「学ぶ」「教える」「成功する」。誰もが「信用の器 フラスコ」を持ち、育てて、つながる10万人のコミュニティ・プラットフォーム

信用の器 フラスコ

「人生計画フォーラムという名前が悪い」というご意見に対して

長期的な視点であなたの夢を目標に変えて実現する、人生計画マスターコーチの安田修です。

人生計画フォーラムは、今はメンバーの方からの紹介を中心に人を増やしています。「良い人がいたら紹介して下さいね」と言うと何人かに一人の方は「名前が悪いから、紹介しにくいんだよねえ・・・」とおっしゃいます。大体そういう人は紹介なんてする気がない人なので良いと言えば良いのですが、なぜこの名前にしているのかという点については、一応整理しておきます。

「名前が悪い」の根拠

誤解のないように最初に書いておくと、この指摘が的外れというわけではありません。「人生計画フォーラム」という名前は何だか宗教か自己啓発っぽくて怪しいし、固い感じがしてとっつきにくいし、口に出すと恥ずかしいです。私も設立当初は、交流会などでは小さな声でもごもごしてたくらいですし。

「どういう集まりなの?」と聞かれたときに、「夢を目標に変えて実現する、まじめな大人の集まりです」とは私でもなかなか言えません。今は「誰でも自分のコミュニティを持つことができる、コミュニティプラットフォームです」と言えるようになったのでかなり楽になったのですが、だったら人生計画と名前に付けることが必要なの、という話です。

ごく自然な疑問だと思いますし、今から入会する人の中には、人生計画なんていう名前に抵抗感を感じる方がいるのも間違いないでしょう。でも面白いのは、「名前が悪い」と指摘する人に限って、良く聞いてみると最初は人生計画という名前に惹かれて私のところに来てたりするんですよね(笑)。

一人合宿で考えること

今年も正月に実施したんですけど、私は「一人合宿」というのを半年に一度くらいやっています。一人合宿というのは、4〜5日ほど時間を取って(今回は7泊8日)、誰にも会わずにデジタルデバイスを切り、ノートに事業と人生のビジョンなどを書いて頭の中を整理するという、まあイメージは「修行」みたいなことです。

あまりにも「名前を変えた方が良い」と言う人が多いので、いつも合宿ではそのことも考えます。過去の経緯もあってこの名前になっているだけで、今からゼロベースでこの仕組みを作り、ビジネスを展開していくならどうするだろうか。そもそも人生計画やコーチングは必要だろうか、賢いやり方ではないのではないかと。

そして、いつも同じ結論に達します。その結論とは「10万人になるときには他の名前でも良いかもしれないが、少なくとも1,000人になるまではこの名前が必要だ」です。この名前がないと、シミュレーション上でも崩壊するんです。人生計画とコーチングは人生計画フォーラムにとって車の両輪であり、外せません。

人生計画という名前に込められた想い

そもそもなぜこのような名前にしたのかという経緯を辿れば、コミュニティより先に人生計画があったこともまた事実です。企業向けの融資の仕事をしている中で多くの企業を分析し、事業計画に触れ、長期的なビジョンの重要性を痛感する一方で、なぜ人生には事業のような計画がないのか、という素朴な疑問が原点です。

事業というのは人生の一部分でしかないですから、あなたにとってどちらが大切かと言われたら、普通は人生ですよね。人生を投げうって事業を残したい、という人がいるかもしれませんが、それはつまりあなたの人生を事業という対象に向けて燃やし尽くすということです。人にとって大切なのは、人生です。

しかし、「人生の計画」なんて口に出すと恥ずかしいですし、「夢」や「お金」の話もこの社会ではタブーとされています。それを持つことができない人がいるのだから、配慮しろということを子供の頃から刷り込まれます。私はこれ、「洗脳」と呼んでいますけど。そんなもの捨てて部品になれ、という強烈な思想です。

そんなわけで、人生計画の価値を世の中に広げることが私が生きている意味です。でもこの考え方は、受け入れるのにもまた時間がかかるんです。だからコミュニティを作って人間関係を作りながら、じっくりと広げていこうと思って始めたのが、人生計画フォーラムなんですよ。知らなかったでしょう?(笑)

長期的な視点がないと、コミュニティは崩壊する

今はコミュニティプラットフォームの仕組みができつつあり、人生計画のことを知らない多くの方が「良くできた仕組みだ!」「とにかく楽しい!」と使ってくれるようになりました。これはこれで、ありがたいことです。多くの人が私の話を聞いてくださるなら、中には理解してくれる人も出てくると思いますから。

100人を越えたあたりから「名前が悪い」と言われることはぐっと減りましたが、むしろ人が増えたタイミングでこそ、する議論だとは思います。人生計画を捨てて、コミュニティプラットフォームとしての機能に専念する。経済的に成功しようと思ったら、これが早道かもしれないと思うことが何度もあります。

それでも今、人生計画という名前を捨てられないのはコミュニティの運営には長期的な視点が必要だと確信しているからです。長期的に考えられないと、フォーラム全体ももちろんですが、各ブランチの運営も継続できません。単発でイベントをやり、人が集まらずがっかりして活動をやめてしまう。視点が短期的だからです。

30年後、とまでは言いませんが3年先・5年先を見て明確な目標を立て、そこから逆算して動ける人ではないとこれから先、ビジネスで成功するのは難しいと言わざるを得ません。賢い消費者を騙すやり方では長く存続できませんから、賢くなる消費者と長く付き合うという考え方が必須になることでしょう。それでは、また。