人生計画であなたの夢を目標に変えて実現する、シナジーブレインの安田修です。
何を隠そう、私は本が好きです。8歳の息子もすでにそうですから、生まれついての性格もあるのでしょう。良く聞かれるのが「どんな本を読んでいるんですか?」「どんな選び方をしているんですか?」ということなので、好きな本を読んだら良いのにと思いつつ、今回は難しいなりにもこれに答えてみようかなと。
好きなジャンルと読書量
以前、何かの記事で書いたような気がしますけど、私はあまり小説を読みません。司馬遼太郎と浅田次郎、山﨑豊子を一通り読んだくらいで、あとははやりものをたまにチェックするくらいですかね。それよりも専門書、ビジネス本や自己啓発本、ノンフィクションや科学に関する本などの方が好きで、実際に良く読んでいます。
量は、週に3〜5冊くらいですかね。1週間も本を読まないと頭が悪くなっていくような気がします。起業してからは時間の自由があるで、週に2〜3回はカフェで本を読む時間、考える時間を作っています。映画も観るようになりました。良質なインプットが良いアイディアを生み出すので、以前より胸を張って遊んでいます。
良いと思った本は、3千円くらいまでなら即購入ですね。まだ紙の本を好んでいます。マンガは買わないルールにしているので漫画喫茶か電子書籍ですが、図書館はほとんど使いません。起業してからは経費にできるので、5〜6千円の本でもポンと買ってしまうようになって、本代が順調に経営を圧迫しています(苦笑)。
セミナーを作るくらいなら本3〜4冊
何か必要があれば、テーマを決めて集中的に特定のジャンルの本を読むこともあります。典型的には、何かセミナーをやるときですかね。例えば「コーチング」をテーマにしたセミナーを作るとすると、まずはコーチングに関する本を3〜4冊、書店で買ってきます。こういうときはアマゾンではなくて、リアル書店ですね。
1冊は自分の考えと近いものを、そして1冊は真逆の考え方であるものを選びます。それで主要な論点と、その反論が大体揃いますから。残り1〜2冊はそれでカバーしきれないと思われるエリア、やや亜流の意見などを選びます。少しアレンジすれば資料として使えそうな図表があったりしたら、それだけでその本は買います。
一般の方を相手にするセミナーであればどんなテーマであっても、これでコンテンツはできる材料はそろうと思います。もちろん、最後に自分の経験や意見を入れて「魂を込め」ないと素晴らしいものにはなりませんが、魂が入る前の仏像くらいまでは、本が3〜4冊あれば形が作れますよということですね。
著者に会うときは代表作くらいは
あとは、誰か人に会うときはその人の代表作くらいは読むようにします。急であれば無理ですが、1週間もあるなら読みますね。その人と親しくなりたい場合には、あらかじめ著書を全部読むこともあります。著者が喜ぶと考えてサインをねだるところまでやる人がいますが、私はこれはあまりやりません。迷惑かなと思うので。
その人がどんな人でどんな経歴を辿ってきて、何を考えているか。そういうことが全て本には書いてあるのですから、その人に関心があるなら当然、著書は読みますよね。ブログやFacebookの最近の投稿くらいは、会う前にチェックしますよね。本だと少し手間がかかりますが、効果はそれらよりも大きいですから、便利です。
ぶっ飛んだ本を選ぶ
これくらいかなあ。あ、あとは、たまに「ぶっ飛んだ本」を読みます。高等数学とかアルゴリズム、宗教に精神世界、陰謀論に秘密結社、犯罪心理や性嗜好、明らかに他の対象(例えば女性、医者など)向けの本とかですね。これは、凝り固まった筋肉をほぐすというか、ちょっと違った角度から刺激を与える感じです。
旅行に行ったり、食べたことのないものを食べる、やったことがないスポーツを経験してみたりするのと、感覚は近いかもしれません。こういう本の比率があまりに高まると帰って来れなくなる(笑)ので危険なのですが、マトモな本をたくさん読んでいるので、たまには大丈夫でしょう。大丈夫なんじゃないかな、多分。
つまらない本をどうするか
私は本を選ぶときは著者の経歴と目次だけは確認しますが、割と簡単に買ってしまいます。価格より価値が低い本ってそんなにはないと思いますから。それでも、それが面白くなかった場合にどうするのか。買った本を途中で諦めるのって、難しいですよね。これ、私の場合は途中から「速読モード」に変わりますね。
別に、速読ができるわけではありません。一度習ったことがありますけど、結局目を早く動かすだけで意味がないと思ってやめました。私が言う「速読モード」というのは、ただぺらぺらとページをめくり、見出しだけはしっかり読んで、本文をななめ読みするやり方です。それで引っ掛からない情報は、捨てます。
どうせ、読んだ本の内容なんて30%も頭に残っていませんよ。長期的には多分、1%くらいまで下がるんじゃないですか。でもその1%が生み出す価値が本の価格を超える、そう信じて読んでいますし、感覚的には十分にモトは取れているんじゃないかなと思います。少しは参考になるでしょうか。それでは、また。