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信用の器 フラスコ

イベントには誰も来ないのが当たり前

長期的な視点であなたの夢を目標に変えて実現する、人生計画マスターコーチの安田修です。

「ブランチのイベントを告知したのですが、誰も来ませんでした。難しいですね・・・(しゅんとする)」。はい、すごく良くわかります。場所を押さえてコンテンツを用意して、意気揚々と告知をしたのに誰も来ない。心が折れますよね。でも、イベントには誰もこないのが当たり前なんですよというお話です。

人が集まらないのが怖い・・・

セミナーやイベントをやって、人が集まらないというのは普通です。むしろ、自分のビジネスをやったことがないサラリーマンの人ほどこう言うんです。「そんなの、私には知り合いがたくさんいますから、その気になれば30人でも50人でも来てくれますよ」と。友達の少ない私からすれば、羨ましい気もする話ではあります。

そう思う人はぜひ一度、やってみてください。単なる飲み会ならともかく、ビジネスに繋げる(つまり売り込まれるかもしれないと相手が感じる)イベントに人を集めることが、どんなに難しいことか。「ああ残念、すごく興味はあるけどその日は日程が合わないので、次の機会にぜひ!」という人が偶然にも多いんです(笑)。

「行くのがめんどくさい」が基本

それはそうでしょう。「誘えば来てくれる」とあなたが見込んでいるのはある程度は関係性ができている相手だからだと思いますが、ではそういう人が、あなたのセミナーに5千円を支払ってくれますか?さらにはその後の個別相談にも来てくれて、最終的には月3万円とか6ヶ月で30万円の契約をあなたと結んでくれるでしょうか。

そこまでの関係性がある人は、数えられるくらいしかいませんよね(ちなみに私は3名でした)。もしそれを断られるくらいの関係性であるなら、敢えて5千円のセミナーには参加して、そのあとに断るでしょうか。「買う気もないのに数合わせで行くのも申し訳ない」と、ある程度の関係性のある人ほど、考えるものなんですよ。

そもそも、平日の夜や土日祝日の昼間にセミナーに参加する人って、かなり意識の高い人ですからね。少なくとも私がサラリーマンだった頃は、「休みくらいは休みたい」って思っていました。勉強するにしても、セミナーに行ったら変なワークとかさせられるし売り込まれるし、本でも読んでいる方が気が楽だ、と。

安田がやっているイベントはどうなの?

つい先ほども、ブログブランチという私がやっているコミュニティのイベントをやってきたのですが、参加者は5名でした。売り込まないしお金の負担もほとんどないイベントであるにも関わらず、そして114名のコミュニティを持っている私が開催しているのに、5名なんですよ。まあ、ほとんど告知もしていないんですけどね。

少し前までは、1人しか来てくれないとか誰も来ないというのはごく普通でした。そうなってくると人間って後ろ向きになってくるもので「むしろ明日は誰も来ないでくれ。その方が楽だから」という気持ちになるんです。そうやって、コミュニティやセミナーの継続開催を放棄していく人、多いんでしょうね。

それだけ集客というのは、難しいんです。そんな私でも、来週実施する人生計画フォーラム100人達成イベントは、会員限定で既に50名を超える申込を頂いています。今までの集大成として3ヶ月くらいかけて本気で集客をした結果がこれなので、実力以上だとは思いますが、正直「やっとここまできたか」という感慨はあります。

人を集めるために必要なこと

なぜ今、100人のメンバーがいてくれて、声を掛けるとその半分くらいの方が動いてくれるのかと考えたとき、情報発信と関係性構築を地道に続けてきたからだろうという結論に至ります。集客というのは情報発信力と関係性構築力の掛け算なので、そのどちらが欠けていても人は集まらない、動かないんだと思います。

雨の日も風の日もひたすらブログ・メルマガを書き続けて情報を発信し、誰も来ないかもしれないセミナーを毎週のように開催し続け、来てくれた1人ときちんと向き合う。そうやって1人1人と築いていった関係性が時間が経って積もり、気付いてみたら100人を越えていた、ということです。近道は私の知る限り、ありません。

関係性のない人1万人に向けて発信する情報も意味がありませんし、関係性のある人に届かない情報も意味がありません。掛け算ですから。「イベントを開催したけれど誰も来なかった」と嘆くより、次に開催するイベントに1人でも来てくれるよう、いま目の前にいる人と向き合っていくことこそが、集客の本質だと思います。

ブログもメルマガもコミュニティも、私がお勧めしているものは全てそうですが、すぐには結果が出ないものばかりです。最初は目に見える反応すらありません。なんともまあ時間のかかる、地道な話ですよ。でもそれだけに、正しい道だと私は思うのですが、いかがでしょうか。それでは、また。