長期的な視点であなたの夢を目標に変えて実現する、人生計画マスターコーチの安田修です。
この記事は、人生計画フォーラムのコミュニティ・プラットフォーム・システムの開発に関するクラウドファンディングプロジェクトが49日後の7/7(金)までに200万円の目標額を達成するために毎日2,000文字以上、書いています。今回のテーマは将棋との出会いとそれで得たものです。私、良くも悪くも、ゲーマーなんですよね。
ゲームが大好き
これは息子を見ていても思うのですが、私は子供の頃からほんとにゲームが好きでした。今でもそうです。社会人になってからは、ゲームが仕事に甚大なマイナスの影響を与えてしまうので封印したくらいです。今でもゲームをやりすぎると自分がダメになるのがわかっているので、距離を置くようにしています。それくらい、好きなんです。
ファミコンを買ってもらったのは小学校3年生か4年生の頃でした。両親はかなり「買わない」と頑張っていましたから、早い方ではないと思います。それまでは自宅にゲーム機がないので、友達の家に入り浸ってはゲームをしていました。小さな頃はファミコンはありませんでしたが、ゲームウォッチとかですね。懐かしい。
ノートに書いて、サイコロを振ったりしてプレイする自作のゲームを作ったりもしていました。友達に遊ばせて、自分はゲームマスターっていうか進行役をやったり。小学校の低学年くらいからそんなことをしていましたから、かなりマニアックですよね。これも、似たようなことを息子がするんですよ。血は争えないなって思います。
祖父と将棋
理屈っぽくてゲーム好きな子供だったので、将棋にはすぐ夢中になりました。コマの動き方を教えてくれたのは父だったと思いますが、毎晩相手をしてくれたのは祖父でした。夕食が終わったらすぐ、1局か2局つきあってくれるんです。退職後のおじいちゃんだからヒマだということはあるでしょうけど、それでも毎晩ですよ。すごいですよね。
振り返れば祖父はそこまで強くはなくて、王様の囲いもせずに攻めてくるくらいのレベルではあったのですが、それでも最初は全然勝てなくて、でも続けているとたまに(性格的にあまりなかったですが)手加減して負けてくれたり、そしてそのうち普通に勝てるようになってくる。小学生のうちに、相手にならなくなるくらい上達しました。
街の道場に通い、プロを目指す
同級生の中では敵なしですし、祖父にも圧勝できるようになると、相手がいなくなります。そうしたら母がどこから調べてきたのか、市の公民館でおじさんが集まって将棋の定例会みたいのをやっていることを教えてくれました。道場というほどではないですが、有段者が多かったですね。小学生なのに、そこに熱心に通うようになるんです。
将棋アマ初段というのはこの頃、中学生かな、に取得したものです。田舎での評価なので実際に初段の実力があったかどうかは良くわかりませんが、とにかく熱中してやっているとおじさんたちの中でも強い方になってくるんですよね。奨励会に入ってプロになりたい!って言って駄々をこねたこともありました。
その時は親の反対もあり、その「夢」は割とあっさり断念しました。今思えば井の中の蛙でしたし、ずっと年下でもはるかに強い子たちがゴロゴロいる中で折れずに続けることができたか、プロになれたかというと極めて疑問です。まあ99%以上、無理だったでしょうね。なので止めてくれて良かった、このことは全く後悔はしていません。
将棋で得たもの
ただ、将棋を通じて得たものは大きかったと思います。論理的な思考が身につき、常に3手以上先を読んで行動するようになりましたし、礼に始まり礼に終わるゲームなので負けを認める潔さが身につきました。自宅で何時間も将棋盤に向かい、棋譜を研究することでとことんまで考え抜く習慣が身につきました。
ちなみに、中学校以降では麻雀にもハマります。この話もまた別の回にすることになりそうですからさらっと書きますが、将棋と麻雀の一番大きな違いは「運」の要素でしょう。将棋には運の要素が少なくとも表面上は、全くありません。より深く、より遠くまで考え抜いた方が勝つ、それだけの純粋なゲームです。ギャンブルじゃないんです。
経営は、ゲームである
大人になった今、私は経営はゲームだと考えています。遊び感覚で適当にやる、という意味ではありません。考え抜いた方が勝つ、ミスをした方が負ける、かなり純粋なゲームなのではないかと捉えているんですね。もちろん運の要素もありますが、一般に思われているほどその比率は高くないのではないかなと。どちらかというと将棋に近い。
だから今でも私は、「一人合宿」という名の「研究」をします。棋譜を並べて、考え抜くんですね。そうすることで、経営というゲームに高い確率で勝てるようになるのではないかと思っているんです。良くも悪くも、今の私や人生計画フォーラムを形作っているベースにあるのは、将棋だということになりますね。それでは、また。