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「ブログに何を書くか」の前に決めないといけないこと

人生計画であなたの夢を目標に変えて実現する、シナジーブレインの安田修です。

ブログに書くネタはどうやって考えているのか、というご質問を良く受けます。「いやあ、ひねりだしているだけです」と答えるのですが、ブログを続けていくことにおいてネタ探しというのは実は、本質じゃないんですよ。

何のためにブログを書いているのか

ただ漠然と「多くの人に読まれる、面白いことを書こう」と思うと、却ってネタ探しに苦労することになると思います。面白いということには色んな意味があって、読む人によってその定義も違うからです。女子高生が読んで面白いものが、お年寄りが読んでも同じように面白いということは全然ないわけです。

従って、「面白い」記事を書くには記事ごとに、誰に読んでもらうかを想定しながら書く必要があるのですが、対象を毎回変えるというのも、しんどい上にあまり意味がないことです。ブログ全体で、想定読者(ペルソナ)を決めてしまった方が楽です。誰か一人想定読者を決めて、その人が読みたいことを書くんです。

誰に読んでもらうかを決める前に、何のために読んでもらうかがあります。結局、ここが決まっていないから続かないんです。たまに「俺の自己満足のためのブログ」というのがありますが(笑)、これだとまず続きません。集客なのか、知り合いに近況を知らせるためなのか、友達を増やすためなのか。目的を決めましょう。

その記事の目的は何か

全体の目的が決まり、想定読者が決まったら、その人が興味を持ちそうなテーマで記事を書きましょう。「食べ物の写真を載せただけの記事に意味があるか、ないか」みたいな議論も散見しますが、これも想定読者が必要としている情報であれば意味があると言えます。「俺の自己満足」だと意味はないですね。

私の場合だと、広い意味での集客を目的にしていますから、記事を読んだ人が私に興味を持ってくれて、会いにきてくれたら成功だと言えます。ついでに言ってしまうと想定読者は3年前の自分です。起業を目指しているけれども、結婚して子供もいて、身動きが取れなくなっているサラリーマンの方です。そういう人を「解放」するのが、私のライフワークですから。

その周辺として、経営者の方とも知り合いになりたい、編集者の人にも見てもらいたい、夢を実現させたい多くの方にも・・・と対象は広がっていき、また直接的に共感を得るのではなく、バズを起こして多くの人の目に止まることを意図した記事を書いたりする工夫もしていくわけですが、少なくとも最初は「誰か一人」になるまで対象を絞り込んだ方が良いでしょう。

SEOを意識する

SEO(Search Engine Optimization)つまり「Google先生にうまく見つけてもらうこと」を意識して記事を書くべし、というのもブログの基本なのですが、まあ最初は良いんじゃないでしょうか。シンプルに「人に読まれる記事を書けば、少しずつ読まれるようになるし検索でも引っ掛かるようになる」という理解で良いかと。

これも、最初に決めた目的次第です。目的が「経営している花屋に多くのお客さんを呼び込む」ことだったとしたら、SEOは最重要です。「◯◯区 花」で検索して上位に出てくることを目的として全体のコンテンツを作り込む、その一部がブログだということですから。この場合、適当に書いた記事に意味はありません

私も100記事、200記事と書いているうちに並行してSEOは勉強して、文中に出てくるキーワードの割合や、バズワードをうまく散りばめるなどテクニックは密かに使っています。しかしSEOに関してはロングテールSEO、ごく少数の人が検索するキーワードを偶然に拾うことを意識して(つまりあまり意識せずに、一定の分量の文章を自然な言葉使いで)書いています。

というのはあくまで、慣れてから考えれば良い

なーんて、私は今でこそ色んなことを考えながら戦略的にブログを活用しているものの、この話を聞いて「うわあ、大変そうだからやめておこう」という人がいたら本末転倒ですよね。最初はとにかく書き始めること、習慣化することが大切です。私はサラリーマン時代にレンタルオフィスを借りて、まず「仕事が終わってからブログを毎日、必ず1記事2千文字以上を書く」と決めました。

匿名で始めましたから最初は誰も見ていませんし、不平不満・誹謗中傷に近いことを書いたこともありました。そうやって毎日書いていると、「何も考えずに書き続ける」ということが逆に辛いということに気付きます。想定読者を決めて、目的・テーマがあった方が良いとか、どうやったらバズるんだろうということを「実験」しながら書いた方が実は楽なんですよね。

書き続ける以上は、結果として戦略的にならざるを得ないと言いますか。色々やっているうちにフィードバック(例えば炎上、批判など)が得られ、ではやり方を変えてみようかと試行錯誤をします。そうやって書いていれば文章も洗練されてきますし、何より自分のスタイルができてくるんですよ。それでは、また。