「学ぶ」「教える」「成功する」。誰もが「信用の器 フラスコ」を持ち、育てて、つながる10万人のコミュニティ・プラットフォーム

信用の器 フラスコ

コンテンツ紹介、全員経営(10万字の長すぎる自己紹介46/50)

長期的な視点であなたの夢を目標に変えて実現する、人生計画マスターコーチの安田修です。

この記事は、人生計画フォーラムのコミュニティ・プラットフォーム・システムの開発に関するクラウドファンディングプロジェクトが5日後の7/7(金)までに200万円の目標額を達成するために毎日2,000文字以上、書いています。全員経営コンサルタントとしての話はブログに書くことはあまりありませんが、たまには良いでしょう。

コンサルティングは「売らない」

全員経営については、私はほとんど情報発信をしていません。一時期は経営者の方に向けたメルマガを書いていたりもしましたが、やめました。セミナーもやっていませんし、信頼できる方からご紹介を頂くケースを除いては、ほぼ営業をしていない状態です。今後もおそらく、積極的にコンサルティングを「売っていく」ことはないでしょう。

コンサルはフィーも高額なので、いくつか契約があると経営はとても楽になります。しかしそれだけに、一件ごとの依存度が高いために不本意ながら続けてしまうというインセンティブもあり、結果としてお互いのためにならないこともあると感じています。気がつけばコンサルがサラリーマンのマインドになっていることも起こり得るんです。

一方で、結果を出すのはコンサルタントではありません。社長であり従業員の方々です。少なくとも社長が本気で変わろうと心の底から思っていない限り、結果を出すことは難しいんです。そのことは契約前にうるさいくらいにお伝えしますが、時間が経てば意識が薄くなってきます。そこできっぱりお断りできるようにならないといけないなと。

大切なのはビジョンとキャッシュフロー

なのであまり語ることがないのですが、良い機会ですからどんなコンセプトでやっているのか、ご説明をしておきましょう。全員経営という考え方は、孤独を感じがちな社長を救いたいという想いと、従業員ももっと主体性を持って自由な生き方ができるはずだという想いを両立される考え方で、野中郁次郎さんの著書にも同名のものがあります。

「誰も本気で仕事をしない、提案してこない」と社長が怒っているときは、実は社長にもその原因があります。社長と従業員の間には圧倒的な情報の格差があり、立場も違いますから、それが意識の格差を産むのは当たり前なんです。そもそも、大方針が示されていないことがあります。ビジョンが明確でないと、従業員も提案しづらいんです。

良かれと思って提案しても、社長に嫌われてしまうかもしれませんからね。そういう会社の人事評価は、社長に気に入られるかが全て、となっている傾向がありますし。そこで、まずは基本的な情報として、ビジョンとキャッシュフローを明確にして、共有化することから始めましょうというのが全員経営の基本的な考え方です。

後回しにされる企画・財務・人事

立ち位置としては、社外という客観的な立場にあるナンバー2ですね。私がコンサルティングの対象とする比較的規模の小さい(従業員5〜30名程度)の会社は、社長のワンマンチームであることが普通です。優秀な人材がいたとしても営業か生産、管理部門に配属されていて、企画・財務・人事という機能は誰にも任せられないんです。

この3つは、どれも大企業であればいずれ社長になるようなエース級の人材が配属されている部門ですよ。そういう仕事を誰にも任せていないのですから、社長の後継者が育たないのも当然なんです。なので私は社内にそういうことができる人材を育てながら、その主要3機能についてサポートをします。

つまり、私の守備範囲はビジョン・キャッシュフロー・コミュニケーションです。人事評価まで踏み込むこともあります。金融機関での15年の経験に加え、今では私自身がリスクをとって会社経営をしているので、経営者の立場と従業員の立場や気持ちが両方理解できるのが強みです。

結局は人生計画の話になる

そして、その3機能を入り口に企業に深く入っていくと、結局は社長の人生計画の話になるんです。表面的な仕組みの整備は1年もあれば終わりますが、「本当に成長をしたいのか、変わりたいと心の底から願っているのか」という話になるんです。その答えがノーなら、私の出番はありません。イエスなら、人生計画のプロとしてもお役に立てます。

社長の人生計画の背骨がない事業計画は、薄っぺらいものです。これはスモールビジネスに限らず何十人も従業員がいる会社でも同じことです。従業員にもその薄さは伝わりますから「社長がまた何か言っているから、とりあえず頑張りますと言っておけば良いだろう」と表面的に理解したふりをして、行動にはほとんど繋がりません。

このように、全員経営は人生計画と関係がないようでいて、実は密接に結びついています。社長の人生計画と、従業員の方々の人生計画に深くコミットできるなら、コンサルティングをもっと広くやっていこうと思います。本気の社長と出会い、全力でその事業と人生をサポートしたい、それが今の私の願いです。それでは、また。