長期的な視点であなたの夢を目標に変えて実現する、人生計画マスターコーチの安田修です。
この記事は、人生計画フォーラムのコミュニティ・プラットフォーム・システムの開発に関するクラウドファンディングプロジェクトが32日後の7/7(金)までに200万円の目標額を達成するために毎日2,000文字以上、書いています。財務のミドルオフィスでは、「ナンコツ」みたいな仕事をしていました。あ、もちろん良い意味ですよ(笑)。
念願の財務!仕事内容は・・
2年連続の企画の仕事を強くお断りして、ついに担当することになった念願の財務の仕事です。営業でこそないものの、楽しくないはずはありません。大企業を担当する部署ではありませんが、誰でも知っているような優良企業は多くあります。全く名前を知らなくても、キラリと光る良い会社というのはあるもので、毎日が驚きの連続です。
企画のときにも、朝早く行って担当してもいない企業の資料を読み込んだりしていましたが、自分の担当となるとやはり読み込みの深さが違います。何より、融資を実行するときには自分で調書を書いたりしないといけませんし。本来、役割分担的には調書は営業の担当者が書くことになっていましたが、割とミドルでも手を入れるんです。
美しく言えば「編集」のような立ち位置ですが、実際には「丸投げ」に近い形で営業(フロント)から調書が回ってくることもありました。そういう不完全な調書のことを「真っ白なキャンパス」なんて揶揄的に呼んで、やや自虐的に「ストーリーを描いて」いましたけどね。数字だけはありますから、嘘にならないように論理的に考えながら。
営業でもなければ審査でもなく、事務でもない
ミドルの仕事はそんな感じで、フロントではないのですがフロント的な仕事もしますし、審査や事務などのバックでもないものの一次審査をしたり専門部署との折衝をしたり一部の事務を担当したりして、本当に融資の一連の流れが全て見えるし、体験できる部署でした。成長したい若手にとっては、理想的な環境だったと思いますね。
ただ裏を返せば、審査から見れば完全に営業の位置付けにあるにも関わらず、営業から見れば筋の悪い案件だったりするときは審査と手を組んで案件を邪魔をするように感じることもありますし、無理なスケジュールを立てたり悪い条件を通そうとする営業担当者に対しては「本部の人」の立場で止めたりもします。コウモリ的な存在なんですね。
「猛獣使い」「ナンコツみたいな仕事」
営業担当者は勢いのあるやり手やベテランが多く、それこそルール違反スレスレで成績を挙げようとする人もいます。個性強めの人も多いですし。そこにまだ役もないような若手が担当として付くと下手をすると良いようにこき使われます。それをなだめたりすかしたりしながら気持ち良く働いてもらうという「猛獣使い」というスキルが必要になってきます。この面では随分、ここで鍛えられました。
ある同僚はそんな仕事を指して「ナンコツみたいな仕事です」と表現したのですが、とても優れた表現だと思います。骨でもなければ肉でもなく、平常時には誰もその存在を意識すらしていないけれども、ないよりはあった方が円滑にいく。いやむしろ考え方によっては重要なんじゃないかな、みたいな(笑)。贅沢、とも言えるかもしれません。
社長を集めて大イベント
今もあるのかわかりませんが、当時は部で独自に経営者向けのイベントをやっていました。外部から講師を招いてきて、取引のあるもしくはこれから新規に取引をしたい社長さんクラスの方を300人くらいお呼びして、セミナー&パーティーの大イベントをするんですね。もう少し小規模のものを含めると、年に3回くらいやっていました。
イベントは企画で担当していたり、その次の年は「企画は大変だから今年はイベントだけ安田が」となって、割と私が主担当をしていました。これがまた、面倒くさいんですよ。会場であるホテルを手配して運営を考えて、講師と折衝したり案内状を印刷して配布したり、そういうことも大変ですがまあ、良い経験と思っていました。
何が面倒って、自分の会社の役員さんが大挙して参加して頂けるのですが、ここに対する気遣いが大変でした。お客さんの社長さんよりも自社の役員の方が大変というのはどうかと思いますが、実際に不手際があった場合に叱られるのはこっちですからね。メンバー全員に役割分担をして、部課長まで巻き込んでなんとか乗り切っていました。
いつでも営業できるという自信、そして
そんなことも含めて、2年と少しミドル業務を経験しましたが、もちろんまだまだ第一人者とは全く言えないものの、「自分でも営業できる」「むしろ結果は、自分で直接営業をやった方が出せる」と思う(思い上がる)くらいには成長できました。仕事自体は楽しかったので、もう1年2年やっても良いかな、とは思っていましたが。
そんな中、財務とは関係のないところで環境が激変します。金融庁からの会社に対する「不払い問題」に関する指導が入ったんですね。次回、ちょっとそのことも書きますね。なんとなくあまり詳しくは書いてはいけないような気もしますが、できるだけ。それでは、また。