人生計画であなたの夢を目標に変えて実現する、シナジーブレインの安田修です。
先日、ちょっとした私の不注意で6歳の娘に「クリスマスプレゼントを買っているのはパパとママなのではないか」という疑問を抱かせてしまいました。それで、この辺りで一度「サンタさんって本当にいるの?」という疑問に真正面から挑んでみようと思います。よい子のみんなはこれ以上、読んではいけないよ。
どこかで気付く、親の優しい嘘
まずは一般的な話からすると、小さな頃は誰もが「サンタクロースはいる」と信じていましたよね。そして、大きくなるに従って、どこかのタイミングで「プレゼントを枕元に置いているのは、どうやら親である」ということを知り、がっかりします。そのこと自体を親が認めてしまうタイミングも、きっと来るでしょう。
もしもこの文章を読んでいるあなたが小学生だったら、たった今、がっかりしているかもしれませんね。確かにプレゼントを買っているのはご両親かもしれません。でも、安心して下さい。サンタさんが本当にいるかどうかは、まだ結論が出ていないんですよ。サンタさんがいないということを確かめた人は、誰もいないんです。
信じる子のうちにはやってくる説
プレゼントを親が買っている家庭があることの説明として私が有力だと思うのは「サンタさんは信じる子のうちにしかやってこない」という説です。それはそうでしょう。サンタさんが何人いるのかははっきりしませんが、日本だけでも何百万人もいる子供の全てにプレゼントを配るなんて、とても不可能ですから。
なので、サンタ側は何らかの方法でプレゼントを渡す子供を選んでいると考えるべきです。良い子・悪い子という基準もあるでしょうけれども、私だったら自分の存在を信じてくれる子を優先します。なので、サンタさんのことを信じていない家庭は、仕方なく両親が自分でプレゼントを買い、枕元に置くという役回りになります。
このことから、例え隣の家ではパパやママがサンタさんの役をやっていたからといって、それがサンタさんの存在を否定する根拠にはなりません。「サンタはいない」という家では、サンタさんを信じていないというだけのことです。
近代化によって位置付けが変化した説
また、もし隠されたプレゼントを見つけてしまったとしても、まだ大丈夫。こちらの説も有力です。
もしかしたら昔は、サンタさんが全ての子供にプレゼントを用意して、配っていたかもしれません。しかし、今の子供が欲しがるプレゼントはどんなものでしょう。Wiiu、DS、ベイブレード・・・とても、サンタさんが手作りできるようなものではありません。彼が立派な工場をもっていたとして、Wiiuを作れるのは任天堂だけです。
そこで、時代の変化に伴いサンタさんがくれるのはオモチャそのものではなくて、「心」ということになりました。任天堂が作ったWiiuを、Amazonというお店を通して佐川急便のお兄さんが配達するかもしれません。枕元に置くのはパパやママかもしれませんが、その子にプレゼントをあげると決めたのはサンタさんその人です。
なぜ、いないと思うのか
サンタクロースについては謎に包まれており、その存在の仕方には諸説あるのですが、私はどうも「サンタさんは存在する」と考えても良いのではないかと思っています。なぜなら、サンタクロースが存在しないことを確かめた人が、まだ誰もいないからです。一方で、子供たちの枕元には毎年、プレゼントが置いてあります。
プレゼントがある以上、普通に考えたらサンタクロースはいるのであり、「いない」と考えることの方が無理があると思うのです。いないなら、なぜプレゼントが置いてあるのかということの謎を解かなくてはなりません。私はその謎を解くことができませんし、誰もその謎を解けないだろうと思うのです。
ゆえに、多くの大人たちの常識に反して、実は「サンタクロースは存在する」と考える方が妥当なのではないかと思うのです。
サンタクロースは実在する
仮に、世界中をくまなく探しまわっても、サンタクロースというヒゲの生えたおじいさんはどこにもいなかったとしましょう。しかしだからといって、サンタクロースはいないのでしょうか。枕元にオモチャを置いたのがパパやママであり、運んだのが佐川急便であり、作ったのが任天堂だとしても、なぜそのオモチャはクリスマスにその子に届くのでしょうか。
私はそこに「意志」の存在を認めます。別にスピリチュアルな話ではありません。その意志こそが、サンタクロースなのだろうと思うのです。パパやママが決めたのでもなく、佐川急便が決めたのでもなく、任天堂が決めたのでもない。そういう意志が、クリスマスには働いているのだと思えるんですね。
だから、娘に「サンタさんは本当にいるの?」と聞かれたら、胸を張って「いると思うよ。パパはまだ会ったことがないけど」と答える大人でありたいんです。私は嘘はつきませんが、サンタさんはいると思います。何より、いると考えた方が楽しいですしね。それでは、また。よいクリスマスをお過ごし下さい!