夢とお金の専門家、シナジーブレインの安田 修です。
実は一時期、アフィリエイトなどを絡めてネットビジネスを中心に起業をしようと考えていました。そうすると、googleは既に世界を支配しているのではないかと感じましたよというお話。
googleの影響力
あなたは、googleのサービスをどのくらい使っていますか。日々の検索の他はgmailくらい、でしょうか。カレンダーやSNSのgoogle+を使っている人もいますかね。google+はFacebookと比べると、あまり冴えないですよね。Amazonやappleと比べても、googleは日常の接点が少ない分だけ「大したことが無い」と思いがちかもしれません。
ところが、ネットを起点に起業をしようと考えたとたん、googleの影響力の大きさに慄然とします。google adsenceは収益の柱ですし、広告を出す際にも最有力候補です。
サイトを作ればSEOといって「どうやったらgoogleの検索エンジンに見つけて貰えるか」を真剣に考えざるを得ないですし、サイトへの訪問者がどのような行動をとるかはgoogle analyticsで分析します。社内や社外協業メンバーのデータ共有はgoogleappsが便利です。この辺りは、ネットビジネスでなくても同じです。
三蔵法師の掌で踊らされた孫悟空のように、googleの掌の中で踊らされているような感覚に陥ります。練りに練ってサイトを作り、そこで自動的に収益が上がる仕組みを作り、「やった!」と思って会社を辞めてみたら、googleの「有害な仕組み」に関する方針が変わり、サイトへの訪問者が激減して一つのビジネスが簡単に破綻します。
例えば、ほんの少し前まで「相互リンク」はサイトへの訪問者を増やしつつ、サイトのランクを上げる手法として有力でした。正直、私は今でも有効だろうと思い込んでいましたが、念のため事前に「ググって」相互リンクがサイトのランクを上げることに意味が無いどころか、スパム認定されて大いに不利であることを知りました。
SEO業者も数多く存在しますが、テクニカルな手法はgoogleサイドに次々と潰されていっているというのが現状です。テクニックを潰せば、SEO業者も潰れます。グーグルが何かを変える度に、いくつもの会社が潰れていると言っても過言ではないでしょう。
リアルビジネスへの影響
もっとも、SEO対策をgoogleの側から見れば、まっとうではないサイトが小細工をすることで、検索の上位に表示されるということになります。そうなると検索エンジンとしてのgoogleは大きな打撃を受けますから、やはりそれは野放しにはできないんです。彼らも、生き残りをかけて抜け道を潰しに来ていると言えるでしょう。
つまりgoogleとしては、有益な情報が載っているサイトが検索上位にきちんと表示される世界を、守らなければならない。であるならば、我々がやるべきことはgoogleに技術的に立ち向かうことではありません。技術的にも資本力的にも、勝てるわけがありませんから。やるべきことは、「有益な情報が載っているサイトを作ること」なんですね。
そうすると、googleとは利害が一致します。長いものには巻かれましょう。かといって、巨大なサイトを作る必要はありません。専門分野を絞った、専門性の高いサイトを作れば良いのです。テーマは何であれ、それを調べたいと思う人にとってあなたのサイトが最適であれば、googleはそこに人を連れて来てくれる、というわけです。
本体のコンテンツを充実させつつ、毎日こつこつとブログを書く。そうすると、そのうちにgoogle様のお眼鏡に叶うサイトになるという仕組みになっています。googleはロボットのくせにすぐに人を信じないあたり、何だか人格の存在を感じてしまいます。
googleの目指すもの
そもそも、googleは地上に存在する全ての情報を集めようとしています。Web上の情報は、ほぼ集め終えたと言って過言ではありませんし、そうそう、冒頭に言い忘れましたがgoogle earthも凄いですよね。世界を一通り、記録してしまった。Android、Youtubeも彼らの傘下です。
その他にも、世界中に存在する全ての本を読み込もうとしていたり、ロボットや人工知能、スマートホームや衛星技術、自動運転の車に多額の投資をするなど、様々な野心的な取組をしています。社是がdon’t be evil(邪悪になるな)というのがまた、秘密結社っぽいですよね。
googleの目指すところはあまりに突き抜けていて、何だか怖くなります。FacebookやAmazonとはまた違う意味で、クレイジーなものを感じます。世界を支配しようとしているような。でもこんなことを書くと、googleのロボットが巡回して来て察知するのでは・・・あっ、誰か来たようなので、本日はこれくらいにしたいと思います。それでは、また。