人生計画であなたの夢を目標に変えて実現する、シナジーブレインの安田修です。
私は強い意志を持ち、あらゆる困難を乗り越えて起業しました。・・・と言えばかっこいいのかもしれませんが、そんなわけはなくて、条件が整うのをじっくり見て「これならいける」ということでおそるおそる一歩を踏み出したというのがきっと実情なんですよね。そんな「条件」にあたると思われるモノを纏めます。
iPhone
私は今でこそMac製品は好きですが、ガジェットが好きでたまらない、新しいモノが出たら全部即買いやで!という程のガジェットオタクではありません。イノベーター理論でいえばせいぜい、アーリーマジョリティくらいでしょう。みんな持ってたら欲しいなという。それでも、iPhoneの登場には衝撃を受けました。
何だこれと。これを持っていたら、パソコンでするべきことが全部できてしまう。オフィスがいらなくなるじゃないかと。事実、それからノマド族と言われる人達が増え始め、オフィスがいらないは言い過ぎににしても、かなり機動的に仕事や他者とのコミュニケーションができるようになってきています。
そうやってスピードアップしていくプライベートに、大企業がどんどん置いていかれるような感覚がありました。ハンコをいくつ突いているのか、大阪から社内便が届くまで決済できないって何だと(笑)。営業もしていましたから、喫茶店でサボっている時間にどれだけ仕事ができることかと歯がゆい思いをしました。セキュリティ面への過剰な(?)配慮から、喫茶店ではサボるしかなかったんです。ああ辛かったなあ。
あとは、iPodにiPhone、iPad、iMac、Macbookという一連の画期的な商品を生み出したスティーブジョブズという人の影響もありますよね。どんどん世界を変えていっている人がいるのに、これだけ疲れる仕事をしながら1ミリも世界を変えていない自分って何なんだろう、みたいな。
Googleサービス各種
あとは、Google Analytics、Google AdWords、Google appsといった各種サービスの存在も、「こうしてはいられない」と思わせた大きな要因です。大きな資本を持っていない個人に近い規模でも、頭を使えばWeb上でSEOの工夫をしたり広告を出して、集客することができる。コストをかけずに協業することもできる。
調べていくとリザーブストックや会計ではfreeeなど安くて優れたソフトがたくさんありますし、少しの費用でサーバーを借りて、ドメインを取って、Wordpressによって本格的なホームページも立ち上げられる。アフィリエイトの仕組みを使えばブログなどでほとんどコストをかけずに収入を得ることも可能ではないかと。
シェアオフィス
そう思って調べていくと、シェアオフィスもせいぜい月に3万円もあれば借りられて敷金・礼金も不要。会社を設立してもせいぜい30万円もあれば十分だということに気付きます。起業をするためにあったはずのお金の障壁が、驚くくらい低くなっている。これ、そのうち起業が当たり前になるのではないかと感じました。
何より、これだけ情報とコミュニケーションのコストが低くなると、大企業でないとできないことってかなり限られてきます。大企業の中の「誰かと誰か」でないとできないことはあっても、大企業という形態を取る必要がない。そのうち、大企業はばらばらになってしまうのではないかと半ば本気で考えています。
コンサルタントの教科書
あとは、とにかく本をたくさん読んだ中では、和仁達也氏の『コンサルタントの教科書』が影響が大きかったですかね。もちろん色々な本から少しずつ影響を受けるわけですが、この本を読んで「ああ、コンサルタントとして自分はやっていける」と確信しました。詳しくは書きませんが、興味のある方はぜひご一読を。
私も、これくらいの影響を人に与えることのできる本を書きたいものです。それはともかく、これらの情報を総合的に考えると「早く起業をしないと損なのではないか」という考え方に徐々に変化していきました。今でも基本的にそれは変わっていなくて、「20代でやっておけば良かったかな」と思うくらいです。
コブクロとアナ雪
そんな中、何気なく聞いている歌からも影響を受けたのではないかと疑っているのですが(笑)、その一つがコブクロの『願いの詩』ですね。歌詞はこちら。これを確かもう10年以上前に、東北をドライブしていたときに聞いていて、「このままではいけないなあ」と強く思ったんですね。「もう飛べないかもなあ」と。
で、もう一つが、これを挙げるとアホかと思われるので嫌なのですが、ご存知アナ雪の『レット・イット・ゴー〜ありのままで』ですね。いやまさかこれの影響は受けていないだろうと思いたいのですが、ちょうど映画の公開が会社を辞めることを決意した時期と重なるので、案外・・・と。いやまさか(笑)。
「自分の頭で考える」と言っても、iPhoneからアナ雪まで、様々な刺激を受けながら考えるわけですよね。どれか一つが欠けたら起業をしなかったかというとそうではないのですが、少しずつ影響を与えられているわけです。このブログも、あなたにとってそんなものの一つなんじゃないかなと思うんです。それでは、また。