うと不思議かもしれませんが、自由というのは「何をやっても良い」ということではありません。本当にやりたいことをやれる、ということです。
実験室のように様々なコミュニティのやり方を試し、試行錯誤の中で自分にぴったりのコミュニティ運営を身につけてもらう。「フラスコ」はインフラでもありますが、学校でもあるんですよ。知っていることは全てお伝えしますが、コミュニティに関しては正しいやり方はまだ世の中的にも確立していないので、自由で安全な場所でどんどん、失敗してみれば良いんです。
透明で、化学反応が起こる
フラスコと聞いて、色のついたモノを想像した人は少ないはずです。私も透明なフラスコをイメージしています。「フラスコ」は自由ですが、いくつかの禁止事項があり、中でも嘘をつくことを強く禁じます。引き続きMLM・政治・宗教・強引な売り込みは禁止です。安全な実験室では、まだ無知な人を騙して稼ぐこと(ひよこ喰い)は決して許されません。
透明で、互いに信頼しあえる安全な環境さえあれば、教える人のコンテンツのレベルが高いかどうかはさほど問題ではありません。良い人がどんどん入ってきて定着してくれるようになりますし、またメンバー同士で教えあうことで、いずれレベルは高くなるでしょうから。そうやって全体のレベルが高くなると、メンバー同士の相互作用、化学反応が起こるんですよね。
紹介を出したり、助け合うことを義務にする必要はありません。多くの人が信用の器を持ちそれを育てることで互いに信用が高まり、化学反応が起こりますからね。それらは必ず「起こってしまう」ものなんだと思います。
自分にも人にも、嘘をつかなくて良い世界へ
なんとなく、目指す世界観が伝わりましたでしょうか。もちろんこれからこのことは繰り返し発信していくので、現時点で全部理解して頂く必要はありません。「なんとなく、楽しそうそうだな」とだけ、感じて頂ければ最高です。誰もがコミュニティを持ち、自由になれる時代を、私たちは作っていきます。放っておいてもそうなるでしょうが、その流れを加速します。
「自由になるためには自己責任だ、騙されるのは仕方ない」という立場を、私たちはとりません。もちろん自己責任の原則はあります。それでも、できるだけ嘘のない安全な環境を用意し、また自由になるための力を養うための教育に、コミットします。「フラスコ」は単なるインフラではなくて、ましてやネットサービスではなく、教育事業なんです。
人の成長にコミットする
そんなわけで、私たちがコミットするのは人の成長です。自由になりたい普通の人(天才除く)が必ず通る道である「コミュニティ作り」に必要な機能を提供しつつ、ノウハウや情報の提供という形でも全力でサポートします。コミュニティを作ることの意味をきちんと理解している人はまたほんの一握りで、その人はほぼ例外なく成功していると気づいたんです。
コミュニティ作りをはじめ様々なことを学びたい人、教えたい人、成功したい人、そして成功し続けている人が集まり、そのメンバーの周りに多くの信頼できる人が集まることで、「フラスコ」はとても貴重なプラットフォームになります。そのカギは、信用と教育にあるのだと確信するに至った今日この頃です。3年にしてようやく、当たり前のことに気づきました。