長期的な視点であなたの夢を目標に変えて実現する、人生計画マスターコーチの安田修です。
人生計画フォーラムの特徴として、「メンバーに貢献を求めない」ということがあります。普通、コミュニティに入ったら「まずは貢献しなさい、そうすればあとから利益はついてきます」と教えられることでしょう。それは結果として嘘ではありません、でも、盲目的に従ってしまうのはちょっと違うんですよね。
なぜか「まずは貢献したい!」とみんな言う
新入会の方が自己紹介などで「フォーラムに貢献していきたいと思います」なんておっしゃることが多いのですが、私はこれに、いつも違和感を感じるんです。お金を払ってこれからサービスを活用していこうという人が、なぜ「貢献したい」なんて言うのかなと。「楽しみたい」「稼ぎたい」とかの方がよほどしっくりきます。
去年、苦手な交流会や他のコミュニティーを回っていてその謎が解けました。実は、コミュニティーの側から「入会したらまずは貢献しなさい!」って言ってくることが多いんです。まず与えなさい、そうすれば受け取ることができますよというわけです。そういう人しか入会して欲しくない、みたいな感じです。
貢献で成り立っているコミュニティーの構造
そういうコミュニティーの運営を見ていると、確かにメンバーの多大な「貢献」によって成り立っています。支部の代表者を始めいろんな種類の役員の方や、受付などのイベント運営、テーブルごとの盛り上げ担当など実に多様な役割がメンバーに振られ、多くの場合は無償で各自がその役割をこなしています。
半年くらい経つと、やれやれということで比較的新しく入ってきたメンバーにそれらの「重責」は引き継がれます。穿った見方をすると、大変な思いをしている役員がそのバトンを誰かに渡したくて仕方ないので、「貢献しなさい」と言っているようにも見えます。まあ、本部から来たマニュアルにそう書いてあるんですけど。
で、どこのコミュニティーに言っても貢献が求められるので、コミュニティーっていうのはそういうものだと思い込んでいる方が多いみたいなんです。洗脳ですよ、これ。仕組みを作る側からすれば、メンバーがみんな貢献したいと思い込んでくれるのは会の拡大に都合が良いのはわかるのですが、私はそれ、やりたくありません。
『情けは人のためならず』は間違っていない
念のため、誤解のないように書いておくと、「まず貢献をすれば、あとで得をするかもしれない」というのは間違った考え方ではありません。『情けは人のためならず』ではありませんが、人の世の中はそういう風にできていて、汗をかいている人は誰かが見ており、直接的でなくても何かの形で返ってくることは実に多いのです。
Aさんに対して良いことをして信頼を得れば、Bさんからそれが形を変えて返ってきたりします。不思議ですよね。自分の利益のことばかり考えて動けば、いずれ誰にも相手にされなくなります。なので貢献をすること自体は問題ではありません。自分の頭で考え抜かずに、何となく「そういうものでしょ」という思い込みだけで貢献をしようとするのが問題なのです。
利己的に行動せよ、ただし・・・
人生計画フォーラムで価値観としてお伝えをしているのは、「利己的に行動せよ。ただし長期的な視点で考え抜いた上で」ということです。上に書いたように、利己的な行動を短期的なことしか考えずに繰り返していれば、信用を失って長期的には損をします。極端な話、詐欺で儲かったとしても逮捕されますからね。
長期的な視点で考え抜いて利己的に行動するということは、10年後、20年後まで見据えて自らの利益を追究するということです。そうすると、今獲得するべきなのはお金ではなくて、信用だったり人との繋がりだったりすることに気がつくはずです。お金を払って信用を得られるのであれば、長期的には得なのではないかと(もちろん、金額と相手にもよります)。
長期的なキャッシュフローを最大化する
人生計画フォーラムの仕組みを説明すると「とても良い仕組みなのはわかりましたが、安田さんはどこで儲けるのですか?」と聞かれます。ここに気がつくのは賢い人です。そうなんです、メンバーが100人や200人の状態では、私は大して利益が出ないんです。むしろまだ、日々、我が家の貯金は減っています(苦笑)。
ただし、ボランティアでやってるつもりは全くありません。長期的には大きなキャッシュフローを生み出せると考えています。本当に10万人になったとしたら、そのときには私は資産家ですよ。その長期的なキャッシュフローは今どうなっているかというと、100人のとてもレベルの高い方からの信頼、という形をとっています。
100人の方を騙しているわけではありません。それこそ集まってくれている100人のメンバーに「貢献」をすることで、自分が長期的に得をすることがわかりきっているので、私の貢献は本物なんです。そうやって、長期的に考え抜いた上で利己的な行動をした結果として、できることならば「本物の貢献」をして頂きたいと思います。もちろん、貢献なんてしないという結論もあり得ると思いますよ。それでは、また。