「学ぶ」「教える」「成功する」。誰もが「信用の器 フラスコ」を持ち、育てて、つながる10万人のコミュニティ・プラットフォーム

信用の器 フラスコ

狂ったように学びの機会を追い続ける(10万字の長すぎる自己紹介15/50)

長期的な視点であなたの夢を目標に変えて実現する、人生計画マスターコーチの安田修です。

この記事は、人生計画フォーラムのコミュニティ・プラットフォーム・システムの開発に関するクラウドファンディングプロジェクトが36日後の7/7(金)までに200万円の目標額を達成するために毎日2,000文字以上、書いています。社会人1年目〜3年目、仕事で全く通用しなかった私は、学びの機会をひたすら追い求めていました。

社外研修に行きまくる

出向先のニッセイ情報テクノロジー(NIT)はシステム会社であり、これから親会社との取引だけではなく外に打って出ていこうというムードだったので、教育には力を入れていました。新人研修も2ヶ月くらいありました。この期間に、基本的なアルゴリズムの組み方やアセンブラ・COBOLといった言語、開発工程の基本は習得できました。

私は日本生命からの出向なので、日本生命の研修とNITの研修を両方受けることになります。ちなみに試験も両方受けるので、大変なんですよ。でも当時の私はそれにも飽き足らず、社外研修の機会を求め続けていました。といっても、当時の私はネットで調べてセミナーにエントリーする、なんてことは怖くてできませんでした。

社内の制度で、システム機器のメーカーさんなんかが提供しているセミナーに社費で参加できるという制度があり、それを使い倒しました。結構高くて、1回数万円から10万円以上とかしたと思います。それに手を挙げまくり、2年目の時は研修担当のような役割を担いつつ、面白そうな研修は全部自分に割り振っていました。

英会話スクールでTOEIC

確かECCだったように思いますが、英会話スクールに通う資金を援助してくれるという制度もあったので、これも迷わず使いました。会社が終わった後というか無理に切り上げて、スクールに通うんです。TOEICの受験を繰り返しながら、英語力の向上に取り組む日々でしたね。

特に、英語力を使って何をしたかったというのはありません。だからということもあるでしょうし、タダでさえいつも終電までやっている平日の業務を切り上げて通うということに限界がきて、これは行かなくなってしまいました。会社にお金を出してもらって行かなくなるとか、今思うと許されないことですよね。

社内MBAにエントリー

グロービスが提供している、社内MBA(社内というのはNITの方)にエントリーして、半年くらいそのプログラムに参加したこともありました。やはり半年間くらい、クリティカルシンキングとかマーケティングといったテーマで事前課題とケーススタディをこなし、最後はチームで会社に新事業の提案をするというようなカリキュラムでした。

思えば、若手の意見を結集して次世代システムの提案をするというような社内プロジェクトもあり、そのチームの代表的な存在を担ったこともありました。懐かしい。こういうゲーム感覚のものは得意なので、大体、勝つんですよね。勝ったところで人事的に評価されるわけではないので、なんなのっていう不満が溜まるのですが。

MBAも最後は、クリティカルにシンキングしていくと「今のNITには外部に販売をしていくほどの競争力がないから、そこの対策が急務だ。具体的には・・・」という内容になって、講師陣からは評価されましたが社内上層部から不興を買いました。でも、今でもあの提言の内容は正しかったと思います。うちのチーム、最優秀人材が揃っていましたし。まあ、正しければ良いわけじゃないのが、サラリーマンの難しいところなんですけどね。

大学院を受験

そんな学びの旅も、最後には大学院を受験するところまで行き着きました。職場は大阪でしたから、神戸大学のMBAを受験したんです。テーマは「ナレッジマネジメント」です。暗黙知の溢れている職場だったので、これをなんとか新人でもアクセス可能なようにできないかと考えていたんですね。

職場でも社内ポータルサイトみたいのを立ち上げて情報の共有化を進めていたのですが、暗黙知を持っている人がそれを提供するインセンティブがなく、どうすれば良いのかなと考えていたので。社内で有識者を講師に招いて勉強会をやったりポータルを作ったり、入社して2〜3年にしては結構頑張ってるな、って今は思いますね。

これまた、会社から費用の補助があるはず(仕事は減らず、土日に通う前提)でしたが、結論から言うと落ちました。まあそうでしょうね、準備らしい準備もできませんでしたから。一次試験の英語と論文は奇跡的に通りましたが、二次試験の面接で「ナレッジマネジメントね。なんとか先生のほにゃららっていう本は読んだ?」系の質問に全く答えられず、撃沈しました。試験の前日もやはり終電近くまで仕事をしていて、朦朧とした頭で臨んでいますから、環境としてはちょっと厳しいですね。

まあそんなわけで、この頃は狂ったように学びの機会を追い求めていたなあと思います。そして、仕事で評価されないのも仕方ないよねとも。客観的にみて会社の業績よりも、自分の能力を高めることに集中しているのが明らかですから。それが長期的には会社のためにもなると思っていましたが、そういうことじゃないんですよね(苦笑)。それでは、また。