長期的な視点であなたの夢を目標に変えて実現する、人生計画マスターコーチの安田修です。
最近、交流会に行きまくっています。何度も公言していますが私は交流会やパーティーが苦手で、苦手なあまりに自分のコミュニティを作ったくらいです。そんな私が交流会に行きまくっているのはなぜか、ビジネスをしていく上で交流会は必要なものなのかどうか、考察してみましょう。
交流会に行っている目的
ちょっと前まで、「自分はコミュニティホルダーなので、どこかの団体に所属することはない」と公言していましたが、今は期間限定でいくつかの団体に所属したりもして、交流会に行きまくっています。これはひとえに、人生計画フォーラムのメンバーを増やすためです。行けば毎回、良い人は1〜2名はいますから、ある意味効率的です。
来年には全ての団体から抜けて、交流会に出ることもなくなるだろうと思います。ランチを奢るのも今年限りです。もしかしたらめったに人前に現れなくなるかも(笑)。でも、本来の私の強みを活かすなら、そういうポジションに立つべきだと思っています。大勢の前で力を発揮できるタイプでもなく、有名になろうという願望も全くありません。
私はあくまで、プラットフォームを作る人です。仕組みを作り込んだ上で1対1か、せいぜい志の高い数名を相手にした少人数のコースを開催することにより、レバレッジを効かせて影響を与えることに適性があり、かつ喜びを感じます。交流会は真逆ですが、考え抜いた結果この6ヶ月はそれが戦略上、最適だと判断したから行っているんです。
集客の王様はリアル
人を集めようと思ったら、ネット広告は実は王道ではありません。あくまで泥臭く、人と会って談笑して距離を縮め、相手の目を見ながら「来て下さい」ということです。何かが起こるのはいつも、実際に人と人が会っている時です。zoomなどのオンラインでもその何割かの効果は出せるかもしれませんが、かなりの部分、落ちる情報があります。
最近感じるのは、起業家には2種類あって、それは「職人気質で良い商品を作れるけれども営業が下手な人」と「人と人を繋ぐことに才能があるけれども商品が作れない人」です。どちらかができればなんとなく成立してしまうため、両方できる人が少ないんですよね。もし両方ともできなければ、残念ながら廃業をして消えていくのだと思います。
フォーラムにも「セミナーやイベントをやっても誰もこない」と嘆いている人がいるのですが、そういう人ってリアルの世界で動いていないように見えるんです。SNSでの美しい文章とちょっとばかりの広告では、人なんて集まりませんよ。知り合いに声をかけていますか?交流会に行っていますか?と言いたいので、まずは身をもってやろうかと。
いつまでも頼ってはいけない
で、職人気質の人は「交流会なんてくだらない」と自分の殻にこもり(私は自然体だとこっち)、人繋ぎが得意な人は「交流会が楽しくて仕方ない」と交流会中毒みたいになっていきます。苦手な人ほど交流会には行くべきだ、ということになりますが、得意な人でもそれに頼ってはいけません。その状態ではビジネスの成長がないからです。
初めて出会う人にその場で売れる商品というのは、たかが知れているんです。つまり、高額商品は交流会では売れません。色んな交流会で顔を何度も合わせると多少は信頼関係ができるような気にはなるでしょうけれども、せいぜいお互いのフロントエンド商品をお試しして終わりではないでしょうか。ビジネスが深まらないんです。
セールスの進化
かつて、セールスは単純でした。知り合いに声をかけて、もしくはテレアポや飛び込みで声をかけまくれば多少は売れたんです。神話の時代ですね(笑)。あっという間にマーケットは枯渇し、ビジネス交流会というものが生まれました。その発展形としてリファーラルという仕組みが出てきて、互いに顧客を紹介し合うようになりました。
消費者はどんどん賢くなりますから、それにより「誰かの紹介なら安心」という信頼が揺らぎ、高額なサービスを売るためにはセミナーを実施して先生ポジションを取るのが普通になりました。プロダクトローンチという、信頼関係を獲得するのに何日間も時間をかける手法も流行りましたが、これも早晩「怪しい」と思われ始めます。
セールスはどこにいくのかと考え、私は「コミュニティ」という結論に至ると考えています。もしかしたらその先もあるのかもしれませんが、賢い消費者を騙すことなく価値の高いものを販売していこうと思えば、コミュニティを持って時間をかけて人間関係を育てるしか方法がないように思うんです。論理的に考えて、そうなるんですよ。
志高く、苦手を攻める
コミュニティを持って信頼関係を育てていけば、互いにストレスなくビジネスができます。イベントを開催すれば、告知にお金をかけなくても人が集まるようになります。10万円、15万円、30万円という高額なサービスであってもいちいち「怪しい」とか「安くしてくれ」とか言われなくなりますし、強引に決断を迫る必要も無くなります。
フォーラムは実際にそうなりつつありますが、その心地良い場所を出て交流会という戦場に赴けば、強引な売り込みをしたり小さな約束を守れないような人がたくさんいて、傷つくこともあります。それでも、コミュニティの中で全てが解決する理想を、志高く持っているからあまり気にはなりません。今は必要であるから行く、それだけです。そんなわけでみなさん、交流会に行きましょう。それでは、また。