長期的な視点であなたの夢を目標に変えて実現する、人生計画マスターコーチの安田修です。
この記事は、人生計画フォーラムのコミュニティ・プラットフォーム・システムの開発に関するクラウドファンディングプロジェクトが50日後の7/7(金)までに200万円の目標額を達成するために毎日2,000文字以上、書いています。今回のテーマは私が小さな頃、どんな子供だったかです。
最初の記憶と生まれた場所
生まれる前の記憶がありますとか、生まれた瞬間をはっきり覚えていますとか、7歩ずつ歩いて「天上天下唯我独尊」と言ったとかいうエピソードがあれば良いのですが、そういうのは特にありません。なんとなく、ベビーベッドで寝ているところは覚えているような気がしますけど、それも後からの記憶と混線しているかも。ま、普通です。
生まれたのは北海道の士別市というところです。札幌の北に旭川があって、それよりもっと北です。ありていに言えば日本で一番寒い地域でしょうね。確か実家の近くに、日本で一番の寒さ(マイナス40度以上だったはず)を記録した湖がありました。
今はどうかわかりませんが、年に1度くらいはマイナス30度を超えましたし、そんな時には学校が3時間目から始まる「2時間遅れ」という仕組みがありました。朝6:00の気温で決まるので、それがマイナス29.9度だったりすると地獄なんですよね。パウダースノーとかダイヤモンドダストなんて寒さの象徴でしかありません。
とにかく身体が弱かった
そんな寒いところで生まれ育ったからというわけではありませんが、とても身体の弱い子でした。川崎病という心臓に関する病気もしましたし、喘息持ちでした。発作が止まらず、2時間もかかる点滴を、日に3回も4回も受けることも良くありました。「この子は20歳になるまで生きないと思った」とやや大げさなところのある父は今でも言います。
病院のベッドで発作に苦しみながら点滴を受けていると、「いつか自分は死ぬんだな」「そんなに遠いことではないのかな」なんて考えるようになります。人生について考え出したのはこの頃なのでしょうね。また、うまく外を走り回ることができないので、本ばかり読むようになります。良く言えば理論派、実際は頭でっかちですよね。
「協調性がありません」
何に対しても、「なぜそれをしないといけないのか」を納得しないと動こうとしない子でした。体力に自信がないので物事を効率的に処理したいと考えるようになったというポジティブな面と、祖父母と同居で身体が弱いので過保護にされたために、理屈っぽい「嫌な子」になってしまっていたということも正直あると思います。
小学校の低学年ですでに、通信簿に「協調性がなく、掃除の時間にホウキを持ってぼーっと立っていることがあります」と書かれました。あんまりそんな厳しいこと書かれませんよね、まだ子供なのだから(キングオブコメディ風)。当時から頑張っているフリとか、納得していないことも人並みにやっておくとか、苦手だったんです。
でも、「こんな小さな教室を掃除するのに10人も必要ないし、そもそも何でわざわざホウキなのか。掃除機を使えば良いのに」なんてことを考えていました。最近ふとニュースを見ていたら、ホリエモンが「学校の掃除なんて外注の業者かルンバにやらせれば良い」とか言っていて衝撃を受けました。似てるんですよね、そういうところ。
「勉強だけできれば良いってもんじゃないんだ!」
勉強は、やらなくてもできました。士別の神童ですね(笑)。授業中は退屈なので良く、机に突っ伏して寝ていました。先生から見たらかわいくないですよね、そういう生徒。友達と同じ悪いことをやって怒られたときも「安田!お前は勉強だけできれば良いってもんじゃないんだ!」って他の子よりもひとこと余計に叱られました。
「学校の先生って、しょうもないな。そもそも優秀な人は銀行員とかになっているだろうし、この人は就職したくないから学校の先生になったのでは?」なんて考えたりもしていましたよ。そんな感じなので、世の中から与えられた仕組みが正しいなんて全く思えず、全てをとりあえずは疑ってかかるようになりました。やばいですね。
自分の子供を見て思うこと
最近9歳になった息子は、私に良く似ています。考えるのが好きですし、本や理屈も好き。ゲーム好きはちょっと困りますが、これも長所になりうると思っています。ただ、妻の素直さが半分入っているのと運動もそれなりにやっているので私のようなダークなことは考えていないようです。そこも同じだったら育てるのは大変なので嫌ですよね。
自分に似た小さな人を見て、会話をしていると色んなことを思い出します。親の立場になってみて初めて見えてくるものもありますよね。こうやって振り返ってみると、身体が弱くてこんなに育てにくい感じの自分を、根気強く育ててくれた両親には感謝です。今度また、実家に行かないと。遠いけど!それでは、また。